2011年10月02日
前線通過し寒気の中心南下、日本海側しぐれ初雪も(10月2日)

今朝の菅平高原と槍ヶ岳。
昨日の朝は雲に隠れていましたが、すっかり初冬?の空気と入れ替わり、澄んだ空気に覆われています。
Kasayanの家から車で50分・・・菅平の今朝の気温は1.8℃。
今季最低の気温を記録しています。
日本各地で今季最低の気温を記録しているようですから、このまんま一気に冬になってしまうんじゃないの?という気持ちになってきますが・・・・

とりあえず明日が低温のピークで、9日頃にかけてゆっくりと平年並に戻ってくるようです。
さて、今日の天気ですが・・・・今朝の雨の様子をチェックしてみると・・・・

明らかに寒冷前線とわかる雲の帯が北日本の日本海側を南下しています。
この前線が通過すれば当然、一時的に強い雨や雷、突風などが予想されるわけですが、その動向・・・どうなるんでしょうか?

ダラダラと動きが遅い秋雨前線とは異なり、今夜にはサッサと東海上に抜けてしまうようです。
梅雨時から始まって、これだけ小気味よい天気変化は久々・・・毎日天気チェックをしていると、こんなところにも季節の変わり目を感じてしまいます。
前線通過後の寒気の南下とともに日本海に筋状の雲ができて、日本海沿岸がぐずつくことを書き込んでおきましたが、特に朝鮮半島から北陸方面へと続く雲の帯をJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)といいます。
朝鮮半島の山の影響で大雪のときにできる雲なので、この季節に見られるのは非常に珍しい・・・・
MSMという計算値上のことなので、ホントにできるのか?衛星画像でチェックしてみたいと思います。
さて、この季節としては珍しいJPCZを作る今季一番の寒気・・・・・

-36℃前後の寒気の中心がサハリン方面へと進んできますから、北海道は今夜から明日にかけてが寒気のピーク。
天気予報やニュースでも伝えられていると思いますが、高い山は当然、道北では平地でも、今夜までには雪混じりの雨になり、初雪の便りがあるかもしれません。
先にチェックしてしまいましたが、この寒気ゆっくりと解消して9日頃にようやく平年並みにもどるということですが・・・・

日本をすっぽりと覆っている寒気を伴った上空の気圧の谷がなかなか東へ抜けないので、パッと寒気が解消するということにはなりません。
北海道の北にある上空の低気圧・・・・偏西風の流れから切り離されて動きの遅い渦になっているから。
北海道は、この低気圧が抜けてしまえば比較的早めに平年並みの気温に戻りますが、この低気圧の南側を偏西風が大きく蛇行していますから、偏西風がシベリアからの寒気を南に運びつづけ、本州では比較的ゆるやかに気温が上昇してくる・・・ということになるようです。
詳しいチェックはこれくらいにして、最初に見たレーダーの映像の今後はどうなるの?

曇りをもたらす下層雲の様子(紫色)も併せてアニメにしてみました。
日本海側のしぐれはもう説明しましたけど、関東方面・・・・弱い気圧の谷ができていて、東~南から湿った空気が流れ込みやすく、曇り空・・・夜にはにわか雨もありそうです。
詳しくは府県天気予報で・・・
府県天気予報: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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Posted by kasayan at 07:45│Comments(0)
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