2010年10月22日
台風14号・15号発生?今日日中は秋晴れへ(10月22日)

故郷長野にUターンした気象予報士Kasayan。毎朝コツコツ天気予報のリハビリ中。おきまりのテレビの天気予報に背を向けて、視聴者目線で「天気予報」をチェックします。 今日の天気予報はあたるんでしょうか? |

台風14号・・・昨日中に発生しそうでしたが・・・まだ・・・
一方、今朝発表の「今夜の」予想天気図を見ると、今日中に2個の台風・・・14号・15号が発生するとのこと・・・
台風と熱帯低気圧の違いは、風速が約17メートルを超えるか否かだけのことですけど。
ところで、この気温のグラフ見てください。

むこう一週間の気温を示したものですけど、26日から平年の気温を6℃以上も下回ることが予想されています。
週明け25日に平年を5℃前後も上回る高温になった後の急降下ですから、一段階季節が進んでいきなり晩秋・・・初冬へ。
北海道や平地の標高の高いところでは、暖房が必要になってきます。
というのも・・・・

週明け月曜日・・・南から暖かく湿った空気が流れ込んで暖かいけど気温が上昇した後、西高東低の冬型の気圧配置へ。
上空1500m付近で0℃の寒気が日本海付近まで南下してきますから、長野県の高い山でも、何かが降れば雪になる可能性が大。
高原にお住まいの方、暖房の用意はこの週末にしておいたほうがイイですよ。

おなじみ天気マークの天気予報。使い方次第で効果200%。「木を見て森を見ない」と言いますが、地元の天気チェックをするなら全国から。マークでエリア分けした境目の予報はアヤシイかも? |

沖縄・奄美方面はまだまだ油断ができない状態ですが、その他のエリアに傘マークは見えません。
昨日より太陽マークが増えて、日本海側から天気回復傾向ということが読みとれます。
回復・・・「のち 晴れ」のタイミング・・・予報文を読むと、日本海側では「昼前」、太平洋側では「昼過ぎ」あるいは「夕方から」のようです。

地元長野にズームイン。見るのは天気マークの予報だけ?「・・のち・・」って何時? 「所により・・」ってどこ?予報文は必読です。 |

日本海側ほど晴れ・・・という傾向がマークからもわかりますよね。
太陽マークが左側にあるほど晴れベースですから。
関東では北東の風が予想されていますが、関東で北東の風が吹くときは鹿島灘から低くどんよりとした雲が流れ込みやすい傾向。
忍者雲なんて言われていて、予想を外す可能性がありますから、関東の太陽マークは晴れればラッキーくらいに思っておいたほうがいイイかも?

予報の理由わかりますか?理由がわからなきゃ占いと同じ。解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。 |

昨日とほぼかわりありません。
台風発生のタイミング・・・微妙ですけど、風速だけのことですから、いつ発生?よりも、これからどう動く?のほうが大切です。

難しそうな専門天気図だって、書き込みをすれば超簡単。「天気予報の確からしさ」を調べる道具です。 |

26日以降、沖縄方面へと北上していくようですから、週明けから進路・発達の程度については、日々確認しなくちゃいけませんね。

一目で雨の心配はなさそう・・・ということがわかります。
もう一つの計算値・・・GSMも同様の傾向。
確認はこの程度でイイですよね?

天気予報は確率論。ハズレるとしたらどうなるの?失敗しない方法を考えます。 |
長野県北部でも多くの方が・・雨に降られた・・・と感じたと思います。
なんで「所により雨」を付けようとしないんだろう?・・・・昨日も11時発表の予報で修正して付けていました。
まあ・・・どんな理由にせよ・・・今日はどの計算値を使っても雲の多い晴れ・・・ということで当たりですね。

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(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNIより使用許諾を得ています)