2010年07月23日
天気予報は当たるのか?(7月23日)週末天気不安定今日も夕立

故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。久々の長野の天気に慣れるため、毎朝コツコツ天気予報の修行中。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
梅雨明け十日といえば、梅雨明け後、雷雨の少ない安定した晴天が続く10日間をいいますが・・・・・今年は梅雨明け7日?
夏休みスタートの週末は不安定モード突入になりそうです。

明日、明後日の上空5800m付近の気温の様子。
土曜、日曜と-6℃以下の寒気が南下してきます。
涼しくなる?・・・・・・猛暑は多少・・・あくまで多少・・・解消してきますけど、むしろ大気が不安定に。
昨日から東日本付近の夕立がちょっとずつ活発になっていますけど、この週末はもっと活発。

この図は、夕立のピーク付近、午後6時の予想降水量。
降水量は計算値よりちょっと割り引いたほうがよい感じはしますが、夕立の可能性は大ですよね。
ゲリラ的な強い雨の可能性も高まっていますから、山だけじゃなくて平地でも午後はモクモクの雷雲に注意です。
08時20分追記:朝一番でこんな電文が入ってきました。出勤中の予報官が耳にしたんでしょうね。
■日時:2010年07月23日
■場所:長野県 長野
■内容:ミンミンゼミ初鳴
■平年比:01日遅い
■昨年比:01日遅い
■備考:ジヨウヤマコウエン
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

昨日より、北のぐずつきエリアがちょっとだけ南下。
太平洋高気圧の北への影響が弱まってきている兆候です。
例によって予報文を読むと・・・・昨日なみか、昨日よりちょっとだけ夕立を予想しているエリアが拡大しているようです。
今週は気温の様子も掲載・・・・東日本中心に35なんて数字がありますけど、名古屋では38℃が予想されています。
実況じゃなくて、予報でこの数字を見るのは珍しいですよ。

3、長野県の予報
長野にズーム。見るのは天気マークの天気予報だけ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」はマークだけじゃわかりません。

昨日は北部に夕立は予想されていませんでしたし、実際夕立はありませんでした。
でも・・・・今日は全県で夕立が予想されています。
(天気マークだけじゃわかりませんよね・・・予報文も読まないと夕立は・・・)
昨日朝は、お隣、群馬に傘マークがついていましたが、今朝は埼玉にも傘マーク。
夕立のエリア拡大の雰囲気・・・・
どの程度のレベルの夕立か?は下で・・・・
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

昨日と同じアニメじゃないかと思われそうですけど、ちょっとだけ違うのは、高気圧のコアが少し西日本よりになったことと、それに伴い暖湿流の流れが北海道から東北北部まで南下したこと。
東北北部のぐずつきエリアが少し南になったのはこのためです。
明日のアニメには、きっと上空の寒気の様子も加わると思いますよ・・・不安定と雷の文字も。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。

太平洋高気圧のアタマ・・・等高度線5900m付近という線で、一昨日までは黄色で塗っていました・・・・は、すっかり消えています。
上空まで背の高い太平洋高気圧なので、この高さの高層天気図にもアタマをだしていたのですが、ちょっとだけ弱まってきています。
反対に、大陸からやってくる上空の気圧の谷(赤の点線)・・・うーんとゆっくり北日本へ。
この一週間、この谷の速度と深まりの予想計算値が日替わりで変化していたので、この週末の週間予報の天気マークがコロコロ変化していました。
で・・猛暑のことは気温さえわかればよいでしょうから、そろそろ恋しくなってきたかもしれない多少のお湿り・・・夕立の可能性についてチェックしておきましょう。
まず、雨の原料の暖湿流から・・・

毎日このブログをご覧になっている方は一目でわかると思いますが、日本上空の暖湿流は日に日に強まっています。
ということは、同じ気温でもそれだけ夕立が発生しやすい状況が整ってきたということ。
で・・・全国の雨の予想は・・・・

北海道付近は気圧の谷の雨ですが、東日本や九州中心に山沿い中心の夕立が予想されています。
そして、昨日は東京などでも夕立があった東日本・・・・

昨日の同じアニメと比較してみるうと、夕立のエリアが拡大しています。
あいかわらず長野県北部の予想は少なめですけど、北アルプスや菅平・浅間山方面を中心に、夕立の可能性は十分にありそうです。
もっと詳しく・・・夕立の発生原因の一つ・・・上昇流のモトになる風をチェック。

長野県中部や山梨県付近に、猛暑の上昇流による低圧部が発生し、そこに日本海と太平洋から空気流入。
赤の点線の付近で空気が収束・・・・このあたりで上昇流が発生して雷雲モクモク。
さらに、上空3000mあたりに吹いている西北西の風で雷雲が流されて、東京方面まで夕立拡大といった流れです。
17時20分追記:夕立の発生のタイミングが少し遅くなるかもしれませんが、確実に発生し始めています。深夜、上田方面、佐久方面でもかなり活発になるかもしれません。
21時40分追記:夕立の雷雲は21時現在終息していますが、新たな発生の兆候も見えます。日中の気温が非常に上昇したので、遅くまで海風が強く、夜まで残ったため、夕立のストーリーが全体として遅くなっている可能性があります。このまま終息する可能性もあるので、ここからはレーダー等を使用した実況監視しかないでしょう。
レーダー: http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/index.html?areaCode=207
ということで、今日も天気予報は当たります。
むしろ、この週末・・・不安定が増してくるということを覚えておいて、明日以降のレジャーの天気チェックをしていただきたいと思います。
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Posted by kasayan at 06:25│Comments(0)
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