2011年01月17日
大雪情報継続・・でも・・・ゆっくりと回復傾向へ
この冬一番の降雪でしたよね・・・・
とりあえず、雪は峠を越え、これからゆっくりと降り方は弱まる傾向ですけど・・・・・
最後の残りっ屁?・・・みたいに、時折雪雲が流れ込んではチラチラということはありそうです。
まず、今朝の実況天気図から・・・

いわゆる西高東低の気圧配置。
詳しく見ると、東の低気圧の位置が、北緯30度より北にあるので、年末年始の山陰の大雪とは異なり、長野県方面でも大雪になりました。
高層の空気の流れとの関係で、同じ冬型の気圧配置でも大雪になる場所は異なります。
で・・・今夜の予想気圧配置は?

等圧線がだんだん東西に「寝てくる」のがわかりますよね。
こうなると、北陸の平野部の里雪タイプの雪がメインになって、長野県の山(北アや北信五岳)を越える雪雲は減る傾向にあります。
新潟や富山県境では雪が続きますけど、長野盆地では日差しも・・・というパターンに変化です。
でも・・・時折、山のスキマを雪雲が抜けてくるとチラチラ・・・ですね。
そして、明日夜の予想気圧配置。

等圧線の間隔が広がって、大陸からの季節風が弱まる・・・と同時に寒気のコアも抜けてくるので、日本海での雪雲の発生が弱まって・・・そして県内に流れ込む雪雲のパワーもなくなって・・・回復へ。
ただ、そういうときには、よく晴れて・・・放射冷却・・・思いっきり寒い朝になります。
道路がカチカチというパターンですね。
とりあえず、雪の峠は越えていますが、長野地方気象台からはまだ大雪情報が発表されていて、明日までに長野盆地でも”最大”10センチの降雪が予想されています。
大げさに考えることはありませんけど、雪はゆーっくりと回復傾向へ、ということです。
大雪に関する長野県気象情報 第7号
平成23年1月17日05時53分 長野地方気象台発表
■見出し
県内では、18日明け方にかけて、北部の山沿いや中野飯山地域を中心に強い雪が断続的に降り、大雪となる所があるでしょう。積雪や路面凍結などによる交通障害やなだれに注意して下さい。また、山岳部では荒れた天気が続く見込みです。
■本文
[気象状況]
長野県の上空約5000メートルには、引き続き氷点下33度以下の寒気が流れ込んでおり、日本付近は強い冬型の気圧配置となっています。このため、18日明け方にかけて北部の山沿いや中野飯山地域を中心に強い雪が断続的に降るでしょう。
[17日05時現在の積雪の実況]( )内は前24時間降雪量
小谷 :151センチ(12センチ)
野沢温泉 :134センチ(25センチ)
飯山 :103センチ(14センチ)
白馬 : 90センチ( 3センチ)
信濃町 : 98センチ( 8センチ)
上田市菅平 : 86センチ(25センチ)
大町 : 42センチ(14センチ)
木曽町開田高原: 45センチ(15センチ)
長野市箱清水 : 33センチ( 9センチ)
長野市鬼無里 : 67センチ
[予想降雪量]
18日06時までの24時間降雪量は、いずれも多い所で、
北部 大北地域山沿い :40センチ
平 地 :10センチ
長野地域山沿い :40センチ
平 地 :10センチ
中野飯山地域 :40センチ
中部 乗鞍上高地地域 :10センチ
松本地域の聖高原周辺:10センチ
松本地域 : 5センチ未満
上田地域の菅平周辺 :10センチ
上田地域 :5センチ未満
佐久地域 :5センチ未満
諏訪地域 :5センチ未満
南部 木曽地域 :5センチ
上伊那地域 :5センチ未満
下伊那地域 :5センチ未満
の見込みです。
[防災事項]
大雪による視程障害、積雪や路面凍結などによる交通障害に注意して下さ
い。また県内では、積雪の多い傾斜地では、なだれに注意して下さい。山岳
部では荒れた天気が続く見込みです。
[補足事項]
次の「大雪に関する長野県気象情報」は、17日11時頃に発表する予定
です。