2011年08月17日
猛暑いつまで?今日の雷雨は?(8月17日)
お盆も終わり、Kasayanの住む長野市街地や善光寺を歩く人が少し減ったような・・・・
長野の学校はは8月20日前後に夏休みが終わるので、小学生のKasayanは、長野に遊びに来ていた親戚の子供たちが盆が明けても夏休みを満喫しているのを羨ましく思いながら登校していたのを思い出します。
さて、昨日の記事で、週末にかけて涼しくなってくるよ・・・・という話を書きましたが、今朝は涼しくなると同時にまとまった雨も降りそうだということをアニメにしておきました。

雨のエリアが帯状に南下してくるので、前線が南下してくる・・・ということがイメージしやすいと思います。
今朝は秋田方面で大雨警報が発表されていますが、これは前線に流れ込む暖湿流(雨の原料)が強いから。
そんな雨のエリアが南下してくるわけですから、日本海側中心の大雨にはアンテナを立てておきたいところです。
さて、前線の南側はまだまだ猛暑の夏が続きますが、猛暑につきものの雷雨の様子を中心に・・・・・

前線がゆっくり南下・・・前線に暖湿流が流れ込み・・・前線付近では大雨・・・
前線の南側は暖湿流が流れ込んで雷雨が発生しやすい状態・・・・ということはテレビの天気予報で耳にタコだと思います(ミニにタコなんて言い訳していた人がおりましたなぁ・・・・。実は昔、同じ番組を担当していたことありました・・・ニュース番組だったんですけど・・・)。
ということで、いつもの暖湿流の様子・・・・

特に湿った空気は日本海を前線に向かって流れ込むという傾向。
太平洋側にも流れ込みますが、九州を乗り越え、四国・紀伊半島をハードルのように飛び越えて東日本へ・・・
関東平野では長野県や山梨県の山越えのフェーン現象でかなりの猛暑になるかも・・・
昨日とあまり変化がなく、東日本方面太平洋側への流れ込みは日本海側と比べれば少なめじゃないかな?と思うのですが、この流れがほんの少し変わっただけで雷雨の発生や発達の程度がガクンと変わりますから悩ましいところです。
そんな暖湿流の流れる方向や、前線の位置に影響してくる上空の天気図もチェック。

まず、前線の南下は、上空の気圧の谷が、大陸から北日本にゆっくりと南下してくるから。
(寒気を運んでくる)上空の気圧の谷と、西日本や東シナ海でまだまだ頑張る太平洋高気圧の境目(上空の強風帯と対応)に、異なる性質の空気の境目ができて南下してくるという構造です。
また、太平洋高気圧は日本付近で凹のカタチをしていて、太平洋側を流れる下層の暖湿流もちょっとだけ南に引っ張られるように流れます。
その引っ張られる程度によって、東日本に流れ込む暖湿流の様子が一変してきそうですが、とりあえず、流れ込みが昨日同様弱いんじゃないかな?
で・・・具体的に雨はどうなるの?


正直なところ、昨日の予想・・・・特に山梨県や埼玉県秩父・東京奥多摩方面の雷雨予想は、今年一番の大ハズレ・・・・・カラ振りでした(気象庁もはずしていましたけど・・・言い訳ですね)。
おまけに、地元長野県北部の雷雲発生を一部見逃していたりして(ケアレスミス)・・・・・
原因を色々考えているところなのですが(下に反省中の図を掲載しておきます)、今日の予想にはまだ十分に生かせていないというのが本音です。
危険な雷雨・・・・カラ振りよりも見逃しが恐いですから、例によって今日も雷雨発生の可能性があると考えたところに点線を引いておきました(発生した雷雲は東~北東に流れるので、風下も注意)。
テレビの天気予報のように「山沿いを中心に所々でにわか雨や雷雨がありそうです・・・」だけは意味がないので・・・・・
ただ、あくまで目安に使うにとどめてくださいね。
気象庁レーダー(基本ツール): http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
河川情報センター(広域詳細チェック用): http://www.river.go.jp/
Xバンドレーダー(地域詳細チェック用): http://www.river.go.jp/xbandradar/
東京アメッシュ(地域限定詳細チェック用): http://tokyo-ame.jwa.or.jp/
【昨日(16日)の雷雨】
まだまだ悩んでいるところなので、悩み中の図だけ並べておきます。









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(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNIより使用許諾を得ています)