2009年11月03日

雪景色の朝に

長野市周辺の山が雪景色になった朝、ブログを書く気になりました。
少しずつ長野の気象に慣れるため、気象予報士のウデ?が鈍らないよう毎朝行っている天気図解析トレーニングの際、長野の天気についてメモを書き綴っていくつもりです。


 (長野駅から菅平方面)

今朝の雪を降らせた寒気、明日には早くも東へと抜けていきますが、晴れた朝の放射冷却で明日朝の冷え込みも相当なもんでしょう。

これ・・・上空1500m付近の寒気、3日午前9時の予想計算値



0度以下のエリアを青で塗ってみました。
標高の高い菅平や志賀高原が雪になっているのは当然ですよね。

今朝のテレビの天気予報では、上空の寒気の様子のCGは放送されていませんでした。
(もちろん、全国ネットの天気予報で・・・。だって長野ローカルの天気予報のいくつかはコンピューターの音声合成だったりしますから、天気図を使った解説は朝の番組ではやってないんです。)
日本に寒気がやってきたときは、多くの場合上空5500m付近マイナス30℃の寒気(大雪の目安)を放送するんですけれど、そんな強い寒気はまだ東北北部ですから、さすがに放送には使わなかったんでしょうね。

ちなみに東京では、上空1500mの寒気がマイナス2℃付近まで下がって、北東の風が吹くと「雪だ!雪だ!」と大騒ぎします。
長野県民にとっては、なにを大騒ぎしているのか・・と呆れていましたけど・・・・
そこで、ひとつの雪の目安となる上空1500mの寒気の様子をとりあえず見てみたわけです。

長野の雪が降る目安・・・教科書的なことはわかりますが、地形の影響がものすごく影響します。
ひと山越えるごとに雪何尺・・・なんていわれる長野。
地形の影響を加味した雪のクセをこの冬にマスターする最大のテーマにしたいと思います。


(菅平雪景色)


http://www.dab.hi-ho.ne.jp/kasayan/index.html


  


Posted by kasayan at 07:48Comments(3)雑記