2010年06月11日
週末の天気は?(6月11日)
今朝、ブログ更新ができなかったので、今夜は明日からの週末の天気をチェック。
土日も朝に、当日の天気を詳しくチェックするので、大ざっぱな流れだけ見ておきます。
まずは、いつものように、気象庁発表の全国の天気から・・・・広いエリアからチェックしていくのが王道です。


傘マークが12日土曜、13日日曜と東へ拡大するのが分かります。
西日本は日本海側まで傘マークがついてますけど、東日本は太平洋側だけ。
太平洋側を通過する(梅雨)前線の影響がどこにおよぶのか?天気マークの並びに現れていjます。
この傾向を頭に入れておいて、長野県周辺にズーム。


全国天気の傾向そのまま、明日12日土曜日は今日同様初夏の陽気・・・太陽マーク中心の晴れベース。
もっとも、長野県中部には「所により 夜 雨」がついています。
今日は夕立がありませんでしたけど、明日は大気が不安定になる原因が発生するというわけです。
ここ数日の夕立は上空の寒気でしたけど・・・・寒気は抜けたはず・・・・理由はなんでしょう?
そして、明後日13日日曜日は・・・前線の影響を受けやすい中南部に傘マークがついています。
以上の天気マークを思い浮かべながら土日の天気図を見てみましょう。

明日は太平洋と日本海のある高気圧にはさまれて日本付近は基本的に晴れ。
ただ西から低気圧や前線がゆっくりと進んでくるので西から下り坂。
ところで、明日の夕立の予報・・・明日は本州が二つの高気圧にはさまれて東日本はよわーい気圧の谷ともいえます。
このため、太平洋から湿った暖かい空気が流れ込みやすくなり、さらに強い日射で気温上昇。
上空に強い寒気はなくとも、相対的に大気が不安定になって、夕立が予想されているようです。
もっともこのアニメじゃ具体的な雨のエリアが分かりにくいので、日曜朝までの降水のエリアも描かれている専門の天気図も見てみましょう。

青の線の内側(傘マークをつけておきました)が雨の可能性があるエリア。
ゆーっくり西から拡大して、太平洋側ほど雨の可能性が高いことがわかります。
さて、ここまで、ご覧いただければ、週末の天気の概要はつかめると思います。
ここからはKasayanの備忘録を兼ねた「放談」になりますから、興味ある方だけどうぞ・・・・・
ということで・・・・しっかし・・・・天気の変化遅いですねぇ・・・・・

これ、天気の変化の速さに影響する上空の天気図ですけど、上空の等圧線(等高度線)が蛇行しています。
ブロッキング高気圧といって上空にも動きの遅いしっかりとした高気圧ができているので、変化おそし。
高気圧の動きが遅いので、その西側に控えている上空の気圧の谷・・・・地上の低気圧を発達させる原因になるものですが・・・・もなかなか東へ進めないという状態。l
いつも書いていますけど、こんなときは天気変化のタイミングの予報がはずれやすいんですよね。
そうそう・・明日の夕立の様子もチェックしておきましょう。
まずは、湿った空気が流れ込む様子。

明日朝まではそれほどでもないようですが、明日午後からは九州方面に強い暖湿流が流れ込み始め、東日本にもそこそこ湿った空気が流れ込み始めるようです。
この図は暖湿流(雨の原料の量)を示した図ですが、特に線が混雑しているところの南側が前線と対応。
西日本は雨の原料が大量に流れ込み始めるようですが、東日本はそこそこ流れ込むという感じですね。
で・・・明日夕方・・・夕立の降るエリアは?

長野県付近、太平洋の高気圧から流れ込む南風と日本海の高気圧から流れ込む北風がぶつかるエリア。
ぶつかるエリアで上昇気流が発生し、長野県中部(八ヶ岳方面?)に降水が計算されています。
気温も今年一番の暑さが予想されていますから、気温上昇による上昇気流もあいまって、夕立ということになるようです。
詳しくは明日朝・・・・キチンとチェックしたいと思います。
いずれにせよ、梅雨前の行楽を考えるなら、明日土曜日。
もっとも中部だけじゃなくて南部でも夕立の可能性があることは忘れずに!