2011年06月15日
晴れベースも、九州下り坂、北海道回復遅れ(6月15日)
今朝の天気チェックは、天気図への書き込み作業で遊んでしまったので、コメントはザックリと。

アニメのチェンジ枚数を増やしたので、内容的には、簡単なテレビの解説には負けていないと思うんですけど・・・・どうでしょう?
シンプルな内容なので図だけで・・・・
次は、いつものように、風や雨の様子。

まずは雨。
梅雨前線が西から北上しはじめますけど、ゆーっくりなので、今日の雨は九州や高知県西部あたりまで。
北海道もぐずつき気味ですけど、道央付近で弱い雨がある程度で済みそう。
そして、東日本太平洋岸の風ですけど、「高」マークを二つつけておいたように、三陸沖にも弱い高圧部ができます。
二つの「高」マークからは時計回りに風が吹きだしますから、東日本太平洋岸の風向は、どちらの「高」マークからの風が優勢になるのか?・・・で決定されます。
また、風速が弱めなので、海陸風が優勢になる可能性も。
気象庁発表の「北の風 日中 東の風」というのが平均的な風向の傾向だと思います。
以上、簡単にまとめましたが・・・・・
上のアニメで使った今夜9時の予想天気図には、もっとたくさんの種類の天気図があります。
上空の天気図や、気温を示す天気図、雨を降らせるパワーの様子を表示している天気図など様々。
わかりにくいと思いますけど、今朝チェックした天気図の一部を掲載しておきますので、興味ある方ご覧ください・・・・




2011年06月14日
北日本・東日本不安定(6月14日)
昨夜、東日本・北日本で上空の寒気に伴う強い雨が降りましたが、Kasayan的には「してやられた」という感じ。
北海道はイイとして、東日本の雨については、もう少しタイミングが遅く、昨夜の段階での程度も軽めとイメージしていたのですが、実際はかなり強い雨になってしまいました。
頭の中でイメージしていた気象レーダーの画像と実際の画像が異なると、自分の無力さを実感して落ち込むものです。
突然の雷雨の予想は、これからの季節の平常業務?(現役じゃないのでトレーニング?)なのですが、その出だしは失敗と反省の連続。
今年も洗礼を受けてしまいました。
さて、気を取り直して今日の天気のポイントチェックから。

昨日のアニメと似ていますけど、ポイントは・・・・上空5700m付近で-18℃以下の寒気の中心が北日本の上空へやってくること。
寒気の様子だけ詳しくチェックしてみると・・・・

この寒気・・・・寒冷渦といって、寒気のコアの南東部で雷雲が活発になるのですが、北海道は当然として、昨日来、寒気のコアから少し離れた-12℃付近でも雷雲の活動が活発になる傾向。
そして、今日も最後まで雷雨が残るのが、-12℃近辺になりそう。
これ・・・・地上付近にはムシムシとした湿った空気が流れ込んでいるので、-12℃付近で雷雲が活発になるようです。
この影響・・・・いまひとつイメージしきれなかったのが昨日の失敗。
もっとも、MSMという具体的な計算値も、降水量がそれほど多く計算されていませんでしたから、むしろ実況監視を重視して随時修正が必要となるパターンだったのかもしれませんが(自己弁護?)。
で・・・具体的な今日の雨の様子。

東日本の雨は回復傾向・・・のように見えますけど、昨日のこともあって、イマイチ不安がぬぐいきれないので、できれば気象レーダー(今では携帯でもチェック可能ですよね)で、コマメにチェックすることをオススメします。
そして、今日の風の様子。

12時の予想ですけど、東日本は基本的に北西の風の場。
もっとも、太平洋側は高気圧から遠く、前線や低圧部の影響もあって、複雑な風。
おまけに、内陸に雷雲が発生し、雷雲が移動すると、雷雲に吹き込む風の影響も受けて、なおさら複雑な風向になることが考えられます。
これまた実況重視が無難でしょう。
なんだか・・・実況重視というコトバでごまかしているような曖昧な天気チェックになってしまいました。
ちょっと弱気かな?
最後は、Kasayanの備忘録・・・・暖湿気の様子・・・スルーしてください。

