2011年05月19日
南西の風の場と気温の上昇(5月19日)
長野に帰ってきました。
久々に横浜・東京で過ごしていましたが、長野に慣れた身体には、人ごみの都会はもうダメですね。
空気の重さを感じてすっかり疲れきってしまいました。
長野を離れていたのはわずか10日程度でしたけど、季節は進み長野盆地のリンゴの花はもう終わり、山麓のリンゴ畑の白い花が満開。
雪解けとともに突然始まる長野の春の進行速度の速さは驚くほどです。
さて、今日も晴天が続きますが、各地で気温が上昇。
東北南部から西の各地では25℃以上の夏日が続出。
なんとKasayanが住んでいる長野も日中は28℃が予想されています。
どうして夏のような暑さになるのか?
高気圧の西の縁の南西の風が暖かい空気を運んでくるから・・・・というのが各天気予報番組の解説だと思います。
そんな様子をチェックしてみましょう。

移動性高気圧の中心は東海上。
高気圧からは時計回りに風が吹きだしますから、日本付近は南西の風の場。
太平洋上から暖かく湿った空気が流れ込んできます。
そんな様子をMSMという計算値で見ると・・・・

今日正午の地上付近の風の様子ですけど、太平洋の空気が流れ込んでくるのが良くわかります。
そしてこういった南西の風が吹きこんでくると、お約束のコトバは「フェーン現象」
ご存じのように、山を乗り越えた空気の温度が山の風下で上昇するという現象ですよね。
ということは、高い山の風下・・・北陸や長野などで特に気温が高くなります。

最後に、テレビやネットの天気予報では見かけない・・・Kasayanオリジナルの天気分布図で締めくくりましょう。

ところで・・・これからこのブログ・・・どういった展開にしていくか・・・ちょっと考えています。