大雨の後は冬の天気分布へ(11月19日)

kasayan

2011年11月19日 07:13


 早速ですが、今朝の実況把握3点セットから。




 西日本にはベッタリと活発な雨雲が張り付いていて、北日本日本海側中心に雨雲が活発になっています。

 実況天気図を見ると、いずれも低気圧と前線による雨
 太平洋の高気圧縁辺を吹く南西風が太平洋の暖湿気(雨の原料)を運びこみ、大陸の高気圧がシベリアの冷たく乾燥した空気を運びこんで、日本付近は秋と冬がぶつかる場所

 太平洋の高気圧が大陸に向かって、「はぁ~」と吐き出す息が白くなって、白い息が雨雲になり、雨を降らせているというイメージですが・・・・・太平洋の息の湿り気が多いので大雨になっています




 大雨の原因・・・「日本海と九州の西」にある「前線を伴った低気圧」が今後どうなるのか?をチェックしていきましょう。




 今夜北海道付近の「前線を伴った低気圧」の位置はあまり変化しませんが、九州付近の「前線を伴った低気圧」は関東付近まで北東進
 ここまでは、秋優勢・・・気温は高め。

 そして、今夜、北日本を寒冷前線が通過して、明日には西高東低、冬型の気圧配置に変わります。
 ここからは冬優勢・・・大陸の寒気が南下して、気温は急降下・・・・日本海側の雨は北海道から雪に変わってきます。

 秋と冬のせめぎ合い・・・そんな様子をアニメにしてみました。




 あまりにもハッキリしていますよね。

 秋・冬のせめぎ合いのイメージができたところで、今週末のポイント、雨の原料=暖湿気や、それに伴う、明日南下してくる寒気が、どのように変化するのか?、GSMというシミュレーションで具体的にチェックしておきましょう。




 今夜から明日朝にかけて気圧配置が冬型の気圧配置に変化して、日本海の海上に筋状の雪(雨)雲が発生してくるのがよくわかると思います。
 今日は全国的に雨模様ですが、明日は日本海側中心の雨や雪に変化。
 太平洋側では土曜日だけの雨で済みそうですが、日本海側はホント・・・残念な週末になってしまいそうです。
 
 また、明日になると大雨の原因=暖湿気は東へ抜けて、上空の強い寒気が南下
 北海道の西に、-40℃以下の寒気がこれだけ顔を現すのは今年最初かもしれませんが、このため、東北北部以北では雨が雪に変化
 太平洋側でも木枯らし3号?が吹き始めることになりそうです。

 最後は、いつものようにMSMシミュレーションで今日の雨と風の様子を詳しくチェックしておきましょう。




 二つの「前線を伴う低気圧」が雨を降らせる原因ですが、二つの原因によって降る雨の様子が微妙に二分されているのがわかりますよね?
 今夜、北日本を寒冷前線に伴う雨の帯が通過して、最終的に冬が勝利?することになりそうです。

 以上が、今日から明日にかけての天気変化の流れですが・・・・
 Kasayanの住む長野市・・・日本海側と太平洋側のちょうど境目なので、予報も非常に微妙
 今朝5時発表の明日の予報文は、「くもり 昼前 から 昼過ぎ 晴れ 所により 朝 から 雨」という何でもアリの予報。

 群馬県北部とか福島県会津をはじめとする天気の境目の地域の予報はまだまだ変化する可能性があります。
 特に明日、日本海にJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)ができて、雨(雪)雲が押し寄せる北陸周辺では、この収束帯の強さ次第で、太平洋側への影響が大きく変化
 ちょうど、晩秋の紅葉を楽しむ行楽地にあたりますから、明日のお出かけを予定されているなら、今夜発表の予報で最終的な判断をされるのがよいと思います

 府県天気予報: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県週間天気予報: http://www.imocwx.com/weekd.htm (11時更新)

 17時20分追記
 17時発表の気象庁予報でも長野市の明日(20日)の降水はかなり微妙
 志賀高原、北信五岳、北ア方面の降水はほぼ確実だと思われますが、長野市南部、千曲市方面に関しては、冬場に雪が舞ったかと思えば、晴れ間が顔を出すという・・・・あの空模様に近いものになってしまうかも(降るものは雨だと思いますが)。
 季節風の風向と風速次第で天気はコロコロと変化します。
 明日朝まで待てる方は明日朝発表の予報のほうが確実だと思いますが・・・
 天気分布の境界の予報はズバリとはいかないものです。
 (WNI・気象協会は1ミリ前後の雨で昼に止み間の予想。一方、気象庁は曇りベースで昼前後に晴れ間が出る予想(予報文は「くもり 昼前 から 昼過ぎ 晴れ 所により 明け方 から 雨」・・・どうなっても当たり?)
 
 
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(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)

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