2011年06月13日
西から回復、北日本は不安定(6月13日)
今朝からブログ更新は早朝バージョンに正常化しますけど、「何を書くか」についてはまだまだ思案中。
原発事故以来、風向に意識をして書いてきたつもりですが、今後は風向に触れるとしても、以前のように、「天気予報は当たるのか?」というコンセプトで、気象庁の予報をちょっと斜に構えて検討してみようかな?などとも考えています。
とはいえ、気象庁の予報の「もう一つのすじ道」を考えるのは、それなりに骨の折れる作業なので、なかなか踏み切れない。
しばらくは・・・・今まで通り、日々の天気チェックの一部を簡単にまとめてブログに記録しようか・・・・迷っています。
さて・・・・今朝の一般的な天気予報の解説は・・・・・こんなもんだと思います。
テレビの天気予報で、最低でも以下の内容の解説が無かったら・・・・不親切な予報士だと思いますが・・・おなじみの予報士はどんな解説をしましたか?

ところで、梅雨前線が南下すると天気は回復しますけど、梅雨前線の南下には寒気の南下がセットになっていて、多くの場合、北日本がぐずつくというサイクルになります。
ここ数日はまさにそのパターン。
で・・・北日本がぐずつく原因・・・「寒気を伴った上空の気圧の谷」の様子をチェック。
どのタイミングで、どの程度不安定な天気になるのか?はチェックしておかなければ・・・・

寒気を伴った上空の気圧の谷が本格的にやってくるのは今夜以降。
今日は北海道の西側までですから、不安定は序章といった感じ。
明日(14日)、-18℃の寒気のコアが東北北部まで南下してきそうですから、明日が北日本の不安定な天気のピーク。
そして、-18℃の寒気はこの時期としてはちょっと強めですから、明日は特に雷雨や突風に注意・・・・ということになりそうです。
明日は、どのあたりで雷雲が発生するのか?をチェックしなければ・・・・・
ということで、今日の具体的な雨や風の様子。

西日本は高気圧から時計回りに吹きだす西~北西の風・・・もちろん晴れで推移しそう。
一方、東日本は前線上の低気圧の通過と、前線と前線上の低圧部の位置によって、風は複雑に変化。
福島県太平洋岸は、基本的に北~北西の風ですが、前線上の低圧部の位置次第では、南東の風になる可能性もゼロではないと思うので、複雑に変化・・・と考えて、実況重視がイイと思います。
また、雨も、一番遅い地域でも昼過ぎには回復しますけど、太平洋岸で晴れは厳しい感じです。
久々の朝の更新は・・・・爽やかでイイですね・・・・ということで・・・・最後は、「予報文を正しく読んで安全マージンを考慮した天気予報を理解する」ことをオススメして終わります。
予報文: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
(予報文の表記において、「昼前」という表現は9時~12時、「昼過ぎ」という表現は12時~15時、「夕方」は15時~18時の時間帯を意味します)
2011年06月11日
再び西から下り坂(6月11日②)
このところイレギュラーなブログ更新になっていますが、来週から正常化する予定。
ということで、明日(12日)の天気チェック・・・ですが、今日は細かくコメントを書いている時間がないので、気象庁がプロ用に発表している「短期予報解説資料」をベースに簡単にまとめておきました(手抜きでゴメンナサイ)。
結論から言うと、早くも明日は「西から下り坂」に向かうことになるので、まずは”下り坂の様子”のチェックから。

午前9時と、午後9時の二つの計算値を比較していますが、ゆーっくりとした”下り坂”。
明日の雨の行き着く先・・・東海付近の降りだしが夜9時頃。
そして、梅雨前線に近い太平洋岸中心の雨という結果になっています。
次は、「なぜに下り坂?」という理由を、シンプルに普通の予想天気図でチェック。

