週間予報をまとめてみました(6月26日)不安定な天気続く
梅雨も真っ盛りになってきましたので、
むこう一週間の週間予報をチェックしておきました。
とりあえず、
26日(土)午後5時気象庁発表の長野の週間予報を見てみます。
明日27日から7月2日まで、
ずーっと同じマーク。
28日以降は「一時 雨」。
予報の用語集で
「一時」を調べると
”現象が連続的に起こり、その現象の発現期間が予報期間の1/4未満のとき”ですから、向う一週間は
基本的には曇りだけど一日24時間のうち最大6時間くらいは雨だね・・・・という予報です。
また、
信頼度の欄を見ると、
30日以降は「C」判定。
通知表でCがついたら親に怒られそうですけど、週間予報の信頼度のC判定も
最下位の判定。
もっとも、信頼度は
降水について判断されていますから、予報に多少ズレが生じたとしても
曇りベースの一週間になることは確かでしょう。
で・・・・これで終わったら、このブログで週間予報をわざわざチェックする意味がないので、
もうちょっと詳しくチェックしてみます。
ただ、自分一人で考えると非常に手間がかかるので(普段の予想の7倍ですから)、気象庁の予報部が発表しているプロ用の資料
「週間天気予報解説資料 6月25日10時発表」に基づいて、天気図をまとめてみました。
左の図は上空5800m付近の天気図、
中の図は上空1500m付近の相当温位(雨の原料の程度)、
右側の図は一般的な地上の天気図で、網かけの部分が過去24時間の降水域、マークは長野県の天気マークです。
なお、 文章中の
カッコ内の書き込みはKasayanが書いてます。
朝鮮半島にトラフ(上空の気圧の谷のこと。左図点線)が進み、
前線(右図赤の点線)は
黄海~日本海に位置し、
西日本~東日本では暖湿気(850hPa相当温位340K前後:中図オレンジ色)が流入する。
九州などでは前線による降水、
その他の地域では内陸部を中心とした不安定性降水(雷雲モクモク)が見込まれる。北日本には温暖前線の位相がかかり、降水となるところがある見込み。
前線(右図赤の点線)は日本海から
ゆっくりと南下し、
本州の日本海側に位置する。
西日本~東日本、北日本の一部では、前線近傍または暖域に入るため(中図オレンジ色)、
広い範囲で降水となる見込み。北日本では、28日と同様の降水が残る所がある見込み。
前線(右図赤の点線)は
次第に不明瞭になるが、
本州付近には下層暖湿気が残っている。
そのような中、500hPaでは(上空)
5820m付近のトラフ(上空の気圧の谷。左図点線)の東進に伴い(地上で空気の収束が起こる)-6度前後の(上空の)
寒気が入ってくるため、
大気の状態が不安定になる。西日本~東日本、北日本の一部では、内陸部だけでなく
平野部でも広い範囲で、不安定性の降水(雷雲モクモク)が見込まれる。
前線の位相(右図赤の点線)は
南下するが、日本付近での
活動は弱まり不明瞭になる予想。
下層暖湿気(中図オレンジ)および
500hPaのトラフ(左図点線)が残っており、
大気の状態は引き続き不安定。
西日本~北日本では雲が多く、
内陸部を中心に不安定性の降水(雷雲モクモク)が見込まれる。
ただし、FEFE19の降水域(右図の網かけ部分)は過大であり、割り引いて考える。
・・・・ということですが、上空の気圧の谷が日本上空にやってくる
30日頃が雨のピークになるのではないかと思うのですが・・・
すくなくとも、
長野県は、ここ数日の九州のような大雨が続くような心配はなさそうですけど、
曇りベースで日差しの出る日もあるものの、モクモク
雷雲が発生するような日が続く・・・というイメージの一週間になりそうです。
念のため、
アメリカ海軍の計算値もアニメにしてみました。
12時間降水量のアニメですけど、日本の気象庁の計算値とほぼ似た結果になっているようです。
最後は
気温の傾向。
沖縄付近は平年並み。
北にいくほど平年よりちょっと高め・・・
北海道は今日をピークに
平年よりちょっと高めの状態が続くようですね。
え?・・・
明日日曜日の予報?・・・明日は明日の風が吹くぜ・・・といいたいところですけど、
気象庁発表の長野県の予報は・・・・こちらを見ていただければよいのですが・・・
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/322.html
はっきり言って、計算値がばらついている状況。
Kasayan的には信頼度Cなので、
明日朝5時発表の予報で最終確認をすることをおすすめします。
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