2011年04月30日
東日本の風向と降水(4月30日)
3月中旬から、中断していたブログをボチボチと再開してはや1か月以上になりました。
原発に起因する放射能の大気中の観測値は、原発付近をのぞいて減少する一方で、風や雨による影響もKasayanが見る限りでは相関が感じられません。
とりあえず、落ち着いた?・・・という感じはしますが・・・これからとうなるんでしょう?
さて、明日から5月・・・・第1日目から、メイストーム・・・のような?天気になりそうです。

日本海を低気圧が急速に発達しながら北上。
低気圧に伴う寒冷前線が夜にかけて日本を横断。
掃除機のような低気圧に吸い込まれる南西の風が吹き荒れる・・・・そして湿った空気の影響で雨・・・寒冷前線が通過する際には、雷雨や突風の可能性も・・・・
メイストームという人もいると思いますが、Kasayanのイメージとしてはちょっと違うような・・・・(どちらでもイイんですけど・・・)。
今日に引き続き、東日本太平洋岸は、海岸線にそったような南西の風が吹き・・・荒れる・・・という感じだと思います。


必要なことは、図中に書き込んでおきましたが、いずれにせよ、明日は行楽日和じゃないことは確かですね。
2011年04月29日
東日本の風向と降水(4月30日予想)
週間の風向や風速の予想・・・ここのところ、とんと御無沙汰していますが、あれ・・・ちょっと時間がかかるんです・・・・
ゴールデンウィークですから、久々に・・・とは思うのですが、今日も通常どおり、明日30日の気圧配置と風・・雨の様子。

天気変化が早いですね・・・春とはいえ・・・
日本海には前線が発生して、明日には北日本にかかってきます。
そして、日本付近の風は、太平洋にある高気圧から時計回りの吹きだす南西の風の場。

昼12時の予想がコレですけど、遅くとも夜には北日本中心に雨になるというのがわかりますよね?
そして、東日本太平洋側は、高気圧の縁辺・・・等圧線がやや混雑していますから(気圧傾度が大きいから)南西の風が強め。
陸から海への流れ・・・というよりは、海岸線に沿って北へと流れるという感じですね。
2011年04月28日
東日本の風向と降水(4月29日予想)
ゴールデンウィーク初日の29日ですが、北海道や東北の日本海側を除いて晴天の傾向。
ただ、東日本日本海側は大気不安定が継続・・・・上空の寒気がまだまだ残っているので・・モクモクの雷雲には注意です。
あと・・・東日本太平洋側は西~南西の風がメイン。
風が弱ければ海陸風が優勢になりますけど、基本は陸から海への風です。
詳しくは図の書き込みを参考にしてください。


訂正:太平洋側にある書き込み・・・冬場の文章が誤って掲載されちゃいました。無視してください。

ただ、東日本日本海側は大気不安定が継続・・・・上空の寒気がまだまだ残っているので・・モクモクの雷雲には注意です。
あと・・・東日本太平洋側は西~南西の風がメイン。
風が弱ければ海陸風が優勢になりますけど、基本は陸から海への風です。
詳しくは図の書き込みを参考にしてください。


訂正:太平洋側にある書き込み・・・冬場の文章が誤って掲載されちゃいました。無視してください。

2011年04月27日
東日本の風向と降水(4月28日予想)
南西の強い風が吹き荒れた27日でしたが、明日28日には回復へ・・・・と言いたいところですが、もう少しだけ荒れ模様の天気は尾を引きます。

南から暖かく湿った空気を吸い上げた・・・掃除機のような低気圧は日本海を北東進して、明日朝北海道付近へ。
南風と雷雨をもたらしている前線は、明日朝9時には東海上に抜けそうですから、南風が特に強いのは午前中・・・早ければ朝まで。
すると、天気図のカタチはなんとなく・・・西高東低の冬型の気圧配置・・・・に変化。
教科書通り、南西の風は次第に西寄りに変化しますが、低気圧の位置が北海道の西よりなので、真冬のように北西の風にはならないで、南西寄りの西風?になります。