朝の段階で、梅雨前線の北への波打ち(ウェーブ)が九州方面で凸になっていますけど、これが明後日にかけて東へ移動。
前線が西から北上してくるので、西からゆっくり下り坂ということになります。
で・・・詳しい雨や風の様子の計算値を見ると・・・・

天気分布もマークにして書き込んでおきました。
以上が、「計算値のみを鵜呑みにした天気(図)チェック」ですが、気象庁の予報官は、「計算値どおりにならない可能性」も考えています。
以下の「短期予報解説資料」の抜粋を読んだ上で、予報官が安全マージンを考慮して作った各地の予報文をチェックしてみてください。

予報文: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
(予報文の表記において、「昼前」という表現は9時~12時、「昼過ぎ」という表現は12時~15時、「夕方」は15時~18時の時間帯を意味します)
2011年06月11日
九州大雨、本州回復・北海道不安定(6月11日)
今朝のテレビの天気予報のキャスターは、多少の違いはあれど、こんな解説をしたのではないかと・・・・

だけど・・・こんな朝・・・・視聴者が一番知りたいのは、「何時雨が止むんだよ?」でしょう。

そんなとき、視聴者の関心は、雨のアニメや、時系列に表示されるピンポイント予報に集中してしまいます。
でも・・・・リアルすぎるこのアニメも、あくまで生の計算値ですから、計算値のクセやズレを見込んだ安全マージンをとって見ないと失敗します。
何度も書いてきましたけど、気象庁が発表している予報文に書かれている”雨が上がる時間帯”を正確に読みとって安全マージンを考える必要があります。
各地の予報文: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
ちなみに、「昼前」という表現は9時~12時、「昼過ぎ」という表現は12時~15時、「夕方」は15時~18時の時間帯を意味しますから、これらの定義を意識しながら予報文を読んでみてください。
で・・・具体的な雨と風の様子。

前線が南下して、回復の様子が顕著のなり始める昼頃の様子。
とくにコメントはありませんが、上の天気図の解説と併せてご覧ください。
最後は、Kasayanの備忘録。
北日本に影響するおなじみの「寒気を伴った上空の気圧の谷」の様子と、今朝の大雨の原因を探る一枚の天気図を掲載しておきます。
下の図の矢印は上空の強風軸。
二つの上空の「川」が大雨のエリアで合流していることがわかります。


2011年06月09日
西は梅雨前線、北は寒気(6月9日)
明日(10日)朝も更新ができないので、明日(10日)の天気チェックを前倒しで・・・・

たぶんテレビの天気予報では、「西日本は梅雨前線の活発化によって下り坂。北日本には寒気を伴った上空の気圧の谷がやってくるので大気が不安定」という解説がされると思います。
付け加えるとすれば、「梅雨前線には南から暖かく湿った空気が流れ込んで・・・・」という解説があるかもしれませんが・・・。
そこで、例によって「上空の気圧の谷」という説明を上空の天気図でチェックしてみると・・・・

赤の点線が上空の気圧の谷。
朝の段階で日本海ですが、夜にかけて次第に北日本に。
昨日も書きましたけど、上空の気圧の谷は、地上付近で低気圧を発生させやすいパワーを持っていますから、天気悪化の原因の一つです。
次は、「寒気を伴った・・・」の部分。

上空の気圧の谷に対応して、-18℃以下の寒気が北海道方面へ。
お約束の「大気不安定」が予想されます。
で・・・・具体的な雨の様子や風の様子の計算値を見ると・・・・

昨日同様、性質の異なる風がぶつかるラインが、東北太平洋側に計算されています。
このあたり・・・・上昇気流が発生しやすく、上空には寒気が南下してきますから、今日(9日)ほどではないにしても、一応、夕立要注意エリアになりそうです。
ということで・・ザクッとチェックしただけですが今日はこれでおしまい。
天気変化は、天気マークと予報文( http://www.jma.go.jp/jp/yoho/ )でチェックしてください。
2011年06月08日
9日は夕立?晴れても大気不安定(6月8日-2)
明日9日の朝はブログ更新ができないので、8日夜に前倒しで9日の天気をチェック。
ポイントは「晴れても大気不安定」です。

