2010年04月22日
天気予報は当たるのか?(4月22日)
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
「・・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュースを目にしますが、これ気象情報といいます。
昨日の記事で寒気が南下するという話を書きましたが、長野地方気象台も「低温と霜に関する長野県気象情報 第1号」を発表して、春になって始まった農作業への注意喚起を呼びかけはじめました。
低温と霜に関する長野県気象情報 第1号
平成22年4月21日15時30分 長野地方気象台発表
(見出し)
長野県内では、23日頃からこの時期としては強い寒気が流れ込むため、平年よりかなり低い気温が続き、平地でも霜などによる被害のおそれがあります。
農作物の管理に注意して下さい。
(本文)
長野県内では、23日頃からこの時期としては強い寒気が流れ込み、26日頃にかけて平年よりかなり低い気温が続く見込みです。
特に、24日頃から25日頃にかけては平均気温が平年より5度前後低く、平地でも最低気温が0度以下となる所もある見込みです。
霜や凍結による農作物の被害のおそれがありますので、十分注意して下さい。
今後、気象台が発表する気象情報に留意してください。
・・・ということで、昨日に引き続き寒気南下の様子・・・・今日はアニメにしました。

昨日は-27℃で色を塗りましたが、今朝は-30℃で色を塗っています。
それだけ寒気のコアの部分の気温低くなる傾向が強くなっているからです。
また、地上付近の気温も下がってくる傾向。

24日(土)の午後9時の様子ですが、上空1500m付近の0℃ラインは長野県の南側。
霜は言うに及ばず、氷が張る可能性も。
幸い、強い寒気が南下している最中、降るもの・・・降水がなくて済みそうですから、雪の心配はないと思いますけど・・・・今のところ・・・
桃の花、咲きはじめたリンゴの花・・・・大丈夫なんでしょうか?
長野に帰ってきたんだから、農業への影響もちょっと勉強しないといけないですね。
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

今日は北海道と沖縄を除いて傘マークばっかり。
西は「のち 曇り」、北は「のち 雨」マークですから雨の原因がゆっくり東へ動くことがわかります。
そして、このエリアのど真ん中・・・長野県付近は傘マーク一発・・・・一日雨エリアです。
3、長野県の予報
長野にズーム。見るのは天気マークの天気予報だけ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」はマークだけじゃわかりません。

関東甲信越・東海は傘マーク一発エリア。
予報文も「雨」一発。
長野県・・・これだけ雨エリアのど真ん中だと、時間的・地域的に雨エリアがズレたとしても予報がハズレる感じがしませんよね?
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

低気圧がゆっくり・・・だから一日雨ということになります。
低気圧に吹き込む暖湿流・・・雨の原料がたっぷり送り込まれる・・・だからしっかり雨が降るということになります。
逃げようがないですね・・・・この雨・・・・
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
まずは今朝の雨の様子から確認しておきましょう。

午前6時過ぎの段階で、九州西部、近畿地方、東海地方に黄色や赤のエリアがあります。
このエリア一時間に30ミリ以上の雨が降っているエリア。
予報用語で30ミリ以上の雨は「激しい」という表現を使いますから、まさに「激しい雨」。
九州西部では警報も発表されているほどです。
で・・・これからこの雨がどうなっていくのか・・・・
低気圧の動きはゆっくりなので、12時間降水量でチェックしてみると・・・・

青く塗った「しっかりした雨」のエリアの動きは本当にゆっくり。
雨エリアの動きがゆっくりだと、トータルの雨量が多くなってしまうので、短期予報解説資料という予報事業者向けの虎の巻には・・・・
「大雨ポテンシャル(06 時からの24 時間:地点最大):近畿200 ミリ、九州北部、九州南部150 ミリ、四国、東海120 ミリ、伊豆諸島100 ミリ。2 項の短時間強雨に注意。」
なんて書かれています。
その理由・・・暖湿流でしたね・・・の様子を確認してみましょう。

相当温位という雨の原料の程度を示した線が、低気圧や前線付近で混雑しています。
混雑しているところに南風が吹き込んでいる場合には湿った空気の上昇流ができて・・・雷を伴うような雨雲が発達・・・・大雨や雷の恐れ・・・ということです。
一応、雨が止むタイミングも確認しておきましょう。

今夜24時・・・日付が変わる頃になってようやく雨エリアが東に抜けるという感じですね。
ということになると・・・・今日の予報がハズレる理由を考えるほうが難しいですね。
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Posted by kasayan at 06:45│Comments(0)
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