2010年01月06日
天気予報は当たるのか?(1月6日)
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
昨夜のテレビの天気予報・・・・特に全国ネットでは大雪・・・暴風のイメージを前面に打ち出していたと思いますが、県内では思っていたほど・・・と感じた方も多かったのでは?
もちろん、日本海は大荒れで、東北の日本海側や山陰では吹雪の大雪になっていますから、全国ネットの強調イメージは決して行き過ぎではなかったと思います。
もっとも、県内も大雪注意報が発表されていましたから(今朝6時前に解除)、注意を喚起するのは当然として、全国の傾向を踏まえ、具体的に県内ではどうなるのか?という翻訳機能がローカルの天気予報にはたらいていないように思えます。

ところで、県内の天気予報番組は、大きく二つの民間気象会社が制作しています。
その中にあってSBCは民間気象事業者として独自予報を発表できる許可をうけてはいますが、私の知る限り、独自予報を出したりオリジナルの解説を行うには至っていないように思います(そう簡単にできるはずがないですから)。
この二つの民間気象会社のうち日本気象協会は長野に事務所を構えているものの、長野の空を見ながら原稿を書いているのか?と思うような、ありきたりの原稿しか作れていません。
また、ウェザーニューズの原稿も、千葉の幕張本社で制作されるため、どうしても全国的な流れのままに県内の原稿が作られてるように感じます。
せめて気象予報士が出演しているNHKには頑張ってもらいたいものですが・・・・・・
残るは長野の民放の老舗・・・民間気象事業者の許可もとっているSBCには頑張ってもらいたいと思うのですが、天気予報は視聴率につながらないと思っているのでしょうか?
Kasayanは仕事でほぼ全都道府県の放送局を訪ね、天気予報番組を見たり制作したことがありますが、長野県の天気予報番組・・・・・10年前とほとんど変わらず、残念ながら天気予報の過疎地域だと感じています。
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

もうなにも言うことはないですよね。
日本を二分する天気分布・・・・冬型の気圧配置の典型です。
3、長野県の予報
長野にズーム。天気マークしか見ていないんじゃ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。

北部は「くもり 時々(一時) 雪」マークですけど、予報文を見ると雪が降るのは朝晩だけ。
日中は小康状態ということのようです。
また、冬型の典型の天気分布ですから、中部南部は晴れベース。
マークだけでは南部は曇りベースのように見えますけど、「昼前から夕方晴れ」ですから、基本的に晴れベースといってよいでしょう。
な~んだ、テレビの天気予報は大雪だと騒いでいるけど、今日の雪はたいしたことないのね?と思われるかもしれませんけど、同じ冬型の気圧配置でも、雪は周期的にやってきますからご用心。

明日の天気予報も掲載。
テレビだって必要なら朝から明日の天気予報も放送したっていいはずですが、PCの設定をちょっと変えるだけの人がいないのが地方局の悩み・・・・
明日の北部は雪マーク一つ!ガッツリ雪の予報です。
太陽マークが目立つ中部や南部も、予報文を読めば「所により」がついた雪が予想されています。
長野県の場合、今日は小康状態・・・明日からまた冬型の気圧配置の影響・・・・という流れです。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。


実況天気図に並べて、今夜の予想天気図を並べてみましたが、ほとんど変わりがないですよね。
でも・・・雪の降り方は刻々と変化。
日本海の等圧線のウネウネに対応して、雪雲のベルトコンベアー(日本海収束帯・シアーライン)ができますが、雪雲のベルトコンベアーが日本海のどこに雪雲を運ぶのか・・・・これがかなり影響します。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
昨日は、県内各地、晴れ間が出たと思えば曇ってきて雪・・・雪かと思えばいきなり太陽が顔を出す・・・・というような天気傾向でした。
その傾向は今日も、そして北部ほどその傾向にあります。
上の天気図のアニメで見た日本海収束帯(シアーライン)の雲が、西からやってくるときには、北アルプスが防波堤の役目をします。
このため、防波堤直下の大北地域で大雪になるものの、県内は防波堤?を越えた千切れた雪雲が時折気まぐれな雪を降らせます(これはこの冬のKasayanの経験に基づきます)。
そして、今日日中は雪雲が西からやってくる傾向・・・・今日も昨日と似た傾向なんですね。
また、この傾向は北部と北アルプスの南側・・・南部木曽地域にもありますから、特にこれらのエリアでは、めまぐるしく空の色が変わるという傾向を理解しているという条件つきで天気予報は当たると考えます。
問題は明日の雪。

日本海の収束帯=雲のベルトコンベアの動きを12時間ごとにまとめてみました。
明日朝から県内には北西から雪雲が流れ込んできます。
今日よりずっと雪雲が県内に侵入しますから・・・・今夜の予報はしっかりチェックしておきたいところです。
大晦日の雪は?
今夜から雪?今年二回目の本格的冬型へ(11月2日)
また雪?明日にかけて冬型へ、北は荒れ模様(11月1日)
台風一過の晴天にならない?ぐずつきの日曜日(10月31日)
台風情報:台風14号予想進路とお役立ちリンク(10月30日)
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Posted by kasayan at 08:06│Comments(0)
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