2011年04月20日
東日本の風向と降水(4月21日予想)
今日の東日本、特に関東地方には腰のある北東の風が吹き続けましたが、各地の放射線量の増加は見られていません。
原発からは何かしら放射性物質(塵・気体)は放出されているでしょうけど、優位的に観測されるレベルのものではないようですね(北東風に雨が加わるとどのような影響があるかは分かりませんが)。
http://atmc.jp/
ということで、明日21日の気圧配置と風の様子。

予想天気図に描かれた高気圧だけから考えると、時計回りに吹きだす風によって、東日本は西寄りの風になりそうですが・・・・・どっこい朝から南よりの風中心。
高気圧の中心から離れた関東沖には弱い高気圧(高圧部)があって、この高気圧から時計回りに吹きだす風が東日本の風向を左右することになりそうです。


2011年04月19日
東日本の風向と降水(4月20日予想)
久々に荒れた感じの19日でしたが、明日20日は回復傾向へ。
もっとも、東日本太平洋岸では、久々にキチンと?北東風が吹きそうな感じです。
ということで、まずは明日20日の気圧配置と風の様子から。

(訂正:図中、「時計回り」とありますが「反時計回り」の誤りです」 下の図も同様)
雷雨や突風、そして寒さももたらした寒気を持った低気圧が東海上に抜ける・・・・というのは天気図で一目瞭然ですね。
あとは、反時計回りに低気圧に吹き込む風と、時計回りの高気圧から吹きだす風が、どのような場の風を織りなすか?を考えればイイことになります。


で・・・コンピューターはこのような風を予想しています。
地上付近には、3000メートル級の山があったりしますから、複雑な風の吹き方をしますけど、低気圧と高気圧に典型的なお約束の風向になっていることがわかります。
関東甲信、東北南部にズームすると・・・

太平洋沿岸部は、北東傾向ですね。
海上では10メートルを切るくらい・・・銚子の犬吠埼・・・鹿島灘方面から風が吹きつけてくる光景が目に浮かびます。
まあ・・・この風が吹いている間に、何かが放出されなければイイんですけど・・・・
最後は、寒気の様子を掲載しておきます。
不安定と寒さをもたらした上空の寒気・・・・冬将軍の最後?の様子です。

もっとも、東日本太平洋岸では、久々にキチンと?北東風が吹きそうな感じです。
ということで、まずは明日20日の気圧配置と風の様子から。

(訂正:図中、「時計回り」とありますが「反時計回り」の誤りです」 下の図も同様)
雷雨や突風、そして寒さももたらした寒気を持った低気圧が東海上に抜ける・・・・というのは天気図で一目瞭然ですね。
あとは、反時計回りに低気圧に吹き込む風と、時計回りの高気圧から吹きだす風が、どのような場の風を織りなすか?を考えればイイことになります。


で・・・コンピューターはこのような風を予想しています。
地上付近には、3000メートル級の山があったりしますから、複雑な風の吹き方をしますけど、低気圧と高気圧に典型的なお約束の風向になっていることがわかります。
関東甲信、東北南部にズームすると・・・

太平洋沿岸部は、北東傾向ですね。
海上では10メートルを切るくらい・・・銚子の犬吠埼・・・鹿島灘方面から風が吹きつけてくる光景が目に浮かびます。
まあ・・・この風が吹いている間に、何かが放出されなければイイんですけど・・・・
最後は、寒気の様子を掲載しておきます。
不安定と寒さをもたらした上空の寒気・・・・冬将軍の最後?の様子です。

