天気予報は当たるのか?(6月5日)不安定・夕立は今日まで
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
この一週間、上空の寒気と雷雲の様子ばっかりチェックしてきて、もうウンザリ・・・・・
今日、寒気が東北を抜けると
「所によって午後から雷雲が発生して・・・」というパターンが終わりますから、やっと解放されるような気持ちです。
で・・・田植えも最盛期を過ぎ、そろそろ
梅雨入りが気になる時期になってきました。
長野(関東甲信)の梅雨入りは、
平年で6月8日頃ですから来週ですね。
昨年は6月3日頃に梅雨入りしていますから、いつ梅雨入りしてもおかしくないわけです。
今朝の天気図では、
梅雨前線は沖縄の南・・・太平洋では小笠原より南側。
遠いところにありますが、沖縄の南には
熱帯低気圧が発生しています。
熱帯低気圧から湿った空気が梅雨前線に流れ込むと前線の雲が発達して大雨になるわけですが、そのエリアはまだまだ海上。
もっとも、この熱帯低気圧、
来週前半にかけて日本付近に北上してきます。
気象庁発表の
短期予報解説資料というプロ用の資料を見ると・・・・・
「熱帯低気圧は、沖縄の南海上を東北東に進む見込みだが、予想やや不確実。今後の動向に留意。」なんて書かれていて、今後の動きから目を離せません。
ちなみに、
今朝の計算値(来週火曜日)を見ると・・・・
小笠原の北あたりを低気圧が通過、日本付近には
南東から湿った空気が流れ込んでまとまった雨が予想されています。
梅雨前線の雨というにはちょっと違った形態ですけど、
来週は雨モードに入る可能性あり。
気象庁じゃありませんけど、
むこう一週間は気圧配置の「今後の動向に留意」です。
2、全国の予報
テレビやネットでご存じの天気マークの天気予報。使い方次第で何倍にも役立てることができますよ。まずは全国の予報から。「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。
不安定エリアが関東~東北に限定されてきました。
不安定解消はあと一歩。
長野県は不安定エリアの西の端っこですから、基本的に夕立から解放されそうですが、エリアの端っこは
天気予報が微妙なエリアともいえます。
3、長野県の予報
長野にズーム。見るのは天気マークの天気予報だけ?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」はマークだけじゃわかりません。
関東には傘マークが並んでいて、昨日に
引き続き不安定エリアだということがわかります。
新潟に「のち晴れ」マークがついていて、
長野県の予報文は「所により朝まで雨で雷を伴う」ですから、
長野県は不安定解消傾向ということになりますけど、
県の東部・・・佐久方面や野辺山、富士見町方面は関東方面の影響があるかもしれないという気がしてきます。
ここは細かくチェックしておきたいところですね。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。
このパターンのアニメ作りも今日で終わりになりそう。
不安定の原因は、おなじみ
上空の寒気ですけど、
プラスアルファがあります。
関東~東北が日本海の高気圧と北海道のはるか東にある高気圧の間にはさまれた
気圧の谷になっているということ。
そして、
上空を気圧の谷が通過するということ。
寒気で大気が不安定になっているところに、モクモクわき上がる雷雲の原因、
上昇気流が発生しやすい状態がプラスされるわけです。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
大気不安定の主原因・・・
上空の寒気がぬけていく様子をチェック・・・
-18℃の最後の寒気が
今夜東北から三陸沖へ抜けていきます。
今日一日の辛抱。
ただ、寒気が抜けていくと
同時に上空の気圧の谷も東北~関東を通過して行きます。
赤の点線が上空の気圧の谷。
通過のタイミングで、地上には低気圧ができたり、雷雲が発生しやすくなります。
で・・・
地上の雨はどうなるの?
昨日の関東甲信中心に雨が今朝もまだ残っていますけど、
午前中には海上に抜けます。
でも、
午後には上空の気圧の谷がやってくるタイミングで
再び雷雲発生・・・夜遅くまで残りそうですね。
長野県付近は?
午後、
長野県東部をかすめながら雨エリアが南下しつつ小さくなるのがわかります。
県内の予報・・・午後の雨を予想していませんけど、
県の東部、すくなくとも山沿いでは午後の発雷には注意しておいたほうが良いですね。
週末ですから、
志賀高原、八ヶ岳方面や南ア方面の登山者もおられるでしょう。
ついでに
午後3時の空気の流れと降水の様子。
上空の気圧の谷が通過するタイミングで、
長野県南部に低気圧が計算されています。
そして低気圧には周辺から
北の冷たい空気と南の暖かい空気が流れ込んで雨雲発生。
低気圧の東側中心ですけど、南部、それも
山梨県に近いエリアではちょっと用心したほうがよさそうですね。
また、上越国境付近の収束線(赤の点線)の延長線上にある
軽井沢や佐久方面もちょっとアヤシイ・・・・
ということで、
今日の天気予報も当たると思いますけど、県東部では今日まで午後の雷雲の発生には要注意。
時々空を見上げて確認してみてください。
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