2009年11月10日
10日の天気予報は当たるのか?
今日の長野県の天気は下り坂・・・・・
どんなタイミングで、どこから、そして、どのように下り坂を転がり落ちるのか?それともズルズル滑り落ちるのか?
そして、気象庁発表の予報がハズレるとしたらどうなるのか?
まずは森を見てから樹を見るという順番でチェックしていきます。

天気傾向を簡単にエリア分けしました。
県内は西から下り坂のエリアの一番東側にあります。
ということは、一番遅く天気が悪化することになりそうですよね?
では、長野県付近にズームイン。

どうやら今日の下り坂の行きつくところは長野県を通り越して関東西部のようです。
では、どんなタイミングで雨になるの?ということが知りたいですから、予報文も読むことにします。
図に書き込んでおきましたが、長野県南部は夕方から、中部・北部は夜に雨とのこと。
南部から天気は下り坂ってことですよね。
ちなみに予報の用語では、「夕方」は15時~18時、「夜」は18時以降を意味しますから、用語の定義を知っておけば、具体的な降り始めをイメージできるはずです?
これでタイミングと、どこから降る?という疑問はOK。
でも、「どのように」雨が降るのか?はどうすればわかるんでしょうか?
激しい雨が降るようなときには「・・・強く降る」という表現が使われますが、今日の予報文には書かれていませんから、少なくとも雨は強くない・・・ということがわかります。
これで、疑問は全部解消?しましたけど、理由がわからなければ、占いを信じているのと同じ。
リスクヘッジもできません。
なんで下り坂なの?という理由をざっと見ておきましょう。
まず、未来の空模様・・・予報のスタートラインになる実際の空模様からチェックします。

NHKの解説者風にコメントすれば、
「東シナ海を低気圧が東にゆっくりと進んでいます。低気圧に伴う雨雲が九州の西部にあって九州では所々で雨が降り始めています。」
「また、北海道は上空に寒気の影響で北部を中心に雨になっています。」
「一方、本州は高気圧に覆われ、中部・関東地方は晴れています。」
というところでしょうか。
結局、今日長野県に雨を降らせるのは、東シナ海を東へ進む低気圧の雨雲が、ゆっくり一日かけて長野県までやってくるからということのようです。
そこで、今夜にかけての雨のエリアの変化をチェックしてみます。
一般の方なら気象庁の分布予報(クリック)をチェックするのがお勧めですが、ここでは予報士の七つ道具の専門天気図で見てみます。

今夜9時の予想図ですが、雨のエリアはせいぜい近畿地方まで・・・・
予報と違うじゃん?
そこで、さらなる虎の巻、MSMという気象庁最新の細かな計算値を見てみます。

これと同じ図、一般の人もココで見ることができます。
(天気予報番組でも使われていますけど、さすがにここまではチェックできませんよね。)
こちらの計算値では午後9時には長野県まで雨エリアに。
気象庁では、先の専門天気図の気圧配置を基本にしながらも、雨域の進行の早いMSMの計算値の雨域を採用して、「悪目の」予報を組み立てたのかもしれません。
あやしい・・・・・・今日のポイントはここですね。
これ、低気圧の進む速度が遅くて、計算値にばらつきがあることを想像させます。
低気圧を東に流す上空の流れを見てみると・・・・

やっぱり日本付近の流れは非常に弱くなっています。
ということで、今日の天気予報がはずれるか否かは低気圧の速度にかかっているようです。
気象庁としては早めに雨が降るという方針を立てていますから、そのまま信じておくのが安全ですが、はずれるとしたら、長野県内、日付が変わってから雨が降り出すということになるかもしれません。
でも、見逃しよりは空振りがイイですよね?
【12時30分追記】
昨日、週間予報をチェックしましたけど、やっぱり今週の週間予報はあやしい・・・
ぐずつくという点と、天気マークのおよその配列は昨日のままですけど、そんな予報を出すための計算値は昨日とはじぇんじぇん?変わっています。
見かけ上は似たような予報でも、素材?が変わってますから、明日以降は味?も微妙に違ってくるかも?
どんなタイミングで、どこから、そして、どのように下り坂を転がり落ちるのか?それともズルズル滑り落ちるのか?
そして、気象庁発表の予報がハズレるとしたらどうなるのか?
まずは森を見てから樹を見るという順番でチェックしていきます。