2011年04月18日
東日本の風向と降水(4月19日荒天予想)
例によって、東日本の風向や降水の様子ですが・・・その前に、明日は荒れ模様ということをお伝えしておかねばなりません。
上空に寒気が流れ込んで大気が不安定・・・というコトバは天気予報でよく耳にしますが、まさにその状態。
上に冷たい空気・・・下に暖かい空気が流れ込むとなると・・・ちょうど冷蔵庫にアツアツの料理をそのまま入れてしまうようなものですから、湯気がもうもうと立ち上るように、雷雲が発生することがイメージできます。
もっとも、明日の寒気は、ただの寒気ではなくて、冬と同じ強さの寒気で、それも上空でデッカイ渦を巻いて西日本から東日本へと進んできます。
これを「寒冷渦」というんですけど、地上付近では、あちこちで突然雷雲が発生して、雷や突風が発生することが予想されますから・・・・・・・・・・後はテレビの天気予報と同じになっちゃうんで・・・・この程度にして・・・・・
明日19日の気圧配置と風の様子を中心にチェックしておきましょう・・・

天気図を見る限りは、山陰沖にポツンと低気圧があるだけで・・・だからどうなの?という感じがしますが・・・これがクセモノ。
上空の様子をチェックしてみると・・・・

日本の半分以上が、この低気圧を中心とした、反時計回りの大きな渦に覆われていることが分かります。
その中心には-30℃の寒気・・・冬場に、オヤジ予報士が「冬将軍」なんて言っている寒気と同程度の強さの寒気です。
この寒気が渦とともに南東方向に進んでくるわけですが、その方向に向かって地上付近では温かく湿った空気が流れ込む傾向にあります。
ということは、大気の不安定がますます強くなってきます。
そして、地上付近には、小さな低気圧や低圧部も発生して、上空の大きな渦によって反時計回りに流されることになります。
その様子がこれ・・・


まるで台風のように、反時計回りの巴マークのような活発な雨雲が形成されているのがわかります。
詳しいことは図に書き込んでおきました。
ということで・・・・風向は定まりにくい一日・・・そして雨も降ったり止んだり、激しかったり弱かったり・・・非常にめまぐるしい荒れた一日になりそうです。
原発の作業も大変でしょうね・・・・
2011年04月17日
東日本の風向と降水(4月18日の予想)
明日の東日本は一日海から陸へと吹く風ですが、北東の風ではありません。
ということで、明日18日の気圧配置と風の様子から。

三陸沖に中心を持つ高気圧から吹きだす東風が、日本海を北東進する低気圧に引きこまれる・・・というイメージ。
ですから、基本的に東の風中心。
高気圧の位置が三陸沖ですから、関東方面や甲信方面へと吹き込む北東の風にはなりません。
詳しく見ると・・・・


明日は、朝鮮半島付近をゆっくりと北東に進む、寒気を伴った低気圧・・・寒冷渦なんていいます・・・の激しい気象現象・・・・雷雨や突風・・・が注意点でしょうね・・・・何も放出されなければ・・・ですけど。
2011年04月16日
東日本の風向と降水(4月17日予想)
例によって、明日17日の気圧配置と、風向と降水の様子。

今日、寒冷前線が通過したので、一時的に雨が降ったり、風が強かったりしたと思いますが・・・明日は、前線の後ろ側の高気圧が張り出してきます。
東北方面は、一時的に西高東低の気圧配置・・・冬のなごり・・・・になって、北西の風が一日吹き続けます。
ということは、太平洋側では、一日陸から海へと風が抜けるパターン。
もっとも、関東付近は、沖合の弱い高気圧から吹きだす南風が夕方にかけて吹きはじめる可能性がありそうです。
まあ・・・・南風ですから・・・・・
詳しく見ると・・・・


関東の東海上の弱い高圧部(高気圧)から時計回りの風が吹きだしているのがよくわかりますよね。
21時・・・この風が福島県北部太平洋側で、日本海の高気圧から吹きだす北西の冷たい風とぶつかっているのもわかります。
二つのやや性質の異なった空気がぶつかるときには、雲の発生を用心する必要があるんですけど・・・これに関しては、計算値の上では特に問題はなさそうです・・・・
2011年04月15日
東日本の風向と降水(4月16日予想)
すっかり日課になってしまった東日本の風向や雨の様子ですが、新たにドカンと原発から放出されない限り、日々放射線量が下がる傾向にあるようです。
それでも、何かが放出されない保証がされているわけじゃありませんから、放出されたら・・どこへ飛んでいく?くらいはあらかじめ想定しておこうかと・・・・・
ということで、明日16日の気圧配置、そして風向きと降水の様子。

