2009年12月11日
いよいよ雪!?
テレビの週間予報を見た方・・・アレッと思った方も多いのでは?
Kasayanのスタッドレス交換チキンレース・・・・決めましたよ・・・・
まず、気象庁17時発表の週間予報を見ておきましょう。

16日から三日間連続で雪だるまが並んでいます(赤でかこいました)。
また、14日(月)は傘マークですけど、予報文は「一時雨か雪」になっています。
いよいよ雪マークが並ぶようになりましたよね。
ホントにそうなるの?まずは一週間分の天気図をザッと眺めてみます。
(並んでいる天気マークは、雪マークがついている北部だけ。南部の方は上の予報を見てください。)

低気圧と高気圧の位置が微妙に変化はしているものの、ほぼ毎日、大陸に冷た~い高気圧、北海道付近に低気圧が居座っています。
これまで腰砕けだった西高東低の冬型の気圧配置が続きそうなんですよね。
もっとも、西高東低になっている位置がやや北より。
ということで、雪マーク一発の強烈な雪にはならないで、曇りベースの一時的な雪の予想なんでしょう。
そして、降ってくるものが雪になるために必要な寒気・・・予想気温を見ると、14日以降、日を追うごとに最低気温が下がっていきます。
そこで、寒気の様子を別の天気図でチェックしてみることにします。

雪の目安の一つになる上空1500m付近でマイナス6℃の線。
ちょっとわかりにくいかもしれませんけど、14日は新潟県沿岸にあった線は、17日には長野県中部あたりまで南下しています。
比較的標高の高いところで雪になった今日・・上空1500mの気温は0℃程度ですから、来週はそれなりに十分な寒気が南下してくるといってよいでしょう。
もうちょっとわかりやすいようにグラフで見てみます。

真ん中のゼロの線が平年の気温・・・13日(日)より前は平年より高めですけど、14日あたりから平年を下回るようになっていますよね(ちなみに館野は関東です)。
ここまでで、何かが降れば雪の可能性大ということがわかりました。
気象庁発表の週間予報・・・北部の予報の信頼度は17日、18日ともB。
週間予報としてはマズマズ。
それ以外はCが並んでいますけど、降る降らないは別として、何か降れば雪の可能性が高くなっているわけですから・・・・・Kasayanは、スタッドレスタイヤに交換することに決めたわけです。
ついでに、今日発表されたむこう一か月の予報もチェックしときます。
スタッドレスに交換しても、すぐに暖かくなっちゃったら悔しいですから。

12月12日から1月11日までが対象期間ですけど、気温については、少なくともこの先2週間・・クリスマスあたりまでは、平年より低い、あるいは平年並みの確率が70%以上の確率で予想されています。
年内は、いつもながらの寒さになる可能性が高そう。
まあ、今週末にタイヤ交換するのが妥当でしょう。
あ・・・自分のための気象解析はハズレるのが通常・・・・失敗しても責任は持てませんから。
そして、最後にオマケ・・・天気に興味のある方はご覧あれ。

これ、北半球を北極から見た上空5500m付近の天気図の平均値・・・来週の予想です。
北極付近は冷えていて、冷えた空気は重くなるので冷たい空気がたまって高気圧になってます。
これが上空を蛇行する空気の流れによって、周期的に南下してきます。
赤の点線が上空の気圧に谷で、この谷が西側に迫ってくると寒気が南下してくるのですが・・・・
この谷、来週は日本の西にある傾向。
寒気が南下する傾向が続くんですね・・・・この状態が月末までは続きそう・・・というのが気象庁の見解。
これが当たるかって?
なにせ一か月予報ですから・・・・・・
Kasayanのスタッドレス交換チキンレース・・・・決めましたよ・・・・
まず、気象庁17時発表の週間予報を見ておきましょう。

16日から三日間連続で雪だるまが並んでいます(赤でかこいました)。
また、14日(月)は傘マークですけど、予報文は「一時雨か雪」になっています。
いよいよ雪マークが並ぶようになりましたよね。
ホントにそうなるの?まずは一週間分の天気図をザッと眺めてみます。
(並んでいる天気マークは、雪マークがついている北部だけ。南部の方は上の予報を見てください。)

低気圧と高気圧の位置が微妙に変化はしているものの、ほぼ毎日、大陸に冷た~い高気圧、北海道付近に低気圧が居座っています。
これまで腰砕けだった西高東低の冬型の気圧配置が続きそうなんですよね。
もっとも、西高東低になっている位置がやや北より。
ということで、雪マーク一発の強烈な雪にはならないで、曇りベースの一時的な雪の予想なんでしょう。
そして、降ってくるものが雪になるために必要な寒気・・・予想気温を見ると、14日以降、日を追うごとに最低気温が下がっていきます。
そこで、寒気の様子を別の天気図でチェックしてみることにします。