そして、冬型と言えば・・・日本海沿岸の雪・・・がイメージされますけど、この季節ですから雨。
不安定な雷雲が発生します(ブリおこしの雷・・・みたいな感じ)
雷と突風及び大雨に関する全般気象情報が発表されていますので、転載しておきます。
雷と突風及び大雨に関する全般気象情報 第2号
平成23年4月27日16時05分 気象庁予報部発表
(見出し)
西日本と東日本では28日朝にかけて、東北地方では28日は、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する見込みです。落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょう、低地の浸水、河川の増水に注意して下さい。地震により地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に警戒して下さ
い。
(本文)
[気圧配置の現況と予想]
前線を伴った低気圧が日本海にあって、東北東に進んでいます。低気圧は28日には北海道付近を通過し、この低気圧からのびる前線が28日にかけて、西日本から北日本を通過する見込みです。
[防災事項]
<落雷、突風>
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本と東日本では28日朝にかけて、東北地方では28日は、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風に注意して下さい。また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意して下さい。
<大雨>
西日本と東日本では28日朝にかけて、東北地方では28日は、1時間に30ミリから40ミリの激しい雨が降り、局地的に50ミリを超える非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
28日18時までの24時間に予想される雨量は、
四国地方 150ミリ
関東甲信地方、東海地方 120ミリ
近畿地方 100ミリ
東北地方 80ミリ
の見込みです。
低地の浸水、河川の増水に注意して下さい。地震により地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に警戒して下さい。
[補足事項等]
地元気象台の発表する、警報や注意報、気象情報に留意して下さい。
これで「雷と突風及び大雨に関する全般気象情報」を終了します。
2011年04月26日
東日本の風向と降水(4月27日予想)
明日・・・一言で言ってしまえば荒れ模様の天気ということになります。
昨日、千葉では竜巻が発生したようですけど、明日もそんな風が吹いてもおかしくない状態。
ただ、東日本太平洋岸では基本的に南西の風で、ギリギリ陸から海へと吹きだす方向で推移しそうです。

日本海に低気圧がひとつ・・・これが明日、明後日にかけて発達しながら北海道の西側を北上。
この低気圧に吹き込む風が、明日の風向を支配します。
これが2カ月ほど前なら春一番の南風ということになるんでしょうけど、桜が満開の北国・・・Kasayanの住む長野では、花散らしの強風と雨になることでしょう。


日本海の低気圧が発達しながら北東進・・・それにともなって、反時計回りの空気の渦が日本付近を支配しているのがわかります。
また、寒冷前線に沿って、強い雨の帯が計算されていますが、湿った暖かい空気(雨の原料)を運ぶ南西風が強まるにつれて降水が活発(オレンジ色)になるのがわかります。
で・・・それぞれ各地で雨が降り出すタイミングは・・・・この図で安全マージンを考えつつ、使い慣れた天気予報でチェックしてみてください。
2011年04月25日
東日本の風向と降水(4月26日予想)
東日本太平洋側の風・・・・ここ数日、南よりの傾向、あるいは海陸風中心の風になっていますが、明日も同様。
あと・・・東日本は、大気不安定で、ぐずつく傾向も継続しそうです。

南よりの風が続くのは、高気圧の中心が南海上にあるから。
高気圧から時計回りに吹きだす風は、自ずから南西風になってきます。
あと・・・明日は、朝鮮半島から前線が日本海を東へと進んできます。

激しい雨というわけではありませんが・・・・日本海側を中心に・・・・・上空には冷たい空気、地上付近には、西から暖かい空気が入る傾向にありますから、不安定な・・・雷雲のような雲?・・・による雨が降り易い状態が明日も続きます。
西から流れ込む暖かい空気・・・雨の原料の様子は・・・・

もっと暖かく湿った空気なら・・・梅雨時の天気予報で耳にする湿舌みたいなものですが、そこまでは強いものではありません。
ただ、上空に寒気があるので、相対的に暖かく湿って・・・雨ということになります。
2011年04月24日
東日本の風向と降水(4月25日予想)
今日は時間がないので・・・・
解説の書き込みができませんでした。
例によって、明日25日午前9時の予想天気図と、正午のMSMという計算値の、地上気圧・地上の空気の流れ(流線)、上空5500m付近の気温(赤の太い実線が-30℃の寒気)、を掲載しておきます。
基本的には、西日本に南岸ぬい中心を持つ高気圧から北海道付近の低気圧に向かって吹き込む南西の風がメイン。
そして、東日本上空には冬と同じ強い寒気が入っているので、大気が不安定・・・雷雨が発生しやすい状況・・・ということがポイントです。


2011年04月23日
東日本の風向と降水(4月23日)
23日土曜日・・・・週末の日本上空を寒冷前線が東へと通過しています。

赤の点線が通過中の寒冷前線ですが、前線の東側では、低気圧に吹き込む強い南風にのって、暖かく湿った空気・・・雨の原料・・・が流れ込んでいますから、所々で活発な雷雲が発生・・・強い雨も降っています。
で・・・この前線明日の朝には、東海上へ。

