2010年08月01日
天気予報は当たるのか?(8月1日)夕立注意ゲリラ雷雨は?

故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。久々の長野の天気に慣れるため、毎朝コツコツ天気予報の修行中。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
もう10年も前の8月1日・・・Kasayanがヨットで訪ねた飛島という小さな島の写真。

日本海に浮かぶ島といえば、佐渡島しか思い浮かばない方も多いと思いますが、佐渡島以外にも、日本海には人が住んでいる島がたくさんあります。
飛島も山形県酒田市から30マイル・・・およそ60キロ弱の距離にあるテーブル状の島。
住む人も少なく、穏やかな日本海の素朴な島の一つでした。
長野県北部は高速を使えば日本海まで1時間もかかりません。
佐渡島に行かれる方は多いと思いますが、佐渡島の東には粟島、さらにこの飛島があります。
この夏、訪ねてみてはいかがでしょうか・・・
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

北日本は相変わらず、傘マーク。
昨日は、岩手県の岩泉線で土砂崩れがあったようですが、北海道方面では、災害に注意をしなくてはならないような雨。
一方、東日本・西日本では猛暑。
ゲリラ雷雨の可能性があるかもしれません・・・・
3、長野県の予報
長野にズーム。見るのは天気マークの天気予報だけ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」はマークだけじゃわかりません。

「所により雨」は夕立の雨のこと。
昨日は、かなり限定された山で夕立がありましたが、今日はどうでしょうか?
朝から湿り気が多い!と感じるような空気に包まれていると思いますが、この湿り気がイタズラをしそうです。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

太平洋高気圧がふたこぶラクダのように、西日本と東海上に中心をもっていて、東日本付近は弱い気圧の谷。
ということは、先週までのように、東日本に中心がある場合の空模様とはちょっと異なる空模様が予想されます。
雲が多い・・・だけで済めばイイですけど・・・・
あとは北日本の前線・・・前線に湿った空気が流れ込む・・・大雨・・・ということですね。
湿った空気が流れ込む経路・・・太平洋高気圧のカタチと密接に関係しています。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
太平洋高気圧にふたこぶラクダのようになっていると、雲の様子はどうなるのか?
地上天気図の台本?・・上空の天気図とあわせてチェックします。

薄い青で示したH(高気圧)の文字。
東と西に一個ずつですから、その間の東日本・北日本は気圧の谷・・・雲が多いですよね。
そして、大陸から北海道へ伸びる雲の帯・・・前線の雲ですけど、上空の低気圧(気圧の谷)の南側を流れる強い風の軸と対応しています。
次は、湿った空気の様子を写す水蒸気画像と、上空1500m付近の天気図の合成。

等高度線(等圧線と同じ)が縦にならんでいて、風を示す矢ばねの傾向は、赤矢印のように、日本海と東海上の二か所にわかれて北海道方面に向かっています。
白い水蒸気の多いエリアも風の流れに沿っていて、北海道方面で大雨の予感・・・
もちろん、東日本にも湿った空気は流れ込んで・・・夕立のモトになりそうです。
湿った暖かい空気・・・今夜21時の予想ですが・・・

近畿から北海道にかけて赤で示したたっぷりの雨の原料。
あとは、気温の上昇とちょっとした上昇流発生のキッカケがあれば夕立発生。
雨の予想を見ると・・・・

こんな感じ・・・・・
東日本を詳しく見ると・・・

甲信地方中心ですが、山梨県付近には、ここ数日で最も強い降水が計算されています。
そのほかは長野県北部、北アルプス方面中心でしょうか。
夕立発生のキッカケの一つ、地上付近の風の流れと、発生した雷雲を流す上空3000m付近の流れを見ると・・・

書き込みのとおりですけど、雷雲を流す風が関東南部に雷を流す傾向。
東日本が弱い気圧の谷になっているせいです。
地上付近では、東京湾や相模湾からの海風が大きく西に回り込む流れになっていて、風も弱い傾向。
全然あてにはなりませんけど、ゲリラ雷雨のパターンです。
心積もりはしておいたほうが良いかも?
22時15分追記:今日は関東地方南部、千葉県や埼玉県の一部で、ほんの30分程度ですが、ゲリラ雷雨と思われる雲が発生し、消滅していきました。予測が困難だからゲリラ・・なわけですけど、どの程度予測できない場合をいうのでしょう?技術が進歩して、予測できるようになったらゲリラという表現は消えるんでしょうか?天気予報をチェックしていない人にとっては、どんな雷雨でもゲリラ雷雨なんでしょうけど・・・
ということで、今日の天気予報・・・「所により」がついていますから、当たるしかありませんが、日中の晴れマーク、湿った空気の影響が強そうですから、スカッとした夏晴れは期待しないほうが良いかもしれません。
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Posted by kasayan at 08:14│Comments(0)
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