明日は寒冷前線の通過。
急激に風向が変化・・・そして前線通過のタイミングで雨・・・
いずれにしても、イヤな北東風が吹き、加えて雨が降るようなことはなさそうです。


南西の風が北西に変化しますよね。
北関東付近を前線が通過する予定の13時頃の風の様子をクローズアップしてみると・・・・

暖かく湿った南西風と、冷たい北西風が前線でぶつかりあっているのがよくわかりますよね。
南西の暖かい風を、冷たい空気を運ぶ北西の風が切り裂きながら南下して、急上昇させられた暖かい空気が活発な(雷)雲を形成するわけです・・・教科書的にいえば・・・・・
あ・・・そうそう・・・・
Kasayanの住む長野でもようやく桜が開花しました。
■日時:2011年04月15日
■場所:長野県 長野
■内容:桜開花
■平年比:01日遅い
■昨年比:06日遅い
2011年04月14日
東日本の風向と降水(4月15日予想)
例によって、明日15日の東日本の気圧配置と風向き、そして雨の様子。

明日は、西から天気が下り坂。
高気圧(という気圧の山)が東へ抜けて、西から気圧の谷(低気圧谷間や低圧部という盆地)と前線(川)が接近・・・・というありきたりな解説がピッタリ当てはまるパターン。
低気圧や気圧の谷が頭上を通過する場合は、風向も大きく変化しますけど、明日は下り坂・・・という状態なので、風向は南西のまま推移。
大きく変化はしません。
詳しくみると・・・・


さらにアップしてみると・・・・

原発付近は沿岸をなめるようにして沖へと流れる風が続くようです。
ところで、放射能が心配と過剰に反応して風評被害が発生していたりしますけど、温泉好きの方なんかは、好んで「ラドン温泉」に使って、放射線を浴びたりしています。
微量なら・・・・むしろ健康にイイ?
ということでラドン温泉のHPをご紹介。
http://kadoyasan.com/radium-world.html
2011年04月13日
東日本の風向きと降水(4月14日予想)
穏やかな春の日・・・明日も続きそうですが、原発はレベル7の評価になってしまうし・・・・
Kasayanの家の近くでは、ようやく桜が咲きはじめ、杏の花も咲きはじめました。
とりあえず、明日も陸から海への風がメインになりそうですが、風が弱いですから、日中、海風が吹き込む可能性は十分にありそうですね。
で・・・明日14日の風の様子



穏やかな春の高気圧・・・高気圧の北側に吹きだす風が場の風。
日中気温が上昇して、陸地が暖められて海から吹く風が海風ですね。
短期予報解説資料というプロ用の資料も比較的のんびりした内容。
明後日から下り坂ということになりそうです。


この写真は、福島原発の南側・・・・いわき市の久ノ浜漁港の沖からKasayanが撮影したもの。
煙突は福島第2原発の南側にある広野火力発電所の煙突。
小さなヨットで丸一日航海して、入港する前に撮影したものですが、海風が内陸に吹き込んで海岸線に沿った低い雲を形成しています。
原発の北西側で放射性物質の濃度が高くなっているようですが、海風によって形成される雲の位置なんかも、海風によって何かが運ばれるコースの目安になるかもしれません。
2011年04月12日
2011年04月11日
東日本の風向と降水(4月21日予想)
今日もグラリきましたね・・・・・17時16分頃・・・・・
PC用の緊急地震速報・・・結構役立っています。

ウェザーニューズのHPからダウンロードできます。
さて、明日12日の風向き、気圧配置など・・・



一日を通して気圧配置に大きな変化はありませんから、基本的には東シナ海に中心を持つ高気圧から時計回りに吹きだす北西~西の風が続くことになります。
東北南部では、基本的には陸から海へ吹きだす風。
もっとも朝はずいぶん寒くなりそうです。
短期予報解説資料という気象庁がプロ用に発表している資料から抜粋しておきました。
