また雪?明日にかけて冬型へ、北は荒れ模様(11月1日)
故郷長野にUターンした気象予報士Kasayan。毎朝コツコツ天気予報のリハビリ中。おきまりのテレビの天気予報に背を向けて、視聴者目線で「天気予報」をチェックします。
今日の天気予報はあたるんでしょうか?
週末に台風が通過して・・・日曜日も
台風一過にならず・・・・そして
月曜日の朝は雨・・・
今朝の
関東では前が見えないほどの強い雨が降っているところもあって、ただでさえ憂鬱な月曜の朝が、さらに憂鬱に・・・・
この雨は、西高東低、冬型の気圧配置の前兆。
明日には先日・・・気の早い冬をもたらした寒気と同等の
強い寒気が南下してきますから、
心の準備をしておいてくださいね。
ところで、昨日も書きましたが、
11月3日でブログを書きはじめてちょうど一年。
毎朝の天気チェックの修行の日々から解放されようと思っています。
そこで、毎朝の執筆に縛られないにしても、日々の雑記やトピックの記録をする中で、
「今後、こんな情報が欲しいな」というご希望をメールやコメントでお願いしたところ、多くのご意見をいただきました。
本当にありがとうございます。
これから時間をみて、
ひとつひとつに返事を書いていきたいと思います。
今後、どのようなことを書いていこうか・・・
明日まで考えてみたいと思いますので、
さらにご意見をいただけると幸いです。
おなじみ天気マークの天気予報。使い方次第で効果200%。「木を見て森を見ない」と言いますが、地元の天気チェックをするなら全国から。マークでエリア分けした境目の予報はアヤシイかも?
予報文に「雨」という文字があるか?という目でエリア分けしてみると、雨と無関係そうなのは九州方面だけ(九州でも関係しているところはありますけど)。
もっとも、雨と関係のあるエリアも、西日本や東日本には「のち くもり」マーク、北日本には「のち 雨」マークが散在し、東北北部には傘マーク一発が目立っていますから、
東北の北部が分かれ目になって、天気回復エリアと天気下り坂エリアに分かれるようです。
一年近くこんなことを書いてきましたけど、
何気なく眺めてしまう天気マークの天気予報も、見方によって、得るものは多いですよ。
地元長野にズームイン。見るのは天気マークの予報だけ?「・・のち・・」って何時? 「所により・・」ってどこ?予報文は必読です。
東日本は、これまた複雑な天気分布。
太平洋側・・・東海は「のち 晴れ」傾向で、関東は「のち くもり」傾向・・・ですから、
太平洋側は、回復傾向ということでイイと思いますが、北陸は一日を通して傘マーク一発ですから、
日本海側は回復しないようです。
そして、
岐阜や長野県は、両者の中間のような天気マーク。
この季節、日本海側が回復しないで、太平洋側が回復といえば・・・
冬型の天気分布が想像できます。
長野県内でも北部だけに傘マークが付いているというのも冬型の傾向。
詳しくは天気図でみてみましょう。
予報の理由わかりますか?理由がわからなきゃ占いと同じ。解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。
今日は西高東低、
冬型の気圧配置への移行期。
普通は、
気圧の谷の発生→低気圧発生・通過→西高東低冬型→冬型ゆるみ高気圧張り出す→気圧の谷の発生・・・(繰り返し)・・・になるわけですけど、
今回は、気圧の谷の発生のところに台風14号が割り込んできたので、イメージが狂っていると思います。
今日のところ、
気象庁発表の予報の中に雪の文字は少ないですけど、
今夜以降、雪の文字が増える可能性が十分ありますから、先週予期せぬ雪に降られた地域では、注意してチェックしたほうがよいと思います。
難しそうな専門天気図だって、書き込みをすれば超簡単。「天気予報の確からしさ」を調べる道具です。
今日から明日にかけて起こること
地上の気圧配置が
明日にかけて西高東低の冬型になるのは、上のアニメでわかると思うので、例によって、
地上の気圧配置の骨格・・・上空の気圧配置をチェックしましょう。
地上の低気圧が発達する原因・・・
上空には深い気圧の谷があって、北東に進んでいます。
川の曲がり角に渦ができやすいように、上空の偏西風(赤矢印)が大きく蛇行していて、
上空の谷(赤点線)の西には寒気を、東側には暖気を運んでいます。
そのため、日本付近では
冬の寒気と秋の暖気が激しくかき混ぜられるエリアになっていて、
二つの空気が混じりあおうとするエネルギーが低気圧を発達させます。
(まじりあわないと赤道付近と北極付近の温度差が大きくなりすぎちゃいますから)
また、寒気と暖気がまじりあうといえば・・・
大気は不安定に。
今日の雨・・・
雷を伴って一時的にドバッという降り方をする可能性があるわけです。
以上が、今日の雨と明日の西高東低の気圧配置をもたらす原因。
まあ、この季節ですから、このようなフォーメーションができるのも当然といえば当然なんですが・・・つい最近まで暑かった・・・というイメージが強いので、なにか変な感じがします。
(ちなみに、先日長野県に雪を降らせた上空の寒気は-18℃。今回も同等の寒気が南下してきます。前回と全く同じというわけじゃありませんが・・・・)
今日の雨と明日の雨(または雪)
で・・・先に見た
レーダーの雨はどうなるの?
低気圧の様子だけ書きこんでおきました。
関東付近の強い雨は早めに回復しますけど、
日本海側の雨はなかなか回復しない・・・・
日本海の低気圧の動きがゆっくりで、明日東北に上陸して消滅・・・・
冬型の雨(雪)雲にバトンタッチするまで影響しそうです。
そして、
明日・・・GSMという別の計算値ですけど・・・
お見事、
明日は日本海沿岸に降水が計算されています。
上空は雪になるだけの寒気になっていますから、
地上付近の気温次第で、雪になるか雨になるかが分かれることになります。
明日の予想気温・・・海抜によって異なりますから、
ピンポイント予報などで2℃前後が予想されている場所なら、雪になると考えおいたほうが無難かもしれません。
天気予報は確率論。ハズレるとしたらどうなるの?失敗しない方法を考えます。
今日の長野県の予報・・・これをちょっと見てください。
今日の
夕方、冬型への移行のタイミングで強い北西風が吹いて、
県西部を中心に雨が予想されています。
これが今日の予報の
「所により 昼過ぎから 雨で 雷を伴う」の部分です。
ご覧のように北アルプスによるブロック効果で県東部まで雨雲が流れ込まないことが予想されています。
だから・・・
「所により」レベルでイイというわけですが・・・・
私も
「所により」でイイと思いますけど、夕方以降外出して歩くなら、三段式の小さな折り畳みの傘は持っていくかもしれません。
13時33分追記
長野県内、計算値より3時間ほど早めに、にわか雨が始まっています。
晴れ間から突然の雨に変化したので、驚かれた方も多かったのでは?
レーダー:
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
:
http://www.jma.go.jp/jp/bosaijoho/radar.html#a
コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)
にてどうぞ。
可能な限り返信いたします。
(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNIより使用許諾を得ています)
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