2011年04月07日
東日本の風向と降水(4月8日の予想)

以前も掲載した福島第一原発沖2マイル(約3.6キロ沖)から撮影した写真。
Kasayanが小さなヨットで日本一周をしたときに撮影したものですが、風まかせ、潮まかせの航海ですから、海流や潮流の影響や海風・陸風の様子が手に取るようにわかりました。
一般に、福島県沖には、北海道方面から銚子付近まで南下する親潮が流れていると言われていますが、親潮の本流より沿岸部では、北に流れる反流があったりして、非常に複雑な流れが作りだされていました。
このため、相馬から小名浜までの航海は、親潮の押される航海・・・になるはずが、向かいの潮に邪魔されることも多々ありました。
早いときには2ノット程度の速度がありましたが、この季節、どのように流れているのでしょうか・・・・
(ヨットの速度が5ノット程度ですから、2ノットの向かいの潮流は大きな影響があるのです)
福島原発から放射性物質を含んだ水が放出され、テレビでは海上保安庁作成の海流図が紹介されたりしていますが、あまり拡散せず、沿岸部を水塊を崩さずに移動(水に墨を流したときの模様のように)したりする可能性もありますから、ちょっと心配しています。
さて、明日8日の東日本の気圧配置と風の様子。



基本的に南西風・・・それも強い風ですから、関東方面への影響は少なく、東北方面も海上中心ですから、何かが放出されても、とりあえずは安心パターン。
問題は前線が通過してから・・・・・の、不確定要素です。