今週の週間予報?
週間予報はあたんねーよ!
・・・と思っている方も多いと思いますが、
私も同感。
でも、
上手に使えば結構役立つんですよ。
これ、
気象庁が発表している今週の週間予報。
気象庁のHPで見ることができます。
Yahoo天気でも、天気マークが並んだ似たような画面を見ることができますが、
気象庁の週間予報には「信頼度」という欄があって、A~Cという評価が並んでいます。
これが気象庁HPのミソ。
評価は、下の表にしたがってつけられています。
信頼度Aの欄を見ると、「
降水の有無の予報が翌日に変わる可能性がほとんどない」と書いてあります。
天気マークがずらっと並んでいると、一日単位で予報を考えてしまいがち。
でも、
天気は時間とともに連続的に変化します。
もし、土曜日についていた「のち 雨」の予報が半日遅れると、雨は翌日の日曜日にもちこされますから、土曜日の天気マークから傘マークが抜けることになります。一方、傘マークがついていなかった日曜日に傘マークが移動し、「雨 のち・・・」という予報に変わることになります。
見た目、大きな予報の変更ですよね。
週末が近づいたってそんな大きな変化はまずないよ・・・という場合にAマークがつくわけです。
つぎに
適中率について考えてみましょう。
懐中電灯で暗闇を照らす時、足元を照らすのは簡単ですが、遠くを照らすときは、なかなか光が命中しないものです。
手元のちょっとしたズレが大きく影響してしまうんですよね。
週間予報も同じ。
予報を作るときの初期値・・・・つまり、観測したデータのちょっとした誤差などが、一週間後の予報に大きく影響してしまうわけです。
とうことで、Aには「明日予報並みに」、Bには「4日先の予報と同程度」などと書かれているわけです。
じゃ、
今週の場合のように予報の後半にCが連発してついている場合はどうしたらいいんでしょうか?
ズレがどのように発生するのか?を考えればいいわけです。
どうやって考えるの?
天気変化のタイミングが1日ズレることはあまりありませんから、
悪いほうに半日ズレた場合に、天気マークの組み合わせがどうなるのか?を想定して予定を立てます。
これで時間的なズレの対応策ができます。
今週末の北信は、土曜日に「一時 雨」がついていますが、評価はCですから日曜日の曇りは安心していられないことになりますよね。
じゃ
適中率のほうはどうよ?ということですが、こっちは週間の天気図中の低気圧や高気圧の配置のバラツキなどを見ることであるていど予測をすることができます(
ココで手に入ります)けど、そこそこ天気図が読めないと
困難。
こうやって色々書き込みを読めばなんとなく理解できますけど、ちょっと難しいですよね。
(いずれ使いやすい裏技をまとめます)
でも、
天気マークの組み合わせを考えてみるだけで、相当週間予報の使い勝手が変わると思います。
マークをそのまんま信じていたら占いと全く同じ。
週間予報も一つの
確率的な情報としてとらえれば、行楽や仕事のための有益な情報としてもっと役立てることができるはず・・・だと思います。
最後は、次回週間予報を検討する際に色々書いてみる予定ですが、いきなり
気温の予想図を添付しておきます。
これ、
上空1500mの気温分布の変化を示しています。
ちょっと高めの高原・・・志賀高原や美ヶ原あたりの気温をイメージして、
自分の住んでいる地域の気温に修正して考えてみてください。
向こう一週間、
ちょっと暖かめになりそうですよ。
関連記事