天気予報は当たるのか?(11月24日)
故郷長野の帰ってきた気象予報士Kasayan。おきまりのテレビの天気予報とはちょっと異なる視聴者の視点から、今日の天気予報をチェックしています。今日の天気予報は当たるんでしょうか?
1、今日の一言
昨日、一週間の横浜生活を終えて
長野に戻ってきましたが、ラッキーにも、
えびす講の花火に間に合い、一杯飲みながら数十年ぶりにえびす講花火を堪能することができました。
花火は
無風でも煙が邪魔してダメだといいますし、
風速7メートル以上だと流れてダメなので、風速2~3メートルが良いとされているようです。
で・・・・
昨夜の長野の風向風速は・・・・なんと最適の2~3メートルで推移していました。
最大の規模で、最適の気象状況の花火に大満足!
2、全国の予報
「木を見て森を見ない」などと言いますが、天気予報も頭上の天気だけを気にしていてもダメ。
天気の変化は他県からやってきます。
今日の天気傾向・・・
シンプルです・・・
西から下り坂。
長野県の手前、岐阜までは「のち 雨」のマークになっていますよね。
3、長野県の予報
天気マークしか見ていませんか?
「・・のち・・」って何時でしょう? 「所により・・」があるかもしれませんよ。
で・・・長野県はと・・・かろうじて
「のち 曇り」のマークになっていますが、西の岐阜、南の静岡・愛知は
「のち 雨」です。
西ほど・・南ほど・・・雨になる可能性がある?・・ということで、
予報文もしっかり読みます。
南部だけ、「夜遅く 雨」になっています。
南ほど・・・が優先しているようです。
となると・・・
明日の予報は傘マークになっちゃうのも想像できますよね。
4、一般的な天気図の評
どんな理由でその予報は作られたんでしょうか?理由がわからなければ占いと同じ?
テレビの解説は「天気予報の確からしさ」を知るための道具です。
こまかいことは天気図に書きこんだ通りです。
これ、先週17日に
雪が降ったときの低気圧のコースに似ていますが、まず雪の可能性はありません。
寒気が南下していませんから。
この低気圧、
さっさと抜ければ明日の雨は早めに回復・・
遅ければ・・・・
明日の予報のチェックポイントです。
5、今日の天気予報は当たるのか?
100%じゃない天気予報。もしハズレるとしたらどうなるんでしょうか?
予報のハズレで失敗しない方法を考えます。
今日の天気予報を理解するとハズレのパターンが見えてきます。
西から下り坂・・・ですから、
下り坂がもっと急だったら?って誰でも考えますよね。
(もっとゆるかったら?という選択肢もありますけど・・・)
これ、今夜
日付が変わる頃の雨エリアの予測。
MSMっていう最新のシュミレーション結果ですけど、長野県もすっぽり雨エリア
に入っています。
このシュミレーションはかなり
精度が高いので、ズレても2~3時間程度ですから、中部・北部の雨が夕方にまで早まる可能性はないでしょう。
夜遅くまで飲むのなら・・・ちょっとだけ覚悟しておいたほうが良いというところでしょうね。
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