雪の目安の一つになる上空1500m付近でマイナス6℃の線。
ちょっとわかりにくいかもしれませんけど、14日は新潟県沿岸にあった線は、17日には長野県中部あたりまで南下しています。
比較的標高の高いところで雪になった今日・・上空1500mの気温は0℃程度ですから、来週はそれなりに十分な寒気が南下してくるといってよいでしょう。
もうちょっとわかりやすいようにグラフで見てみます。

真ん中のゼロの線が平年の気温・・・13日(日)より前は平年より高めですけど、14日あたりから平年を下回るようになっていますよね(ちなみに館野は関東です)。
ここまでで、何かが降れば雪の可能性大ということがわかりました。
気象庁発表の週間予報・・・北部の予報の信頼度は17日、18日ともB。
週間予報としてはマズマズ。
それ以外はCが並んでいますけど、降る降らないは別として、何か降れば雪の可能性が高くなっているわけですから・・・・・Kasayanは、スタッドレスタイヤに交換することに決めたわけです。
ついでに、今日発表されたむこう一か月の予報もチェックしときます。
スタッドレスに交換しても、すぐに暖かくなっちゃったら悔しいですから。

12月12日から1月11日までが対象期間ですけど、気温については、少なくともこの先2週間・・クリスマスあたりまでは、平年より低い、あるいは平年並みの確率が70%以上の確率で予想されています。
年内は、いつもながらの寒さになる可能性が高そう。
まあ、今週末にタイヤ交換するのが妥当でしょう。
あ・・・自分のための気象解析はハズレるのが通常・・・・失敗しても責任は持てませんから。
そして、最後にオマケ・・・天気に興味のある方はご覧あれ。

これ、北半球を北極から見た上空5500m付近の天気図の平均値・・・来週の予想です。
北極付近は冷えていて、冷えた空気は重くなるので冷たい空気がたまって高気圧になってます。
これが上空を蛇行する空気の流れによって、周期的に南下してきます。
赤の点線が上空の気圧に谷で、この谷が西側に迫ってくると寒気が南下してくるのですが・・・・
この谷、来週は日本の西にある傾向。
寒気が南下する傾向が続くんですね・・・・この状態が月末までは続きそう・・・というのが気象庁の見解。
これが当たるかって?
なにせ一か月予報ですから・・・・・・
2009年12月11日
天気予報は当たるのか?(12月11日)
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
こんな感じの朝ですねぇ。
日が出たあと、家の窓から見えた菅平方面。

標高600m以上は雲に覆われて、雨に煙っていました。
煙突の煙は北東にたなびき、南西の風。
アメダスを見ると、この風、野尻湖を越えて日本海まで流れています。
今朝は、今日の天気に加えて、最後に明日土曜日の予報も見ときます。
回復するんかいな?・・・心配ですよね。
もうひとつ、今夜はスタッドレス交換チキンレースの最終?の検討をする予定。
いよいよかな?
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

ザクッと天気傾向を・・
西日本は「のち くもり」や「のち 晴れ」の回復エリア。
中部は・・・傘マーク一発の一日中雨エリアになってることだけ把握しときます。
3、長野県の予報
長野にズーム。天気マークしか見ていないんじゃ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。

もちろん、長野県も全域傘マーク一発の一日中雨。
予報文もキチンと読めば、「所により」のオマケがついています。
「夜のはじめ頃 まで 雪」・・・南部は「昼前 まで」ですね。
夜のはじめというのは、18時~21時のこと。
そうなると、日中雪になるのはどこ?を考えとく必要がありますね。
埼玉の秩父に雪だるまがついているのが気になります・・・「朝一時雪」でした。
関東のくせに?大胆に雪マークを付けてくる理由?これはKasayanの後の宿題にしときます。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

天気図に書き込んだとおりです。
太平洋の低気圧が南の湿った暖かい空気を北へ吸い上げ、日本海の低気圧がもう一段、これを吸い上げて、雨のモトを供給するというイメージです。
低気圧がのろのろ進みますから、長野は一日中雨。
じゃ、「所により雪」になるのはどこなんでしょう?

Yahoo天気にある「雨雪判別」という画像を引用しました。
実況に予想計算値や地形の情報を加えてアメリカのソフト(なんとフリーウエア)で再計算したものらしいですが、標高およそ1500m前後以上では雪になるとみているようです。
ちょっとあやしい感じもしますので、上空の気温も合わせて確認。

上空2000m付近の気温・・・東の群馬・埼玉県境では0℃前後ですが、県内はプラスの気温。
ひかくてき暖かいようです。

アルプスの頂上・・・3000m付近では氷点下。
アルプスの頂上付近では雪・・・これがどこまで融けないで落ちてくるか?
やっぱり1000m以上のところは雪か雪が混じると考えてよさそうですけど・・・盆地は?
地上付近が2℃前後ならそのまま雪で落ちてくる可能性が高いですから、地上の気温を見てみます。

今朝5時の地上の気温ですけど、盆地で氷点下のところはなく、5℃前後のところもあって、比較的気温は高め・・・書き込んだ日中の予想気温も5℃以上ばかりですから、平地まで雪になるところは少ないでしょうね。
もっとも、2℃以下の軽井沢や茅野方面、上高地方面の峠は、朝を中心に雪の可能性が高そうです。
雪はここまでにして、本当に一日雨?って思うのが当然ですから、雨の上がるタイミングをチェック。

