2011年03月15日

東日本の風向と雨の様子

 風向や空模様と原発から漏出した放射性物質の関係で心配されておられる方が多いようで、タマに更新したブログのアクセスが急増しています。

 そこで、今夜(15日)から明日朝にかけての地上付近の風の流れと、雨の様子を、気象庁が予報を作る際に使うMSMという計算値をベースにして、アニメにまとめておきました。

 風向を気にしておられる方が多いと思いますが、飛散物質の拡散の様子については、風速や物質の質量、湿度などが影響し、非常に複雑ですから安易なコメントはできません。
 あくまでご参考まで。




 今夜一雨あって、風向が陸から海への方向に変化します。
(17日追記:海へ吹きだす傾向は少なくとも18日までは継続します)


 実は、Kasayan、10年ほど前に、ヨットで日本一周をしたのですが、その時に撮影した写真がこれ。




 アップしてみると・・・・




 原発銀座と呼ばれる福島県沖を南下しつつ、その威容に写真を撮ったのですが、まさかこんなことになるとは思ってもいませんでした。  


Posted by kasayan at 17:46Comments(0)雑記

2011年03月15日

東日本の風向


 東北太平洋側のアメダスポイントの観測値が欠測状態になっていますが、いわきや仙台のアメダスの観測値から、15日朝の時点で北よりの風と推測され、テレビやラジオでも同様の推測がなされています。

 また、福島県浜通り(沿岸部)の気象庁発表の予報では、風について・・・
 「北東の風 日中 東の風 海上 では はじめ 北の風 やや強く 」とされています。

 MSMという計算値を見ると・・・

 まず、地上付近の空気の流線は・・・



 上空1500m付近の空気の流線は・・・




 地上付近がイヤな流れですが、この傾向は今日の夕方までです。
 上空1500m付近は海上に流れだす風向です。


 Kasayanは気象予報士ですが、X線作業主任者という資格も持っています。
 報道で言われているように、現在の放射線の測定値の線量については、不用意に不安になるべき値とは思いません
 ただ、今後は、どれだけの線量がどれだけ継続するのか?、これまでどのような推移を示しているのか?を、周辺各県の主要都市についてグラフ化して公表し、不安を解消する手立てが必要かと思います。

 
  


Posted by kasayan at 09:18Comments(0)雑記