朝9時の予想天気図にポイントを書き込んでおきました。
ザックリとまとめると「梅雨前線が南下して晴れるけれど、寒気を伴った上空の気圧の谷がやってきて、東日本・北日本の山沿いを中心に大気が不安定。雷雨や突風に注意」ということになります(ありきたりの天気予報みたいでつまらないですね)。
上空の寒気・・・については、普通の天気図では分かりにくいので、上空の天気図で簡単に説明。
まずは、「上空の気圧の谷」の部分。

上空の天気図の実線が南に凹になっている部分・・・・ここが上空の気圧の谷。
赤の点線で示してありますが・・・これが、日中、東日本・北日本の上空にやってきます。
「谷」というと、谷川をイメージしますけど、お天気の世界でも、水・・・雨に関係するのが「気圧の谷」。
気圧の谷付近・・・それも谷の少し東側の空気は、雨雲ができやすい性質をもっています。
そして、明日の谷の周辺の空気の温度は-12℃以下。

地上付近が、今日のように日差しで温められて、上空に寒気がやってくると、地上の暖かい空気は上へ上へと昇り易くなって・・・・雷雲が発生・・・ということになります。
寒気を伴った上空の気圧の谷の影響が現れてくるのが午後。
その頃の、地上付近の風と雨の計算値を見ると・・・

東日本・北日本は、東海上の高気圧から吹きだす南東の風の場。
一方、日本海側は、大陸の低気圧へと吹き込む南西の風の場。
二つの風が集まる赤の点線の付近で雨雲が発生。
夕方にかけて赤の点線の南側へと発達する傾向です。
二方向の風が集まるところでは、集まった空気は上にしか逃げ場がありませんから、上昇気流発生。上空には寒気が待ち受けているので、水蒸気が水滴になって雷雲が発達することになります。
「今日(8日)の計算」では、午後2時前後から雷雲が発達し始めるようですが、明日(9日)朝の計算値では、タイミングやエリアが変化するかもしれません。
そこで、朝(9日)、使い慣れている天気予報サイトで天気チェックをするのなら、安全マージンを考えて、自分の周辺50キロほどの天気予報で雷雨が予想されているか?何時頃から降りだすのか?ということチェックするのがオススメです。
一方、風向や風速は・・・まずこの計算値でイイと思います。
2011年06月08日
全般に晴れベース、南岸の雨回復へ(6月8日)
昨日、天気図上の梅雨前線が「竜」のようだ・・・なんて書きましたけど、昨夜から今夜、そして明日夜にかけての天気図を連続でチェックすると、梅雨前線は奄美付近・・・ちょうど「竜」の”尾”の部分をささえにして動いているのがわかります。

明日、明後日にかけて、梅雨前線・・・「竜」の胴体の部分が、若干南に遠ざかるので、天気は回復傾向。
そして、東日本の風向は、前線北側の高気圧(風は時計回りに吹きだす)と、前線上の低気圧(風は反時計回りに吹き込む)との相互作用で決定され、基本的に東寄りの風で、気圧配置の変化によって、北寄りの成分が優勢になったり、南寄りの成分が優勢になったりする・・・という感じ。
具体的な風や雨の様子の計算値は・・・

南岸の雲は残りますけど雨は回復。
低気圧の風と、東海上の高気圧の風のどちらが優勢?で、東日本太平洋岸の風向が決まってくるのがわかると思います。
ところで、以上が地上の天気図だけ・・・からわかる天気傾向。
目を上空に向けて、上空5700m付近の気温の様子をチェックしてみると・・・・・

