2011年03月30日

東日本の風向と降水(週間予想・31日の予想)

 今のところ、放射性物質の拡散等によって、身体に影響が生じるような切迫した危険はありませんが、農作物から放射能が一定量検出されると、出荷停止になってしまいますから、農家の方々にとっては、気が気ではないと思います

 出荷停止の甚大な影響を考えるなら、対策ができる云々は抜きにして、テレビやネットの天気予報は、もっと専門的な図を掲載し、十分な解説を加え、農家の方々の不安を和らげる努力をすべきだと思います

 さて・・・今日は気になる週間の風向きも簡単に検討しておきましたが、まずは、明日31日の予想から










 基本的には、北西の風。理由などは書き込みを見てください。

 関東の東にできる低気圧の位置によっては北よりの傾向が強まる可能性があるかもしれません。
 また、昨日の記事に掲載したように、上空の寒気が入っているため、大気が不安定ですから、局地的な低圧部の形成によって、風向が乱れる可能性はあると思います。

 次は、週間の風向の大ざっぱな予想
 週間予報ですから、日々の修正が必要になるのは当然なので、ご注意ください。




 4月2日前後で一時的に冬型・・・寒くなるのは当然ですが、風は北西の風中心
 ただ、4日以降は春の移動性高気圧の緩やかに覆われて、海陸風(昼は海風)が優勢になってくる可能性がありそうです(日中は海からの風)。

 一応、気温のグラフも・・・




 東日本は3日が寒気の底ということになりそうですね。

 このところ、テレビの天気予報を見ていて気になるのですが、気象予報士が出演して「解説」をしているわけですが、画面のマークを読むだけだったり、天気図上の低気圧や高気圧の位置を読み上げるだけで、「本当の意味の解説」がされていません
 画面を読むだけなら、誰でもできることです。

 ”なぜそうなるのか?”を、理科の授業にならないよう、それでいて分かりやすいように、一言で説明することが「解説」です。
 「解説」は、”可能性を伝える天気予報”の”確からしさ”と”はずれた場合の対応”を教えてくれる大切なものです。

 そして、こんなときほど、「予想が変わる可能性が高いので、明日朝の予報で修正してください」くらいのことを言ってもよいはずです。
 気象予報士自身が不安に感じるような予報をズバリと言われても迷惑ですよね?

 テレビ番組の制作担当者には猛省していただきたいと・・・・・古い気象予報士は怒っています。

PS 東日本の平年の4月の平均風向を昨日の記事に掲載してあります。
   興味のあるかたはオススメします。


  


Posted by kasayan at 17:16Comments(0)雑記