2011年09月18日
台風15号・台風16号の動向と雨の様子(9月18日)
今日も出先・・・モバイルで書いているので、マルチモニターで天気図をたくさん広げることもできません。
作図はもちろん検討も不十分ですから、重要そうな情報や計算値だけをご紹介しておきます。
繰り返しになりますが、計算値はあくまで予報を作るための道具・・・予報をそっちのけにして「頭上に雨のエリアがかかる?かからない?」という判断をするのではなく、気象庁発表の予報を120パーセント理解して有効に使うための道具として使ってください。
まず、今日・明日の天気傾向を大雑把にチェック。

短期予報解説資料というプロ用の資料ですが、予報官が今朝発表の予報を作るにあたって天気図上で着目したのがこれらのポイント。
書き込みを読んでわかることだけ目を通すだけで、注目すべき天気のポイントは理解していだだけると思います。
次は、今日・あすの雨の降り方を・・・気象庁発表の台風情報でチェック。

台風情報をそのまんまコピペしたら天気予報ゴッコになってしまうので、相当温位という暖かく湿った空気(暖湿気)の様子をチェックするための図に、秋雨前線の様子(点線)と暖湿気の流れる様子を書き込んでおきました。
気象庁の公式の雨量の予想は・・・・
19日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
東北地方、九州北部地方、九州南部、沖縄地方 150ミリ
中国地方 120ミリ
では、具体的にどのような雨の降り方をするのでしょうか?
解像度の高いMSMという計算値でチェック。


あくまで気象庁発表の予報を活用するための参考資料です。
上の図に書き込んでおいた雨の降り方のイメージと一致していましたか?
最後は台風が日本を縦断・接近?しそうなタイミング・・・・
迷走中なので、あれこれ細かいことをチェックしてみ意味がなさそうなので、上空の気圧の谷が深まりつつ東進するのに伴い、偏西風が南下し、台風を押し流す様子をGSMという計算値でアニメにしました。

どこを通るのか?ということを考えても、今の段階ではあまり生産的ではありませんから、台風15が北東に進むメカニズムをなんとなく把握しておく・・・程度にとどめておいてください。
米軍台風進路予想(TC Warning Graphicをクリック。日本時間は+9時間)
http://www.usno.navy.mil/JTWC/
気象庁5日間予報
http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html
気象庁短期予報(最寄りの地域をクリックして拡大、予報文も読むこと)
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
気象庁週間予報(更新は11時と17時)
http://www.jma.go.jp/jp/week/
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