2011年04月27日
東日本の風向と降水(4月28日予想)
南西の強い風が吹き荒れた27日でしたが、明日28日には回復へ・・・・と言いたいところですが、もう少しだけ荒れ模様の天気は尾を引きます。

南から暖かく湿った空気を吸い上げた・・・掃除機のような低気圧は日本海を北東進して、明日朝北海道付近へ。
南風と雷雨をもたらしている前線は、明日朝9時には東海上に抜けそうですから、南風が特に強いのは午前中・・・早ければ朝まで。
すると、天気図のカタチはなんとなく・・・西高東低の冬型の気圧配置・・・・に変化。
教科書通り、南西の風は次第に西寄りに変化しますが、低気圧の位置が北海道の西よりなので、真冬のように北西の風にはならないで、南西寄りの西風?になります。


そして、冬型と言えば・・・日本海沿岸の雪・・・がイメージされますけど、この季節ですから雨。
不安定な雷雲が発生します(ブリおこしの雷・・・みたいな感じ)
雷と突風及び大雨に関する全般気象情報が発表されていますので、転載しておきます。
雷と突風及び大雨に関する全般気象情報 第2号
平成23年4月27日16時05分 気象庁予報部発表
(見出し)
西日本と東日本では28日朝にかけて、東北地方では28日は、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する見込みです。落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょう、低地の浸水、河川の増水に注意して下さい。地震により地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に警戒して下さ
い。
(本文)
[気圧配置の現況と予想]
前線を伴った低気圧が日本海にあって、東北東に進んでいます。低気圧は28日には北海道付近を通過し、この低気圧からのびる前線が28日にかけて、西日本から北日本を通過する見込みです。
[防災事項]
<落雷、突風>
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本と東日本では28日朝にかけて、東北地方では28日は、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達する見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風に注意して下さい。また、降ひょうのおそれがありますので、農作物や農業施設の管理にも注意して下さい。
<大雨>
西日本と東日本では28日朝にかけて、東北地方では28日は、1時間に30ミリから40ミリの激しい雨が降り、局地的に50ミリを超える非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
28日18時までの24時間に予想される雨量は、
四国地方 150ミリ
関東甲信地方、東海地方 120ミリ
近畿地方 100ミリ
東北地方 80ミリ
の見込みです。
低地の浸水、河川の増水に注意して下さい。地震により地盤が緩んでいる所がありますので、土砂災害に警戒して下さい。
[補足事項等]
地元気象台の発表する、警報や注意報、気象情報に留意して下さい。
これで「雷と突風及び大雨に関する全般気象情報」を終了します。