深夜24時に、ようやく雨雲が東へ抜けますから・・・忘年会の帰り、傘を忘れないでくださいね。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
今日の予報・・・・当たるんでしょうね。
ハズレる要素を考えるのが難しいです。
多少、雨の止み間はあるかもしれませんけど・・・・
最後は週末土曜日明日の予報をチェック。

上で見た雨が上がるタイミングの計算値とはちょっと違うGSMという計算値で明日まで覗いてみると・・・新潟県まで雨雲は迫ってくるのですが、長野県は一日をとおしてこの雨雲がかかりません。
予報文と天気マークを見ると北部曇りベース、中南部晴れベース。
中南部は天気回復と思って良いですけど、北部の予報はあやしいので、夕方5時に発表される天気予報で再チェックする必要があると思います。
1、今日の一言
作詞:荒井由実 作曲:荒井由実
雨音に気づいて 遅く起きた朝は
まだベッドの中で 半分眠りたい
ストーブをつけたら くもったガラス窓
手のひらでこすると ぼんやり冬景色
こんな感じの朝ですねぇ。
日が出たあと、家の窓から見えた菅平方面。

標高600m以上は雲に覆われて、雨に煙っていました。
煙突の煙は北東にたなびき、南西の風。
アメダスを見ると、この風、野尻湖を越えて日本海まで流れています。
今朝は、今日の天気に加えて、最後に明日土曜日の予報も見ときます。
回復するんかいな?・・・心配ですよね。
もうひとつ、今夜はスタッドレス交換チキンレースの最終?の検討をする予定。
いよいよかな?
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

ザクッと天気傾向を・・
西日本は「のち くもり」や「のち 晴れ」の回復エリア。
中部は・・・傘マーク一発の一日中雨エリアになってることだけ把握しときます。
3、長野県の予報
長野にズーム。天気マークしか見ていないんじゃ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。

もちろん、長野県も全域傘マーク一発の一日中雨。
予報文もキチンと読めば、「所により」のオマケがついています。
「夜のはじめ頃 まで 雪」・・・南部は「昼前 まで」ですね。
夜のはじめというのは、18時~21時のこと。
そうなると、日中雪になるのはどこ?を考えとく必要がありますね。
埼玉の秩父に雪だるまがついているのが気になります・・・「朝一時雪」でした。
関東のくせに?大胆に雪マークを付けてくる理由?これはKasayanの後の宿題にしときます。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

天気図に書き込んだとおりです。
太平洋の低気圧が南の湿った暖かい空気を北へ吸い上げ、日本海の低気圧がもう一段、これを吸い上げて、雨のモトを供給するというイメージです。
低気圧がのろのろ進みますから、長野は一日中雨。
じゃ、「所により雪」になるのはどこなんでしょう?

Yahoo天気にある「雨雪判別」という画像を引用しました。
実況に予想計算値や地形の情報を加えてアメリカのソフト(なんとフリーウエア)で再計算したものらしいですが、標高およそ1500m前後以上では雪になるとみているようです。
ちょっとあやしい感じもしますので、上空の気温も合わせて確認。

上空2000m付近の気温・・・東の群馬・埼玉県境では0℃前後ですが、県内はプラスの気温。
ひかくてき暖かいようです。

アルプスの頂上・・・3000m付近では氷点下。
アルプスの頂上付近では雪・・・これがどこまで融けないで落ちてくるか?
やっぱり1000m以上のところは雪か雪が混じると考えてよさそうですけど・・・盆地は?
地上付近が2℃前後ならそのまま雪で落ちてくる可能性が高いですから、地上の気温を見てみます。

今朝5時の地上の気温ですけど、盆地で氷点下のところはなく、5℃前後のところもあって、比較的気温は高め・・・書き込んだ日中の予想気温も5℃以上ばかりですから、平地まで雪になるところは少ないでしょうね。
もっとも、2℃以下の軽井沢や茅野方面、上高地方面の峠は、朝を中心に雪の可能性が高そうです。
雪はここまでにして、本当に一日雨?って思うのが当然ですから、雨の上がるタイミングをチェック。

深夜24時に、ようやく雨雲が東へ抜けますから・・・忘年会の帰り、傘を忘れないでくださいね。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
今日の予報・・・・当たるんでしょうね。
ハズレる要素を考えるのが難しいです。
多少、雨の止み間はあるかもしれませんけど・・・・
最後は週末土曜日明日の予報をチェック。

上で見た雨が上がるタイミングの計算値とはちょっと違うGSMという計算値で明日まで覗いてみると・・・新潟県まで雨雲は迫ってくるのですが、長野県は一日をとおしてこの雨雲がかかりません。
予報文と天気マークを見ると北部曇りベース、中南部晴れベース。
中南部は天気回復と思って良いですけど、北部の予報はあやしいので、夕方5時に発表される天気予報で再チェックする必要があると思います。