2011年06月09日
西は梅雨前線、北は寒気(6月9日)
明日(10日)朝も更新ができないので、明日(10日)の天気チェックを前倒しで・・・・

たぶんテレビの天気予報では、「西日本は梅雨前線の活発化によって下り坂。北日本には寒気を伴った上空の気圧の谷がやってくるので大気が不安定」という解説がされると思います。
付け加えるとすれば、「梅雨前線には南から暖かく湿った空気が流れ込んで・・・・」という解説があるかもしれませんが・・・。
そこで、例によって「上空の気圧の谷」という説明を上空の天気図でチェックしてみると・・・・

赤の点線が上空の気圧の谷。
朝の段階で日本海ですが、夜にかけて次第に北日本に。
昨日も書きましたけど、上空の気圧の谷は、地上付近で低気圧を発生させやすいパワーを持っていますから、天気悪化の原因の一つです。
次は、「寒気を伴った・・・」の部分。

上空の気圧の谷に対応して、-18℃以下の寒気が北海道方面へ。
お約束の「大気不安定」が予想されます。
で・・・・具体的な雨の様子や風の様子の計算値を見ると・・・・

昨日同様、性質の異なる風がぶつかるラインが、東北太平洋側に計算されています。
このあたり・・・・上昇気流が発生しやすく、上空には寒気が南下してきますから、今日(9日)ほどではないにしても、一応、夕立要注意エリアになりそうです。
ということで・・ザクッとチェックしただけですが今日はこれでおしまい。
天気変化は、天気マークと予報文( http://www.jma.go.jp/jp/yoho/ )でチェックしてください。