風向きは、西寄りの風に変化してきます。
高気圧から吹きだして前線の西側に流れ込む西風です。
そして、北日本には、上空5500m付近でマイナス30℃・・・冬将軍といえる寒気がやってきます。
もちろんその他のエリアでも、地上付近が暖かいぶん、上空の寒気がやや弱くても、相対的に大気は不安定。
夕方にかけて雷雲が発生しやすい傾向。


夕方18時・・山沿い中心ですけれど・・・降水が計算されているのがわかりますよね。
この傾向は西日本にも。
風向きの変化は図の矢印でチェックしてください。
2011年04月22日
東日本の風向と降水(4月23日予想)
明日23日土曜日・・・西日本は回復してきますけど、東日本は荒れ模様・・・強い雨の可能性が高くなっています。
大雨に関する情報が発表されているので、文末に転載しておくことにします。
まずは、明日の気圧配置と、風・雨の様子から。

風向については、至ってシンプル・・・・低気圧に反時計回りに吹き込む風・・・東日本では南~南東の風が中心になりそうです。
詳しく見ると・・・・

南から湿った空気が運ばれてきますから、雨雲・・・多くは雷雲・・・が活発になります。
湿った空気がぶつかる山の南斜面では特に雷雲が発生しやすい傾向ですね。
大雨と強風及び高波に関する全般気象情報 第1号
平成23年4月22日16時15分 気象庁予報部発表
(見出し)
23日は、西日本から北日本にかけての太平洋側を中心に大雨となるでしょう。低地の浸水、河川の増水やはん濫、土砂災害に警戒して下さい。また、
北日本太平洋側の海上では非常に強い風が吹き、しける見込みです。強風や高波にも注意して
下さい。
(本文)
[概況]
前線を伴った低気圧が朝鮮半島付近にあって東に進んでいます。また、これとは別の前線が華中から東シナ海にのびています。
低気圧は、24日にかけて日本海を北東に進み、これからのびる前線が23日に日本付近を通過する見込みです。
[防災事項]
<大雨>
低気圧や前線に向かって、南から湿った空気が流れ込むため、西日本では22日夜から23日昼頃にかけて、東日本と北日本では23日から、太平洋側の地方を中心に雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
23日18時までの24時間に予想される雨量は、
九州南部、四国地方、近畿南部、東海地方、関東甲信地方 150ミリ
東北地方、北海道地方 80ミリ
の見込みです。
北日本や関東甲信地方の雨量は、24日にかけて更に増える見込みです。
低地の浸水、河川の増水やはん濫、土砂災害に警戒し、落雷、突風、なだ
れに注意して下さい。
これまでの地震の影響で地盤が緩んでいる所では、土砂災害に厳重に警戒
して下さい。
<強風・高波>
23日に予想される最大風速は、
北海道太平洋側 海上で20メートル、陸上で16メートル、
東北太平洋側 海上で18メートル、陸上で14メートル、
23日に予想される波の高さは、
北日本太平洋側で5メートルの見込みです。
強風や高波に注意して下さい。
[補足事項]
地元の気象台が発表する警報や注意報、気象情報に留意して下さい。
次の「大雨と強風及び高波に関する全般気象情報」は、23日5時頃に発表予定です。
2011年04月21日
東日本の風向と降水(4月22日予想)
明日は、西から天気下り坂。
めまぐるしく変化する春らしい?空模様が続いています。
で・・・・そんな明日22日の気圧配置と風の様子。

天気予報番組では、「晴天をもたらした高気圧は速くも東海上に抜け・・・早くも次の気圧の谷が進んできます・・・」なんてイイます。
しばしば「気圧の谷って何よ?」という方がいらっしゃるので、このブログでは、できるだけ「山」と「谷」を天気図上に書き込むようにしているんですけど・・・・こんなんでドウでしょうか?

風と雨の様子は、明日22日15時の一枚だけ。
天気変化の中間的な時間なので、15時を選択してみましたが、西日本では昼過ぎまでに・・・東日本では夕方までには雨が降り出す・・・というイメージがつかめると思います。
そして、東日本の風は、東海上に抜けた高気圧の後ろ側に吹きだす南よりの風・・・この風が次の気圧の谷の底・・にある低気圧に向かって流れていきます。
そんなイメージをつかんでいただければ・・・・
今、Kasayanが住んでいる長野では、梅が終わりかけ、杏が終盤を迎え、桜が満開、桃が開きはじめています。
そして、地上には黄色の菜の花が咲き乱れ・・・・山々にはまだ残雪が・・・・様々な花がまとめて咲くのが長野の素晴らしいところです。
そして、リンゴだけは他の花が散った後、緑の葉と一緒に白い花を咲かせることになります。