冬型は弱まるけれどゆっくり(12月26日)
今朝の長野市・・・・善光寺も道路も雪に覆われていますが、
積雪は4センチ程度・・・少ない・・・・・
一方、
名古屋方面では8センチ以上の積雪を記録しているようですが・・・・
今朝7時のレーダー画像を立体的に表示して、
雪の降り方をチェック。
お馴染み・・
若狭湾から伊勢湾方面へ雪雲が抜ける様子・・・GoogleEarthに7時のレーダー画像を重ねてみましたが、教科書通り、鈴鹿山脈と伊吹山にはさまれた
標高の低い場所を雪雲が関ヶ原や名古屋方面に抜けているようです。
一方、
長野県では・・・・
長野市付近の雪は、
北アルプス鹿島槍ヶ岳方面から小川村を通過し、犀川沿いに長野市に流れ込んでいる雪雲が中心(
一昨日の記事に雪雲が長野県方面に流れ込む様子を動画で掲載してあります)。
雪雲を長野県内に運び込む上空の流れが、若干西寄り・・・・
北アルプスのブロック効果が発揮されて長野市方面の積雪は少ないのかもしれません。
一方、
新潟県境の山の標高が低い飯山・野沢方面には
雪雲が大量に流れ込み、志賀高原にぶつかってできる雪雲も加わって、長野県内で唯一
1メートルを超える積雪地帯になっていると思われます。
また、志賀高原の玄関口、中野市や湯田中方面に雪雲の帯が出来ているのも興味深いところ。
そんな
今朝の実況。
今朝は衛星の
水蒸気画像を掲載しましたが、白の水蒸気域が薄いところが
上空のジェット気流の場所。
長野県付近をジェット気流が通過していますが、
若干西寄り。
この
ジェットが明日にかけて東へ移動していきますが、長野県を抜けるタイミングで風向が
北西に変化し、長野市内で
一時的にドッと降るタイミングが・・・・あるかも?(カンのレベル)。
気圧配置の動向は、
明日夜にかけて・・・・
高気圧がゆっくりと張り出して、等圧線の間隔もゆるみ、
冬型の気圧配置は弱まる傾向。
そして、雪雲の発生を活発にするとともに、日本海側から内陸奥深くに押し込む
上空の風速も明日にかけて
弱まる傾向。
(若干北寄りに変化するので、雪雲の流れ込みに変化があることが予想されます)
じゃ・・・
具体的にどうなるのよ?ということが一番きになるでしょうから・・・・
雪の降り方はデジタル的に変化するわけじゃありませんし、このアニメのように3時間単位ではとらえきれないほど
息をしています。
あくまで傾向としてとらえてくださいね。
27日6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で、
北陸地方 70センチ
東北地方、関東地方 60センチ
甲信地方 50センチ
北海道地方、近畿地方 40センチ
東海地方、中国地方 30センチ
27日6時までの24時間降雪量は、多い所で、
北部 大北地域山沿い :50センチ
平 地 :15センチ
長野地域山沿い :40センチ
平 地 :10センチ
中野飯山地域 :50センチ
中部 乗鞍上高地地域 :10センチ
松本地域の聖高原周辺:10センチ
上田地域の菅平周辺 :10センチ
その他の地域 :5センチ未満
府県天気予報もしっかり読んでおきましょう。
更新遅くなって失礼しました。
府県天気予報:
http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県週間天気予報:
http://www.imocwx.com/weekd.htm
短期予報解説資料(他の資料も):
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe5782&cat=e2
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(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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