天気傾向を簡単にエリア分けしました。
県内は西から下り坂のエリアの一番東側にあります。
ということは、一番遅く天気が悪化することになりそうですよね?
では、長野県付近にズームイン。

どうやら今日の下り坂の行きつくところは長野県を通り越して関東西部のようです。
では、どんなタイミングで雨になるの?ということが知りたいですから、予報文も読むことにします。
図に書き込んでおきましたが、長野県南部は夕方から、中部・北部は夜に雨とのこと。
南部から天気は下り坂ってことですよね。
ちなみに予報の用語では、「夕方」は15時~18時、「夜」は18時以降を意味しますから、用語の定義を知っておけば、具体的な降り始めをイメージできるはずです?
これでタイミングと、どこから降る?という疑問はOK。
でも、「どのように」雨が降るのか?はどうすればわかるんでしょうか?
激しい雨が降るようなときには「・・・強く降る」という表現が使われますが、今日の予報文には書かれていませんから、少なくとも雨は強くない・・・ということがわかります。
これで、疑問は全部解消?しましたけど、理由がわからなければ、占いを信じているのと同じ。
リスクヘッジもできません。
なんで下り坂なの?という理由をざっと見ておきましょう。
まず、未来の空模様・・・予報のスタートラインになる実際の空模様からチェックします。

NHKの解説者風にコメントすれば、
「東シナ海を低気圧が東にゆっくりと進んでいます。低気圧に伴う雨雲が九州の西部にあって九州では所々で雨が降り始めています。」
「また、北海道は上空に寒気の影響で北部を中心に雨になっています。」
「一方、本州は高気圧に覆われ、中部・関東地方は晴れています。」
というところでしょうか。
結局、今日長野県に雨を降らせるのは、東シナ海を東へ進む低気圧の雨雲が、ゆっくり一日かけて長野県までやってくるからということのようです。
そこで、今夜にかけての雨のエリアの変化をチェックしてみます。
一般の方なら気象庁の分布予報(クリック)をチェックするのがお勧めですが、ここでは予報士の七つ道具の専門天気図で見てみます。

今夜9時の予想図ですが、雨のエリアはせいぜい近畿地方まで・・・・
予報と違うじゃん?
そこで、さらなる虎の巻、MSMという気象庁最新の細かな計算値を見てみます。

これと同じ図、一般の人もココで見ることができます。
(天気予報番組でも使われていますけど、さすがにここまではチェックできませんよね。)
こちらの計算値では午後9時には長野県まで雨エリアに。
気象庁では、先の専門天気図の気圧配置を基本にしながらも、雨域の進行の早いMSMの計算値の雨域を採用して、「悪目の」予報を組み立てたのかもしれません。
あやしい・・・・・・今日のポイントはここですね。
これ、低気圧の進む速度が遅くて、計算値にばらつきがあることを想像させます。
低気圧を東に流す上空の流れを見てみると・・・・

やっぱり日本付近の流れは非常に弱くなっています。
ということで、今日の天気予報がはずれるか否かは低気圧の速度にかかっているようです。
気象庁としては早めに雨が降るという方針を立てていますから、そのまま信じておくのが安全ですが、はずれるとしたら、長野県内、日付が変わってから雨が降り出すということになるかもしれません。
でも、見逃しよりは空振りがイイですよね?
【12時30分追記】
昨日、週間予報をチェックしましたけど、やっぱり今週の週間予報はあやしい・・・
ぐずつくという点と、天気マークのおよその配列は昨日のままですけど、そんな予報を出すための計算値は昨日とはじぇんじぇん?変わっています。
見かけ上は似たような予報でも、素材?が変わってますから、明日以降は味?も微妙に違ってくるかも?
大晦日の雪は?
今夜から雪?今年二回目の本格的冬型へ(11月2日)
また雪?明日にかけて冬型へ、北は荒れ模様(11月1日)
台風一過の晴天にならない?ぐずつきの日曜日(10月31日)
台風情報:台風14号予想進路とお役立ちリンク(10月30日)
台風14号予想進路と台風対策情報(10月29日)
今夜から雪?今年二回目の本格的冬型へ(11月2日)
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Posted by kasayan at 07:03│Comments(0)
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