2011年10月20日

天気変化はゆっくり、週末の雨続報(10月20日)


 今朝、菅平を見ると・・・・




 なんだか誘われているような気がして・・・・・今、菅平アメダス(標高: 1253 m)のすぐ近くでブログアップ中




 今朝の菅平の気温は、6時の時点で4.7℃なので「かなり暖かく」感じます(上の写真の銀色の筒が温度計。これで観測されています)。
 最低気温が午前1時台に記録されていますから、気温は朝にかけて上昇傾向
 暖気が流れ込んでいるのかな?

 レタス畑に霜よけのネットがかけられ、畑の向こうにある紅葉の林が秋真っ盛りを感じさせてくれました。


 さて、今朝の実況3点セット・・・・




 実況天気図を見ると、昨日の朝に午後9時の予想天気図として掲載した天気図とほとんど変わりがありません
 天気変化は非常にゆっくり

 ただ、衛星画像を見ると、東日本上空に白くはっきりと雲の帯が写っています。
 上空の雲だろうけど・・・・短期予報解説資料には、上空9000m付近の気圧の谷による雲だと書いてあったので、上空の実況天気図を見てみると・・・・




 たしかに、上空9000m付近・・・西日本に気圧の谷(等高度線=等圧線が凹になっている部分)。
 この谷の東側、偏西風に沿って雲の帯ができているようです。

 ひまわりの衛星画像は便利なものですけど、赤外画像は雲の温度を捉えるだけなので、上空の雨を降らせない雲なのか、雨を降らせる雲なのか、判別が難しいものです。
 衛星画像を見るときには、「どの雲の下で雨が降っているの?」という気持ちで気象レーダーを併用されることをオススメします。

 さて、今日の天気・・・昨日と気圧配置が「あまり」変わらないので・・・あっさりとまとめて、週末の雨模様の最新情報をアップしておくことにします。




 昨日の記事とほとんど変わりませんが、前線がゆーっくりと北上傾向

 九州の南部や奄美方面では、東寄りの冷たく湿った空気が押し寄せて、地上付近に雨雲をつくりやすい状態。
 さらに、東南東の湿った空気が前線上を滑り上がって雨雲をつくりますから、二つの雨雲の影響で、雲が広がりやすく雨の可能性も

 それ以外の地域・・・湿った東寄りの風の影響で関東では太陽が顔を隠しそうですけど、基本的に高気圧の晴れエリアに入りそうです。

 具体的には・・・・




 太平洋の暖かく湿った空気が、北東風に乗ってやってくる冷たい空気の上を滑り上がって、前線の北側に雲を発達させるという構造になっているようです。




 前線の北側の雲が明日夜にかけてゆっくり北上
 そして、昨日の記事に書いたように、九州の西で低気圧が発生し、週末冷たい空気と暖かい空気が日本上空で洗濯機のように混ざりあうことになります。




 あいにくの週末・・・というよりは、南岸で大雨注意という防災的なニュアンスの天気になってきそうですね。

 府県天気予報: http://www.imocwx.com/yohoud.htm

 さて、急いで帰らなきゃ・・・・

 
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Posted by kasayan at 07:39Comments(2)雑記