2011年10月07日
天気回復へ、3連休の雲と雨(10月7日)
さて、明日からは3連休・・・・Kasayanは・・・・締切の書き物の仕上げで・・・・あああぁぁ・・・・・
それでも気を取り直して、3連休の天気・・・昨日と同じ情報じゃ芸がなさすぎるので、秋晴れという表現じゃものたりない・・雲の様子が気になる人のために、雲の様子(中層雲)を雨のアニメに重ねてみました。

着目点は書き込みを読んでいただければイイですよね?
中層の雲の計算値が、体感的に薄曇り~曇りにピッタリくるんじゃないかと思って中層雲の様子を重ねてあります。
本当は下層・中層・上層の雲量の各パーセンテージから「曇り」という体感的な天気を算出するんですが、まあこんなところでしょう。
(算出に失敗すると体感的に晴れでも薄曇りになって、クレームの対象になったりします。多くの方は、雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせただけで晴れと感じるようです)

今朝の長野・・・ラグビー合宿のメッカ、菅平の朝の景色もすっかり秋~冬らしくなってきましたが・・・

今朝の雲や雨の様子を見ると、北日本を小粒でも活発な雨雲が覆っています。
(こういう天気分布をみると、昔の林家三平が「こっちからこっちの人はお休み・・・こっち側の人を重点的に笑わせますから・・・と言っていたことを思い出してしまうんですよね・・・今日は北日本を重点的に・・・)
3時の様子を掲載しているのは、実況天気図(3時観測)と対比できるようにするためですが、日の出頃には日本海側中心になっています。
西高東低、冬型の気圧配置になっているからですが・・・・

連休スタート前には回復に向かうようです。
今日から明日にかけての天気変化・・・今朝発表の短期予報解説資料というプロ用の資料が、一般の方にもわかりやすいほど簡単かつ上手くまとまっていたので、今朝は短期予報解説資料の抜粋を掲載して、まとめに代えてみたいと思います。
短期予報解説資料(4時頃・16時頃更新 PDF)
http://img.n-kishou.co.jp/image4/lfax/tkaisetu_201110070340.pdf
その前に、短期予報解説資料を読むために・・・北日本に荒れ模様の天気をもたらしている上空の寒気と上空の気圧の谷(トラフ)の様子だけ、チェックしておきましょう。

北海道の上空には寒気を伴った上空の低気圧・・・寒気だけでも大気が不安定になりますが、地上付近には暖気もあってますます大気が不安定。
さらに、上空の低気圧がストローでコップをかき混ぜるように反時計回りの低気圧性の渦を作るので、地上付近では雷雲がボコボコと発生しています。
また、上空の低気圧から南に延びる上空の気圧の谷が関東付近まで延びていて、関東でも朝方通り雨がありました。
で・・・・これからどうなるのか?・・・短期予報解説資料の抜粋を読んでみましょう。
(【】部分はKasyanの書き込み) ①・・・(前略)・・・寒冷渦直下の低気圧【北海道付近にある上空に寒気を伴った低気圧】は、実況35KT[GW 級]【35ノット=風速約17m/s、GW=海上強風警報】、7 日朝に40KT 【40ノット=風速約20m/s】となり、北日本を通過する。 北日本では、強風や高波に注意。 また、低気圧周辺には下層の暖湿気(850hPa309K)【309ケルビン、相対的に暖かく湿った空気】が入り、大気の状態が非常に不安定【雷雲モクモク状態】となっている。 北日本・北陸では、雷を伴った1 時間30 ミリ前後の短時間強雨、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。東北では、土砂災害に警戒・注意。 ②・・・(前略)・・・トラフ【上空の気圧の谷】に対応した関東付近のエコー【レーダーの雨雲】は7 日朝には東海上に抜ける見込み。 また、東日本太平洋側の強風や高波も7 日昼前にはおさまる見込み。 7 日は低気圧通過後、北日本・北陸で一時的に冬型気圧配置となるが、黄海の高気圧に覆われる西日本・東日本太平洋側では概ね晴れる見込み。 8 日には北日本の冬型も解消し、日本付近は移動性高気圧に広くおおわれる。 ③沖縄では高気圧の南側で雲が多いが、8 日かけては暖湿気移流【暖かく湿った空気の流れ込み】に伴う降水域は南海上の見込み。 |
テレビの解説者の解説よりずっと丁寧に書かれていますから、アウトドアレジャーの前など、普段より天気が気になる場合には、一見の価値があると思います。
最後は、いつものMSMモデルのシミュレーションで天気回復の様子を・・・・

オマケ

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