2009年11月27日
天気予報は当たるのか?(11月27日 週末編)
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
これ、今朝3時の実況天気図を衛星画像に”手動”で合成したもの・・・ローテク・・・

日本海に低気圧と前線があって、東西に雲の帯ができています。
この低気圧が北海道方面に進むとともに、低気圧の西側の前線が北陸まで南下。
この前線の動きが今日と明日土曜日の長野県の天気を左右します。

そして、これが今朝9時の上空1500m付近の寒気。
これが青で塗ったマイナス6℃以下になると、空から落ちてくるものは雪になる可能性が高くなります。
11月最後・・・晩秋の週末の天気はどうなるのか?が、今朝のテーマです。
2、全国の予報
「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

大雑把に天気傾向をエリア分けすると、北日本と北陸の日本海側は、「のち 雨」マークが沢山並んでいます。
上の衛星画像でみた前線の雨雲がやってくるんですね。
ただ雪マークじゃなくて雨マークですから、上空の寒気はそれほど南下してこないと気象庁は判断しているようです。

そして気になる明日土曜日の天気。
北日本は雪マークなんてついてますが、北陸はどこも「のち 曇り」マークがついていますよね。
早くも土曜日には回復へ向かうってこと・・・・前線の影響は北陸では弱いんですね。
そして、今日の天気マークになかった傘マークが突然登場・・・長野のマークは「雨 のち 晴れ」になってます。
今夜日付が変わってから雨になって、はやくも明日回復ということになります。
3、長野県の予報
天気マークしか見ていませんか?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。

全県「晴れ 時々 くもり」ですけど、お隣の上越は「夜遅く 雨」。
お隣の影響がどれだけ?がポイントになりますけど、夜遅くですから多少時間帯がズレて影響しても、雨の心配はないでしょうね。

そして、明日土曜日・・・北部に傘マークがついています。
結局、今夜上越に雨を降らせる前線は、明日未明に北部にも影響するわけです。
おまけに予報文を読めば「雨か雪」で、回復は「昼前」。
上空の寒気は弱くても、標高の高い長野県。
今夜遅く、北部では標高の高いところでは雪の可能性も考えておいたほうがよさそうです。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

今夜9時と明日夜9時の予想天気図を並べておきました。
日本海の前線が北日本を通過するのは今夜。
日本海側中心に雨が降るのは今夜で、明日夜になると前線と低気圧はすっかり抜けて高気圧が張り出してきます。
そして、西高東低冬型の気圧配置になるのは北日本中心。
おかげさまで、北陸は回復傾向で、お隣の長野県北部では晴れてくる・・・ということになりそうです。
で・・・スタッドレス交換が気になる、上空の寒気は・・・・

雪の目安の寒気は東北北部まで。
それほど強いものではありませんから、今夜の雨が雪になるのも長野市より北のエリアの標高の高い所中心と考えてよいと思います。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
今日の予報がハズレでも問題はなさそうなので、明日について・・・

明日朝9時の降水域。
長野県北部の県境までぎりぎり雨エリアです。
明日の予報は「昼前」まで雨か雪ですから、明日朝の傘マーク、基本的に予報は当たると考えます。
ただ、太陽マークまで回復するのか?という点については、冬型の気圧配置の影響を受ける上越のお隣・・・小谷、信濃町方面、飯山方面ではあやしい感じ。
まあ、少なくとも上越県境をのぞいて、まずまずの土曜日と考えておいてよさそうですね。
で・・・日曜は?
高気圧が張り出しすぎてしまって、今度は太平洋側に低気圧や前線が発生しそう・・・
ということは、明日の北部と入れ替わって、南部が下り坂。
詳しくは明日朝に検討するつもりです。
週末の天気をここにまとめるのは難し・・・・・・・
1、今日の一言
これ、今朝3時の実況天気図を衛星画像に”手動”で合成したもの・・・ローテク・・・

日本海に低気圧と前線があって、東西に雲の帯ができています。
この低気圧が北海道方面に進むとともに、低気圧の西側の前線が北陸まで南下。
この前線の動きが今日と明日土曜日の長野県の天気を左右します。

