2009年11月30日

週間予報は当たるのか?(11月30日)

 さて、週の始まり月曜日・・・
 今週の週間予報をざっと(かなりイイカゲンに)チェックしておくことにします。

 気象庁発表長野の週間予報はこんな感じ。




 とりあえず・・・・雪だるまマークはなし・・・・・・

 だけど、太陽マークがいまいち少ないですね。
 
 そして、北部の予報の信頼度はCがかなり多い
 Cというのは「降水の有無の予報が翌日に変わる可能性が信頼度Bよりも高い」とう場合や、「適中率」がかなり低い場合に使われますから、Kasayanを含めて北信に住む人は、ある程度予報が変更されることを想定しておく必要があります。

 そこで、週間の予想天気図を見ながら検討。




 3日(木)は本州南岸、前線を伴った低気圧が北東へ進みます。
曇り時々雨のマークですけど、南部中心の可能性がありそうですね。
でも、昨夜(29日)のように南から湿った空気がググッと入り込めば、北信も・・・・
 低気圧の発生と進むタイミングがズレるというより、影響の程度のサジ加減が信頼度Cかもしれません。

 そして4日金曜日。
 前日に南岸を通過した低気圧が北海道の東でやや発達。
みかけ、西高東低冬型の気圧配置
南信は晴れで信頼度A。北信は日本海の雲がかかる程度があやしいので曇りマークは信頼度C・・・かな?
 決定的に強い寒気は南下しそうもありませんから、初冬らしい・・・くらいのイメージだと思います。

 さらに5日は前日の寒気の影響で朝は氷点下の予想。
長野市内でそうですから、長野市より標高の高いところでは、いわずもがな?
 とりあえず、冬型は緩んできますけど、4日に大陸で発生した低気圧が早くも日本海へ。
 曇りマークですけど・・・・南信では多少晴れ間も?・・・・ただ、低気圧の影響や、サッサと東へ抜ける高気圧のお尻の気圧の谷の雲がヘビーなら曇りマークのまんまかもしれません。

 そして、6日は日本海にあった低気圧が北海道の東へ進んで発達。
低気圧から延びる寒冷前線が本州通過
 曇り時々雨マークですけど、前線通過の一時的なタイミング?
 前線がなかなか通過しないこともありますから、この傘マーク、7日の未明くらいまでは持ち越す可能性があるかもしれませんね・・・・・・たぶん・・・で信頼度C。

 最後7日(月)は冬型。
南部の晴れ時々曇りの信頼度Aは、冬型の気圧配置で南部はガチで晴れそうという自信の表れかもしれません。

 という流れですから、中南信の方は3日、6日に着目していれば良いですけど、北信は、3~5日にかけては、曇りマークで終始するか、多少の雨があるか?を毎日チェックするしかなさそうです。


 で・・・・チキンレースになっているスタッドレス交換は・・・・
このままなら、積雪!というほどの雪は無い・・・氷点下の朝に一部凍結の恐れはあるにせよ、寒気の南下は弱いので、日中10℃近くまで上がるんだし・・・・昼間は解けるだろう・・・・ということで、今週はナシ!!
 4日あたりの再チェックでもう一度判断!することにしました。

 自分のための予報は当たらないというジンクスと、自分のためにはイイ加減という性格と・・・・これに関しては住んでいる長野市しか考えていないという自己中心的性格から・・・・・信用して失敗しても責任は負えませんのであしからず。


  


Posted by kasayan at 19:30Comments(2)今週の週間予報は?

2009年11月30日

天気予報は当たるのか?(11月30日)

 故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?

1、今日の一言

 30年ぶりに長野で冬を越すことになったKasayan。
スタッドレスタイヤを買い込み、あとは交換のタイミングを待つだけですが・・・・・




 予報をチェックして、あやしい日の3日ほど前に交換してやろう・・なんてチキンレースを考えているんですけど、昨夜NHKテレビの天気予報・・・時系列の詳しい予報ってヤツを見ると長野市内にも雪だるまマークがついてるんです・・・・・ギョ!

 NHKの時系列予報は、気象庁じゃなくて、日本気象協会発表のモノ。
ちなみに日本気象協会って財団法人で、気象庁や国とはなんの関係もありません(天下り?は???)。

 一方、気象庁発表の予報は雨ベースで標高の高い所のみ雪。

 で・・・・・今朝、長野市内は・・・結局雪にはなりませんでした

 さて、昨日夕方以降、県内に降りだした、今朝の段階ですでに東に抜けています。




 この雨、高気圧と高気圧の間の気圧の谷に南から湿った空気が流れ込んでできた雨雲が降らせたもの。
 県内はほとんどのエリアで雨だったようですが、中南信も含めて高い山や高原では雪やみぞれになったようです。




 スタッドレス交換のチキンレースは、今日のところはセーフでした。

2、全国の予報
 テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。





 いつものエリア分け。
四国・近畿から長野県にかけて太陽マークが並んでいますけど、多くは雲マークとセットになってます。
 
 このエリアの周囲には雲マークが多く見えるので、周囲の雲マークがイタズラしないか?が今日の予報の心配要素になりそうですね。

3、長野県の予報
 天気マークしか見ていませんか?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。





 長野県周辺を見ても、新潟方面は曇りマーク関東に至っては「のち 曇り」マークですけど、傘マークが散らばってます。

 上で見たレーダーの様子では、雨雲はほぼ抜けたようなので、関東方面の傘マークは県内にイタズラしそうにありません。
 じゃあ、新潟県の曇りマークはどうなんでしょう?
 このあたりは確認しておいたほうがよさそうです。

 もう一点、県内の予報の「朝晩 くもり」
「朝」は雨雲の残りカスのことでしょう。じゃ「晩」の雲は?

4、一般的な天気図の評
 どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。





 それらしくポイントを棒で指して読み上げれば、お天気キャスターの解説になるようにしてみました。
ネットの天気予報でも、もうちょっと手間をかけるべきだと思うんですが・・・・グチはやめて・・・

 結局、今日の長野県内、関東沖の低気圧、九州の気圧の谷、日本海の気圧の谷(低気圧)の三方向あやしい要素に囲まれた「晴れ間」のようです。

 西の気圧の谷までは距離があるようですし、関東の沖の低気圧は離れる方向。
ということは・・・日本海の低気圧の影響がどれだけあるのか?が太陽マークと曇りマークのバランスを決めることになりそうですよね。

 そこで・・・本当は、プログという専門の天気図に手書きした図をお見せしたほうががいいんですけど、時間がないので、いま話題のスーパーコンピューターが計算した正午の雲の様子を見てみます。





 上層・中層の雲は県内にかかっていませんけど、上越との県境付近にベッタリと雲がかかっています。
日本海の低気圧の影響ですね。
 北信、それも北ほど雲マーク優勢、南部ほど太陽マーク優勢というイメージです。

 予報文のあった「晩」の曇り・・・この低気圧の影響ですから、低気圧が東北東へ進むに従って、北信から南信に広がっていく感じです。

5、今日の天気予報は当たるのか?
 100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。


 ということで・・・予報が「晴れ 時々 くもり」ですから、快晴!をイメージしていなければハズレと感じることはないでしょう。

 あとはイメージする太陽のバランスの問題。
北信ほど雲マーク優勢、夕方に近づくにつれて雲が広がってくるというイメージだと思います。

(12時追記:11時発表の予報で、北部は「くもり」に訂正されました。あやしさが現実になりました。)

 
 スタッドレスチェック・・・しなくっちゃ・・・