2009年11月29日
善光寺40年前(番外編)
ずっとずっと気になっていても行けなかった場所というものがあります。
今日も引き続き善光寺40年前番外編。
善光寺の裏山・・・地附山。

かつて旧長野市街地に最も近いスキー場が地附山山頂のスキー場。
善光寺裏、桜坂の上から善光寺ロープウェーに乗り、山頂駅にたどり着いて徒歩数分。
雪の少ない地附山にあって、山頂北側の雪の溶けにくい緩やかな斜面は、飯綱山を望む子供向けのゲレンデでした。
小学生の私が持っていたスキー靴は、靴ひものある皮製。
ゴム長靴を皮ベルトでスキーにくくりつけるスキーが多かった時代の自慢の一品。
そのスキー靴をはいて本格的なスキーデビューをしたのがここでした。

ゲレンデにリフトは存在せず、モーターで動くロープにつかまった人を引き上げる方式。
必死にロープにつかまるのですが、バランスを崩すとのけ反って転ぶのが難点。
一人が転ぶとドミノ倒しのごとく後ろの人も・・・・

小学校高学年になった私は、このスキー場では物足りず、飯綱スキー場へ。
しばらくここに足を運ばないでいるうちに、いつの間にかスキー場は廃止になっていました。
モーターやロープをささえていた滑車は、40年の歳月を重ね、雑木の生えたゲレンデの中に埋もれていました。
今日も引き続き善光寺40年前番外編。
善光寺の裏山・・・地附山。

かつて旧長野市街地に最も近いスキー場が地附山山頂のスキー場。
善光寺裏、桜坂の上から善光寺ロープウェーに乗り、山頂駅にたどり着いて徒歩数分。
雪の少ない地附山にあって、山頂北側の雪の溶けにくい緩やかな斜面は、飯綱山を望む子供向けのゲレンデでした。
小学生の私が持っていたスキー靴は、靴ひものある皮製。
ゴム長靴を皮ベルトでスキーにくくりつけるスキーが多かった時代の自慢の一品。
そのスキー靴をはいて本格的なスキーデビューをしたのがここでした。

ゲレンデにリフトは存在せず、モーターで動くロープにつかまった人を引き上げる方式。
必死にロープにつかまるのですが、バランスを崩すとのけ反って転ぶのが難点。
一人が転ぶとドミノ倒しのごとく後ろの人も・・・・

小学校高学年になった私は、このスキー場では物足りず、飯綱スキー場へ。
しばらくここに足を運ばないでいるうちに、いつの間にかスキー場は廃止になっていました。
モーターやロープをささえていた滑車は、40年の歳月を重ね、雑木の生えたゲレンデの中に埋もれていました。
2009年11月29日
天気予報は当たるのか?(11月29日)
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
土日の朝、テレビの天気予報番組の数が平日よりグーンと減ります。
朝のワイドショーが無い日曜日の朝は特に。
放送局で働く人だって週末は休みたいですからね。
となると、週末の朝はネットで天気予報をチェックしたほうが便利。
ただ、今日の天気の場合、天気マークの予報を見ただけでOKな人はいいですけど、予想天気図を見た人は???になるかもしれません。
長野県には「のち 雨」マークがついていますけど、予想天気図には低気圧が描かれていませんから。
今朝、ブログを書きながら、ラジオを聴いていたら、気象予報士が「気圧の谷の影響で」を連発していました。伝える者には便利なコトバですけど、聞いている人にはなんか分りにくい感じがしませんか?

今日のテーマは「気圧の谷の影響」。
どこまでわかりやすくまとめられるか?に挑戦してみます。
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

全国の天気はざっくりとエリア分けしてみると、予想天気図と対応した天気変化の傾向が見えてきます。
中部・関東方面だけ傘マークがついている・・・「のち 雨」・・・・天気下り坂ね・・・・ということだけ把握しておけばOKです。
3、長野県の予報
天気マークしか見ていませんか?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。

目的の長野県にズーム。
全県で「くもり 後 雨」マークということが分かったら、「後」が何時?を予報文(クリック)でチェックします。
南部が「夕方」で、その他は「夜」。
よく読むと、全県傘マークなのに予報文では北部だけ「雨か雪」になっています。
長野地方気象台は、基本的に雨ベースにしながらも、雪も想定しているんですね。
県内の概況を読んでみると、標高の高い所を想定していました。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。
未来の予報を作った時のスタートライン・・・昨夜9時の実況の天気図から今夜9時までの天気図の変化をアニメにしてみました。

ポイントは書き込んでおきましたが、気圧の谷が”高気圧のクビレ”部分や高気圧と高気圧の間の”相対的に気圧の低い部分”にできることがわかりますよね?
これ、詳しくは上空の空気の流れとも対応して複雑なんですけど、この程度に覚えておくだけで十分です。
今夜、高気圧が張り出しすぎちゃって、本州は日本海と太平洋の高気圧にはさまれます。
ですから谷・・・になってしまって、谷には”谷川”のように南から湿った暖かい空気が流れ込み・・・・冷たい空気とぶつかって水蒸気の粒が出来て・・・雨雲発生・・・というストーリーです。
念のため、雪はどこで降る?を確認

夕方5時には県内全域が降水域になってますから、暗くなるころには雨とイメージしておけばよいでしょう。そして、上空1500m付近の寒気は北部中心に0℃近辺。
標高1500m前後の高原や山・・・霧ヶ峰や美ヶ原、アルプス方面や志賀高原、黒姫・飯縄方面は雪を想定しておいたようがよさそうですね。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
上で見てきたように、今日のポイントは雨の降りだし。
北部・中部では「夜」になってますけど、予報用語で夜の定義は「午後6時以降」。
でも計算値を見ると、午後5時くらいにはあやしい感じ。
ただ、雲が広がった午後5時はもう暗いので、用語の定義を知らない人は夜になって雨が降ったと感じるでしょうから、今日の予報は当たる・・と考えておいてよいと思います。
帰りが遅くなりそうなら、要注意ですね。
で・・・・気圧の谷・・・・説明になってました?