2011年10月23日
回復はやや早めに、気温上昇夏日も雷?・・(10月23日)
2週続いた雨の土曜日でしたが・・・・・
日曜日の朝・・・・雨はどうなってる?・・・・気になる方、多いですよね?

午前3時の実況3点セット。
関東南岸で激しい雨、北日本日本海側にも活発な雨雲がありますが、全般に陸地に雨雲は少なめ。
最新の雨雲の様子はレーダーでチェックしていただくとして・・・・・
気象レーダー: http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
なんとか日曜日の空模様は、早めに回復という感じがしますが・・・

今夜の予想天気図を見ると、低気圧や前線は北に進んで、日本海にちっちゃな高気圧。
小粒の高気圧で、中心が日本海にあるので、日本全国スカッと秋晴れをもたらすパワーはなさそうですが、それなりの青空は運んできてくれそうな感じがします。
秋の高気圧ですが、夏の太平洋高気圧と冬のシベリアの高気圧にはさまれながらも頑張ってくれたので、新しい予報が発表されるたびに、少しずつ傘マークが減っていきました。
ただ・・・・パワーの弱い高気圧ですから・・・・

短期予報解説資料を読むと、トラフ=上空の気圧の谷の影響で、大気が不安定。
局地的に雷雨が予想されています。
「上空の気圧の谷の影響で・・・」だけでは????なので、上空の天気図でチェック。

等圧線(正確には等高度線)が凹になっている上空の気圧の谷が、浅くなりながらも日中東日本を通過。
上空の気圧の谷は、反時計回りの低気圧性の渦パワーを地上に送り届けます。
さらに、上空の気圧の谷は、そこそこの寒気を伴っていますから、特に、昨日から流れ込んだ暖かい空気や湿り気がある場所では雷雲の発生が予想されるわけです。
今日の予想気温。

南岸を中心に夏日の予想。
10月ですけど、夕立という言葉が似合いそうな雷雨になりそうです。
いつものMSMシミュレーションを見ると・・・・


なんだか夕立は少なそうに見えますけど、このシミュレーションは5Km格子で計算していて、10~20Km以下の雷雲については計算の限界。
雨が計算されていないからといって、安心はできないわけです。
じゃ・・・どうすればイイ?
気象庁の予報官は、統計的な別の計算値なども使ってキチンと予想してくれています。
最寄りの地域の府県天気予報に「雷」の文字があるのか?チェックしてください。
府県天気予報: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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