2010年06月17日

天気予報は当たるのか?(6月17日)夕立はあるのか?


 故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?

1、今日の一言

 梅雨入りしてもすぐに中休み・・・再び雨が降ったら今度は夏の暑さ・・・・・・




 関東甲信地方の予想気温・・・今日は松本がダントツ!
暑くなると夕立が心配になってきますが・・・・今朝は夕立の可能性を考えていたので・・・更新おそくなっちゃいました。

2、全国の予報
 テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。





 梅雨の中休みになると、梅雨の無い北海道方面がとばっちりをうけてぐずつくことが多いのですが、今日がまさにそれ。
 もっとも中休みは今日だけで、明日は休み明けの梅雨に戻るようです。

3、長野県の予報
 長野にズーム。見るのは天気マークの天気予報だけ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」はマークだけじゃわかりません。





 気温が上がって夏のような晴れが予想されていますが、気になるのは夕立
 長野県の予報文に夕立はありませんけど・・・・お隣の県に目をやると・・・
群馬県・埼玉秩父に「所により 夕方 から 夜のはじめ頃 雨」という文字。
 その他の県には夕立の気配は書かれていませんでしたから、関東の山沿いに限定してにわか雨(夕立というまでは・・)を予想しているようです。

 ですが・・・・Kasayanは心配性ですから、計算値はキチンとチェックしてくことにします・・・

4、一般的な天気図の評
 どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。




 北と西がメインのストーリーになっています。
 ちなみに上空の天気図は、上空5500m付近です。

5、今日の天気予報は当たるのか?
 100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。


 今日は夕立の可能性だけチェックしときます。




 強い雨のエリアは陸地になし
 夜、九州の西に活発な雨エリアが計算されていますが、これが明日の天気に影響してくるようです。
 今日は問題なさそうですね・・・・この図については・・・

 1時間降水量で見ると・・・・




 GSMという計算値とMSMという計算値、二つの異なる計算値の同じ時間(午後6時)の降水量予測をならべてみました。
 GSMでは気象庁の予報と同じく群馬県と埼玉秩父に降水が予想されています。
 長野県は・・・北部や中部の東側、県境付近ですね。
 北ア方面はうーんと少ない降水量が予想されています。

 一方MSMでも同傾向ですけど、北アの降水がGSMより多めに予想されています。

 これをどう考えるか?・・・・はっきりいって、長野県についてはなんともはや・・・・
 こういうときは、「実況重視」ということかもしれません。
 降水のエリアからすると、気象台・・・予報にはとりあえず書かないでおいて、11時の予報で修正したり、雷雲が発生したら注意報で対応・・・というつもりかもしれません。

 したがって、夕立が気になる方は、11時発表の気象庁予報か、レーダーを使って外出前に空模様をチェックしてみてください。
 気象庁HPhttp://www.jma.go.jp/jp/yoho/

 一応、もうちょっと細かくは見てみたのですが・・・・

 松本方面は周辺で一番気温上昇・・・・熱低気圧(ヒートロー)発生・・・・松本方面に空気集中・・・
大気の安定度はそこそこ悪いけど・・・・




 やっぱり実況重視で行きましょう・・・・・

 今日の予報・・・・夕立さえなければガチンコで当たると思います。

 今日のブログ・・・図を作る時間が無くなってしまった手抜きっぽくなっちゃいました・・・失礼!


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