善光寺40年前(番外編)
ずっとずっと
気になっていても行けなかった場所というものがあります。
今日も善光寺40年前番外編。
善光寺の裏山・・・
地附山。
地附山山頂の裏側には、地滑り以降に
廃道となったバードラインが木々に埋もれています。
ここは、
地附山から大峰山へと続く長い直線。
バードライン経由戸隠行きのバスに乗り、桜坂上のロープウェイ乗り場を過ぎると、道はつづら折りの急坂になり、地附山山頂の北側へと回りこみます。
そして、
山頂スキー場の下を通り過ぎると、バスはこの直線でスピードを上げていきました。
高校生のころ、生物班に所属していた私は、月に最低1回は、徒歩でこの場所に足を運んでいました。 このガードレールの外側に、試薬の入ったガラスの臭気瓶(理科の授業で酸素の燃焼実験に使うやつです)を沢山置いてCO2濃度を測定し、自動車による
自然破壊を観察していたわけです。
道端に瓶が沢山入ったバックを置いていて
車に踏みつぶされてしまったこと・・・夏の午後、
突然の夕立に濡れていたら、通りすがりの車が雲上殿まで乗せていってくれたこと・・・・
高校生のころ、心配していた自然は、
力強く人間の仕業を消し去っていました。
関連記事