2010年01月15日
天気予報は当たるのか?(1月15日)
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
今朝も引き続き、長野地方気象台から大雪情報が発表されています。
大雪警報が発表されている中野飯山地域の降雪がダントツ・・・44センチ。
このエリア、明日にかけてさらに70センチの降雪が予想されています。

今朝の情報は文末に引用掲載しておきますが、大雪情報には普通の天気予報には書かれていない県内各地の「予想降雪量」が書かれていますから、ぜひ原文を読んでみてください。
気象庁HP http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/322_index.html
ただ、午前11時に新しい情報が発表される予定ですから、新しい情報でアップデートを忘れずに!
このところ、県内では大雪がどのようにとらえられているのかな?と考えて、雪に関するタイトルが書かれているブログを読んでいます。
斜めに予報を読んで「大雪といってるけど雪それほどでもないじゃん!」と勘違いされている人や、「どれだけ降るんだろう?」とドキドキしている人など、悲喜こもごも。
みなさん朝は忙しいですから、予報を横目で見るのも仕方ありませんが、中途半端に予報を見るとかえって誤解しちゃいます。
そんな時には天気マークじゃなくて、予報文を読むのがおすすめです(177でも同じです)。
予報文のサイト http://www.imocwx.com/yohou/yhd_2.htm
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

基本的には日本海側の雪と太平洋側の晴れという冬型の天気分布に変化はありません。
ただ、九州方面は南部まで曇りベース。
先日、九州でも雪が降りましたが、冬型がゆるむ際の最後っ屁?・・のような弱い低気圧が通過するから。
寒気は抜けているので降っても雪になりません。
3、長野県の予報
長野にズーム。天気マークしか見ていないんじゃ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。

さて県内・・・昨夜の北部の予報は「雪 時々 くもり」マークでしたが、今朝は雪マーク一発!
昨日の記事で、明日は上空の気圧の谷が通過する・・・と書きましたが、キチンと谷が来ちゃったようです。
どんな降り方をするか?は後でチェックします。
そして中部と南部・・・中部は「昼前から昼過ぎ」に晴れ間が出るようですが、南部は「昼過ぎから夕方」に晴れ間が出るので、太平洋に近い南部のほうが遅れて回復するようです。
御嶽山の南側の比較的標高の低いところから雪雲が流れ込む傾向が続いているんでしょう。
この雪雲の通り道をKasayanは勝手に御嶽南ラインと呼んでいますが、この様子もあとでチェックします。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

九州や北海道では、冬型の気圧配置に微妙な変化がありますが、県内には大きく影響しないので解説は書き込んでいません。
むしろ長野県上空の等圧線の間隔がゆ~っくりと広がって冬型がゆるんでくる様子を見ておいてください。
本当にゆ~っくり・・・・・なので、今日一杯は大雪モードです。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
今日もまた・・・ですけど、大雪情報や警報が発表(しつこいようですが行政命令じゃないので発表です)されているので、天気予報のアヤシさをチェックするようなことはしません。
で・・・まずは、冬型の気圧配置が続いても、べたーっと雪にはならず、降ったり止んだりさせる原因になる上空の気圧の谷の様子からチェックしてみます。

今朝と今夜の上空の谷の様子。
日中、東日本上空を一発気圧の谷が通過します。
こいつが通過すれば雪は弱まる・・・・とおもいきや・・・・夜には北日本中心にもう一発!気圧の谷がやってきます。
ということで、上空の気圧の谷のバトンタッチがされてしまうので、雪の降るエリアに変化があるものの、大雪になりやすい状態が連続してしまいます。
さらに、上空の気圧の谷がやってくると、地上付近にできる日本海収束帯という雪雲のベルトコンベアが活発になって、県内に雪雲を運びこみます。
この日本海収束帯がどの方向から雪雲を運びこむかによって県内の雪の降るエリアが変化するわけですが・・・・・・

今日の日本海収束帯・・・昨日に引き続き北陸に雪雲を運びこみます。
また、収束帯は上空3000m付近の西風に沿う傾向にありますが、長野県北部・・・地上に近い上空1500m付近で北西の風が吹いていると、流れが南に曲がって飯山方面に雪雲が流れ込む傾向にあるようで(Kasayan独自の見解ですが)・・・・今日がまさにその傾向。
やはり飯山方面は引き続き大雪警戒モードのようです。
また、上空3000m付近の流れは、能登半島で南北Y字に分かれ、南の流れは長野県西部に向かっています。
ただ、北アルプスに守られる中部に雪雲が流れ込まず、南部御嶽山の南側・・木曽地方に雪雲が流れ込むことになるようです。
このあたりが、今朝発表の気象庁の予報に表現されているんでしょうね。
そうそう・・・大北地域・・・北アルプスをかろうじて越えた雪雲と、糸魚川~小谷付近の谷を通った雪雲で雪の可能性があるようです。
さて・・・今朝はこんなところで時間切れ・・・・
大雪情報のうち、積雪の実況を省いて引用添付しておきます。
繰り返しになりますが、原文もあわせてチェックしてくださいね。
大雪に関する長野県気象情報 第6号
平成22年1月15日05時40分 長野地方気象台発表
(見出し)
中野飯山地域では、15日夜のはじめ頃にかけて大雪となるでしょう。大雪
による視程障害、積雪や路面凍結等による交通障害に警戒して下さい。
(本文)
[気象状況]
日本付近は、16日にかけて冬型の気圧配置が続く見込みです。
長野県では、北部では16日にかけて、乗鞍上高地地域と木曽地域では1
5日夜のはじめ頃にかけて、断続的に強い雪が降るでしょう。
中野飯山地域では15日夜のはじめ頃にかけて、大雪に警戒して下さい。
[予想降雪量]
16日06時までの24時間に、いずれも多い所で、
北部 大北地域山沿い :40センチ
平 地 :20センチ
長野地域山沿い :40センチ
平 地 :20センチ
中野飯山地域 :70センチ
中部 乗鞍上高地地域 :20センチ
松本地域の聖高原周辺:10センチ
その他の地域 : 5センチ
上田地域の菅平周辺 :10センチ
その他の地域 : 5センチ
諏訪地域 : 3センチ
佐久地域 : 5センチ
南部 木曽地域 :15センチ
その他の地域 : 3センチ
の見込みです。
[防災事項]
中野飯山地域では、大雪による視程障害、積雪や路面凍結等による交通障
害に警戒して下さい。
大北地域、長野地域、乗鞍上高地地域、木曽地域でも、降雪による視程障
害、積雪や路面凍結等による交通障害に注意して下さい。
また、電線や架線、樹木への着雪に注意して下さい。
積雪の多い傾斜地では、なだれに注意して下さい。
[補足事項]
次の「大雪に関する長野県気象情報」は、15日11時頃に発表する予定
です。
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kasayangw@yahoo.co.jp
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可能な限り返信いたします。
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Posted by kasayan at 07:24│Comments(0)
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