2011年09月12日
台風15号?と秋雨前線の動向、暑さいつまで?(9月12日)
今朝もアレコレと興味を持って実況把握から天気チェックを始めたのですが・・・・

台風15号・・・一昨日から発生が予想されながら、今朝の段階ではまだ台風まで昇格していません。
本当に台風15号・・・発生するのかよ?という気になりますけど、気象庁も米軍も今夜あたりに台風(風速17.2m/s以上)になることを予想しているようです。
米軍台風進路予想(TC Warning Graphicをクリック。日本時間は+9時間)
http://www.usno.navy.mil/JTWC/
気象庁5日間予報
http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html
となれば・・・・台風の進路だけではなくて、何が起こるのか?ということも気になるのが人情。
GSMという気象庁の天気予報の根幹を担うシミュレーションをチェック。

『いまのところ』沖縄付近を通過して、九州の西側をゆーっくりと北上することが予想されています。

太平洋高気圧が西に張り出し、台風の日本への接近をブロック。
高気圧西側の弱い南風に流されてノロノロと北上・・・・
偏西風は大陸付近を流れているため、台風がサッサと居なくなる気配が見られません。
こんな状況を見ると・・・・紀伊半島に被害をもたらした台風12号を思い出しますが、この計算値どおりに進むのであれば、今度は台風の東側にあたる九州(宮崎県付近)で強い雨が長時間降り続けるおそれがあります。
計算値は未来であるほど大きくズレるものですから、このまま鵜呑みにすることはできませんが、少なくとも災害に関係しそうな台風になる恐れがあると考えて、今後の動向に注意したいところです。
そして・・・太平洋高気圧が台風の接近をブロックするとなると・・・・ムシムシ暑かった週末の天気・・・・夏の高気圧の影響で暑さはいつまで続くのか?ということが気になりますよね?

北海道は18日頃に上空の気圧の谷が通過して太平洋高気圧の影響から離脱しますけど、北海道以外は太平洋高気圧の覆われ続けそう・・・・・

平年との差のグラフを見ても・・・ずーっと平年より気温の高い状態。
高気圧の西の端から流れ込む暖かく湿った空気(暖湿気)も手伝って、ムシムシの暑さになってしまいそうです。
さて・・・・長いスパンの天気チェックはこのくらいにして、今日の天気をザクッとチェックしておきましょう。

ここ数日、似たような図を作っているようですが、向こう一週間も似たような図ばかり作るような気がして・・・・ちょっとウンザリ気味。
秋雨前線と、太平洋高気圧縁辺を日本に流れ込む暖湿気がポイントになります。
暖湿気が流れ込む様子も、昨日とほぼ同様。

南岸の暖湿気・・・強烈な暖湿気というわけではないので、紀伊半島に大雨を降らせたり、広い範囲でゲリラ雷雨を発生させるような悪さをしないのが幸いなところです。
でも・・・・ムシムシなんですよね・・・・・
詳細な雨の様子をチェックしても・・・・

昨日の雨の様子とあまり変わりません。
昨日も書きましたが、夕方の雷雨などはこのシミュレーション(MSM)では十分に計算されません。
また、いわゆるピンポイント予報でも十分に反映されませんから、予報官が総合的に判断して作った「府県天気予報」に「雷」の文字があるか否かで、安全マージンをもった判断していただきたいと思います。
府県天気予報: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
※メールや書き込みをいただいていますが、タイミング的に返事ができない状態です。
今夜あたり、ようやく落ち着くのでまとめて返事を書きたいと思っています。ごめんなさい。
ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです)
新ブログ URL
大晦日~元日~2日の天気と初日の出(12月31日)
今日は冬型、大晦日は穏やかに(12月30日)
前線通過、今夜から再び冬型へ(12月29日)
冬型緩むも次の寒波が・・(12月28日)
年末年始の空模様・・年末にかけテンポ早く(12月27日)
大晦日~元日~2日の天気と初日の出(12月31日)
今日は冬型、大晦日は穏やかに(12月30日)
前線通過、今夜から再び冬型へ(12月29日)
冬型緩むも次の寒波が・・(12月28日)
年末年始の空模様・・年末にかけテンポ早く(12月27日)
Posted by kasayan at 06:56│Comments(0)
│雑記