-12℃以下の上空の寒気・・・5月連休頃と比べると、10℃近くも気温の高い弱い寒気ですけど、東日本以北に近づいてくることがわかります。
弱い寒気といっても、地上付近の気温が高くなっているので、地上と上空の相対的な温度差はそれなり。
この寒気が明日は東日本以北にかかって、明日9日は大気不安定・・・雷雨が発生する可能性が高くなります。
ということで、明日は、このあたりがチェックポイントになりそうですね。
2011年06月07日
西日本南岸中心の雨と東日本以北の晴天(6月7日)
先日、Kasayanが練習生としてお世話になっているグライダー協会で、山岳波という、北アルプスなどの山々の風下に発生する波のような気流発生の予測について話をする機会がありました。
普通の天気予報で考える気象現象のスケールは数10キロメートル以上の大きなスケールなのですが、山岳波は全体として大きなスケールになることがあるものの、グライダーの上昇(5000メートル以上)に利用できるレベルで考える場合は数キロの小さなスケールで考える必要があります。

この点、Kasayanが長年親しんできたヨットでも、レースなどで岬や湾口などの小スケールの風を予測する必要がありましたが、グライダーは三次元で考える必要がありますから、予測はさらに難しくなります。
どんな仕事でも、慣れてくると仕事の内容がパターン化して、能力の向上が緩やかになることが多いものですが、気象予報士になって15年、新境地が上空に開かれること、そして、検討結果を公開する機会を与えてもらえることで、天気図を見る目が少し変化してきたような・・・気がしています。
という・・・つまらない話はこのくらいにして、今日の天気チェックを・・・・・
天気図上の気圧配置の変化は、梅雨時に特徴的な「梅雨前線が日本付近でのたうちまわる」傾向が顕著になっています。

昨日午後9時と今夜9時の天気図を比較できるようにしましたが、昨日、関東沖に進んできた高気圧は今夜東海上へ。
それとともに、西から梅雨前線がやや北上して、雨のエリアが西日本南岸にかかってきます。
一方、東日本以北は、高気圧が前線を南に押し下げているので晴れベース。
昨日、北日本上空にあった寒気も抜ける傾向ですから、北海道の不安定な天気も、昨日ほどではないと思います。
ところで、南岸の梅雨前線・・・巨大な「竜」のように見えませんか?
「竜」は水神様と言いますけど、毎年、天気図の梅雨前線を見るたびに、「竜」がのたうちまわって日本に水を恵んだり、災いをもたらすように思えるのですが・・・・・
またまたつまらない話になってしまいましたが・・・具体的な風の様子と大ざっぱな天気分布は・・・・

例によって12時の予想にマークを載せたり書き込みをしたりしていますが、風に関しては今日一日の傾向を表していると思います。
そして、「前線の大雨のエリアが海上でよかったね」という感じ。
原発がらみで、風を気にしている方が多いと思いますけど、例の汚染水とのからみで、まとまった雨が福島方面に降らないか?気になるところです。
2011年06月06日
広く晴れベースも北と南はぐずつき気味(6月6日)
6月6日ですが・・・「雨ザーザー降って」くるところは北と南の一部エリアだけ。
さっそく、天気図で状況把握を・・・・

昨日の夜9時と、今夜夜9時の天気図を比較できるようにチェンジさせてみましたけど、梅雨前線の位置はほとんど変わらず。
そして、梅雨前線北側の高気圧が、関東沖へと南東進。
この高気圧の影響で、晴れる所が多くなる・・・だけど・・・影響が及びにくい北と南では雨が降り易い・・・という比較的単純な図式になります。
なぜ、雨が降るのか?は図に書き込んでおきました。
で・・・・今日の風ですけど・・・・

海上部分はイイとして、陸上部分のほとんどは、先に見た高気圧から時計回りに吹きだす風が支配。
もっとも、高気圧の中心から遠い東日本では比較的風が弱く、日中の晴天による気温上昇によって、海陸風が優先しそう(日中は海からの風)。
また、昨日は、上空寒気が東日本を通過したので、夕方以降、久々に夕立らしい夕立がありましたが、寒気は北海道方面に北上。
北日本をのぞいては、昨日のような夕立は少ない・・・・と、思います。