高気圧の覆われ暖かく、北日本は下り坂(11月27日)
今朝の菅平、根子岳。
昨日と比較して
上層に湿り気が入ってきたのかな?と思わせる薄い雲が見えますが、基本は
晴れ。
穏やかな日差しを予感させる日の出でした。
ところで、この写真の山の下あたり・・・
菅平の麓の千曲川にはグライダーの滑空場があって、菅平上空はもちろん、志賀高原や北アルプスや南アルプス・・・そして菅平を飛び越えて岩手県までグライダーが飛行しています。
練習生のKasayanですが、このところなかなか練習ができな日々・・・・
航空無線をワッチしながら、仕事をしていますが、今日も夢を運ぶ声が聞こえてきそうです。
さて、
今朝の実況把握3点セット。
チェックポイントは、
北日本日本海側と
沖縄付近の雨雲、そして
関東沖にある雨雲の帯。
その中でも、
今日の天気に大きく影響してくるのが北日本の雨雲。
日本海にある低気圧がこれからどのように進むのか?がポイントです。
ということで、まずは
今夜の気圧配置から。
午前3時、日本海にあった
低気圧は18時間後の今夜には
北海道の東側へ。
北日本があいにくの日曜日になることは容易の想像できます。
また、
本州を広く覆う高気圧・・・・
中心が東海上ですから、
高気圧から時計回りに吹きだす風が南の
暖かい空気を運び、西日本と日本海を経由して
北日本の低気圧まで流れ込みます。
全国的に気温が上昇して、今回の
低気圧や前線で降るモノは、高い山を除いて雨中心ということになりそうです。
まずは、
雨の様子からチェックしておきましょう。
午前中には前線が活発化・・・
低気圧の通過に伴い、北日本に帯状の寒冷前線の雨域がかかってくることになります。
前線の北側は冷たい空気・・・・南側には暖かい空気が流れ込んできますから、
帯状の雨域付近は大気不安定・・・・お約束の
落雷や突風の恐れがあります。
他方、
沖縄方面は湿った空気が流れ込みやすく、
くもりベースでにわか雨も。
さらに、
関東沖には暖湿気が収束する場所(
シアーライン)が発生して雨域の帯ができますが、幸い海上が主体。
雲が多め・・・という程度で済みそうです。
次は、
北日本で降るモノが雪なのか?雨なのか?・・・
気温の様子をチェックしてみましょう。
上空1500m付近0℃のラインは道南まで北上。
降るモノは、高い山では雪のまま地上に達しますけど、
平地では雨になる可能性大。
季節変化はまだまだせめぎ合いの状態のままです。
今日の天気分布を
マークの予報でまとめてみると・・・・・
北日本には「のち 雨」マークが並んでいますが、その他の地域は晴れベース。
今日は各気象台が発表している
「天気概況」もかいつまんで書き込んでおきました。
一地域の天気概況を読んでも、解説としてはイマイチな感じがしますが、
各地域の天気概況を併せ読むと、多角的な視点から気圧配置が見えてきます。
その内容も、
ヘタな天気解説よりずっと充実したモノのなりますから、自分で天気チェックができるようになりたい・・・と思われるかたは、各地の天気概況に目を通してみてください。
天気概況は、
気象庁HPの天気予報に掲載されています(マークをクリックして各県の文字の予報を表示させる)。
府県天気予報(天気概況あり):
http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
最後に、
むこう一週間の気温変化も掲載しておきますが・・・まだまだ乱高下。
府県天気予報:
http://www.imocwx.com/yohoud.htm
府県週間天気予報:
http://www.imocwx.com/weekd.htm
短期予報解説資料(他の資料も):
http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe5782&cat=e2
ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)
にてどうぞ。
可能な限り返信いたします。
(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです)
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