2011年10月06日
雨やんで冬型へ、3連休の天気は?(10月6日)
10月の3連休も目前なんですよね・・・・・
天気予報番組では、穏やかな秋晴れ・・・と言われていると思いますが、どうなんでしょう?
3連休の天気を最新のGSMというシミュレーションでチェックしておきました。

基本的には3日間とも東西に並ぶ秋の移動性高気圧に覆われ続けますが、小粒の高気圧の間は弱い気圧の谷。
9日(日)に、関東南岸に湿った空気が流れ込んで雨雲ができるかも・・・影響がどこまで?ですね。
10日(月)には北海道に寒冷前線接近・・・ここは明らかに下り坂ですが、行楽への影響は前線接近のタイミング次第といったところでしょう。
小刻みに変化する秋の天気ですから、タイミングが半日でもズレると体感的な天気は大きく変わります。
新しい天気予報でアップデートするようにしてください。
さて、今日の天気・・・今朝のレーダーと実況天気図を見ると・・・・

前線は南海上ですけど、前線上の低気圧の東側に湿った南東の風が吹きこんでいて、北日本にまで雨を降らせています。
西日本から回復傾向ですが・・・・・
まず、MSMというシミュレーションで気になる雨の様子からチェックしてしまいましょう。
予想天気図のアニメを作らなかった(作る時間が無かった・・・)ので、低気圧と天気マークを書き込んでおきました。

関東付近までは回復してきそうですが、北日本は西高東低・・・冬型へ。
日本海側でしぐれてきそう。
北海道も夜になると小粒でもピリリと辛い雨雲が発達しそうです。
そんな様子を空の骨格・・・・上空(上空5700m付近)の気圧の谷の様子で確認。

今夜にかけて上空の気圧の谷(上空の低気圧も)が、北海道方面に接近(寒冷渦)。
気圧の谷の南側を流れる偏西風がシベリアの寒気を連れてくるとともに、北海道付近に反時計回りの低気圧性の渦を作りやすい空気を運びこむようです。
そこで、上空(上空5700m付近)の寒気の様子をチェックしてみると・・・・

前回、北海道に初雪をもたらした寒気よりは若干弱い寒気が、今夜にも北海道へ。
冬型の気圧配置と上空の寒気という典型的な流れ・・・・・日本海沿岸がしぐれてくるのもわかります。
さらに、地上に近い(上空1500m)気温の様子をチェックすると・・・・

先のレーダー画像に書き込んでおきましたが、秋雨前線上の低気圧の東側の南東風が、(比較的)暖かい空気を北海道付近まで運びこんでいるようです。
上空の寒気+地上付近の暖気=大気不安定 という公式で北海道付近は急な強い雨や落雷に注意ということになりそうです。
今朝はあわてて書いたので、ザックリすぎてゴメンナサイ。
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Posted by kasayan at 08:23│Comments(0)
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