週末の天気は最新の天気予報で修正を(11月4日)
今朝の長野市は霧に包まれていましたが、日の出とともに霧がとれはじめ、東の
菅平には朝日が輝きはじめています。
もう一つの写真は、Kasayanの家で育てている
野沢菜。
野沢菜といえば、漬物を思い出される方が多いと思いますが、この野沢菜は
鍋用。
鍋物の野菜といえば白菜が主役ですが、種をまくだけでバンバン育つ野沢菜を入れても結構イケるんです。
ここ数日の暖かさは、鍋の雰囲気ではありませんが、
8日あたりにやってくるちょっとした寒波には今年初の
「野沢菜鍋」で、久々の
熱燗にしようかと考えています。
さて、
今朝の実況把握3点セット。
昨日は前線帯が通過して、にわか雨がパラリ・・・という所もありましたが、
今朝の日本は広く移動性高気圧に覆われています。
奄美方面・・・高気圧の南西の端っこ・・・前線帯の西の端にあたって、相変わらず
暖湿気が流れ込みやすく、小粒でも
活発な雨雲が点在しています。
ちょっと
上空の天気図も見てみましょう。
日本付近は、等圧線(正確には等高度線)が北側に凸のカタチをしている場所・・・
上空の気圧の尾根にあたって、西から
暖かい空気が流れ込む場所になっています。
このため、
西日本上空の気温は-12℃前後になっていて、ちょうど
秋が顔を出し始めた頃の気温。
西日本中心に暑くなっている理由がよくわかります。
さて、この気圧の尾根・・・
週末にかけてどうなるんでしょうか?
今朝は、
日曜日にかけての空模様を
GSMというシミュレーションでざっくりとチェックしておきたいと思いますが、その前に・・・・・
天気を悪くする原因として、
①上空の気圧の谷がやってきて地上に天気悪化のパワーを与える、
②上空に寒気が南下してきて暖気と混じり合うパワーが地上の低気圧を発達させる、
③地上付近に雨の原料となる暖湿気が流れ込み、乾燥した冷たい空気とぶつかると雨雲が発達する、という大ざっぱに
3つの原因が挙げられます。
そんな
原因からチェックしていくと、週末の空模様を深ーく理解できるので・・・・難しく考えないで、アニメを眺めてみてください。
まずは、
①上空の気圧の谷と、②上空の寒気の様子。
この
暑さと晴天をもたらしていた上空の太平洋高気圧・・・明日夜から
次第に弱まる傾向。
そして
上空の気圧の谷がやってきて、
6日(日曜日)には本州を通過。
上空の気圧の谷が通過するとともに、
寒気がちょっとだけ南下します。
明日から明後日にかけて天気悪化の原因がやってくるわけですが、気圧の谷がうんと深いわけでもなく、寒気が強烈に強いわけでもなく・・・・
「そこそこ」の天気悪化の原因がやってくるというイメージ。
次は、
③地上付近の暖湿気と冷たく乾燥した空気のせめぎ合いの様子。
せめぎ合いの場所が前線帯・・・その場所に赤の点線を書き込んでおきました。
暖かく湿った空気が北上しつつ東へ移動・・・雨の原料が流れ込みやすい場所ほど雨が活発になります。
とはいっても、
暖湿気と寒冷乾燥空気がぶつかる場所は、一か所だけではなく
南北に数か所ありますから、
雨雲のでき方もちょっと複雑になりそう。
以上の天気悪化の原因をイメージしつつ、
雨の様子をチェックしてみると・・・・
上空の悪影響①②が「そこそこ」の影響で、地上付近の
③暖湿気と寒冷乾燥空気のせめぎ合う場所が複雑ですから、
雨の様子もちょっと複雑になっています。
また、大ざっぱに分けて考えると、
雨の降り方が南岸と日本海側に二分されていますから、間にはさまれる
中部や関東方面の雨の計算値はかなり微妙。
天気悪化の原因が「そこそこ」かつ複雑・・・というと、なんだか
予報が変化しそうな感じがしませんか?
「そこそこ」でも、すべての
原因がミックスすると、
局地的には大雨になるおそれはありますけど・・・・
週末の天気は下り坂ということは確かですが、予報が良い方向に変化する可能性も「多少は」ありますから、
日曜日の天気は明日の予報で判断するのがイイかもしれません。
最後は、
今日の天気をもうちょっと詳しくチェックしておきましょう。
週末の天気の流れをチェックしてありますから、予想図への書き込みで何が起こるのか・・・特にコメントはいらないですよね?
マークの予報は・・・・
九州以南に傘マークがあるだけ。
いつものことですが、
最寄りの地域の天気は、上のアニメをイメージしながら、
府県天気予報でチェックしてください。
府県天気予報:
http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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