そして、これが今朝9時の上空1500m付近の寒気。
これが青で塗ったマイナス6℃以下になると、空から落ちてくるものは雪になる可能性が高くなります。
11月最後・・・晩秋の週末の天気はどうなるのか?が、今朝のテーマです。
2、全国の予報
「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。

大雑把に天気傾向をエリア分けすると、北日本と北陸の日本海側は、「のち 雨」マークが沢山並んでいます。
上の衛星画像でみた前線の雨雲がやってくるんですね。
ただ雪マークじゃなくて雨マークですから、上空の寒気はそれほど南下してこないと気象庁は判断しているようです。

そして気になる明日土曜日の天気。
北日本は雪マークなんてついてますが、北陸はどこも「のち 曇り」マークがついていますよね。
早くも土曜日には回復へ向かうってこと・・・・前線の影響は北陸では弱いんですね。
そして、今日の天気マークになかった傘マークが突然登場・・・長野のマークは「雨 のち 晴れ」になってます。
今夜日付が変わってから雨になって、はやくも明日回復ということになります。
3、長野県の予報
天気マークしか見ていませんか?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。

全県「晴れ 時々 くもり」ですけど、お隣の上越は「夜遅く 雨」。
お隣の影響がどれだけ?がポイントになりますけど、夜遅くですから多少時間帯がズレて影響しても、雨の心配はないでしょうね。

そして、明日土曜日・・・北部に傘マークがついています。
結局、今夜上越に雨を降らせる前線は、明日未明に北部にも影響するわけです。
おまけに予報文を読めば「雨か雪」で、回復は「昼前」。
上空の寒気は弱くても、標高の高い長野県。
今夜遅く、北部では標高の高いところでは雪の可能性も考えておいたほうがよさそうです。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。

今夜9時と明日夜9時の予想天気図を並べておきました。
日本海の前線が北日本を通過するのは今夜。
日本海側中心に雨が降るのは今夜で、明日夜になると前線と低気圧はすっかり抜けて高気圧が張り出してきます。
そして、西高東低冬型の気圧配置になるのは北日本中心。
おかげさまで、北陸は回復傾向で、お隣の長野県北部では晴れてくる・・・ということになりそうです。
で・・・スタッドレス交換が気になる、上空の寒気は・・・・

雪の目安の寒気は東北北部まで。
それほど強いものではありませんから、今夜の雨が雪になるのも長野市より北のエリアの標高の高い所中心と考えてよいと思います。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
今日の予報がハズレでも問題はなさそうなので、明日について・・・

明日朝9時の降水域。
長野県北部の県境までぎりぎり雨エリアです。
明日の予報は「昼前」まで雨か雪ですから、明日朝の傘マーク、基本的に予報は当たると考えます。
ただ、太陽マークまで回復するのか?という点については、冬型の気圧配置の影響を受ける上越のお隣・・・小谷、信濃町方面、飯山方面ではあやしい感じ。
まあ、少なくとも上越県境をのぞいて、まずまずの土曜日と考えておいてよさそうですね。
で・・・日曜は?
高気圧が張り出しすぎてしまって、今度は太平洋側に低気圧や前線が発生しそう・・・
ということは、明日の北部と入れ替わって、南部が下り坂。
詳しくは明日朝に検討するつもりです。
週末の天気をここにまとめるのは難し・・・・・・・
大晦日の雪は?
今夜から雪?今年二回目の本格的冬型へ(11月2日)
また雪?明日にかけて冬型へ、北は荒れ模様(11月1日)
台風一過の晴天にならない?ぐずつきの日曜日(10月31日)
台風情報:台風14号予想進路とお役立ちリンク(10月30日)
台風14号予想進路と台風対策情報(10月29日)
今夜から雪?今年二回目の本格的冬型へ(11月2日)
また雪?明日にかけて冬型へ、北は荒れ模様(11月1日)
台風一過の晴天にならない?ぐずつきの日曜日(10月31日)
台風情報:台風14号予想進路とお役立ちリンク(10月30日)
台風14号予想進路と台風対策情報(10月29日)
Posted by kasayan at 07:30│Comments(0)
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