文化の日は雲多く、にわか雨の所も(11月3日)
文化の日・・・秋の祝日の
実況把握用3点セットから。
北海道を除いて、
全国的に雲に覆われています。
とはいっても、レーダーを見る限り、
雨のエリアは海上中心・・・・
東北に帯状の雨雲がかかっています。
実況天気図を見ると、帯状の雨雲は北海道の東にある寒冷前線の延長線・・・
前線帯の雨雲。
この雲が
通過するタイミングで、東日本ではにわか雨がありそうですが・・・どうなんでしょう?
西日本南岸の雨の影響も気になりますよね?
ということで、
今日の空模様。
昨日から
日本付近は二つの高気圧にはさまれた気圧の谷。
(気圧の谷というと・・・・うーんと昔に見たムーミン谷を思い出すんですが・・・変なオヤジですね)
気圧の谷には暖気・寒気など様々な空気が流れ込むので
雲が多め。
寒気と暖気が合流する谷川
(前線帯)が通過するタイミングで一時的に雨が予想されますが、あくまで前線「帯」なので、
影響は少なそう・・・どの程度の影響?
ベッタリの雨ではなく、
前線帯通過のタイミングでにわか雨という程度ですが、そこそこ大気が不安定になるので、地形的な影響で
短時間の強い雨が降る場所もありそう。
北風の季節風による豪雪地帯・・・
新潟・長野県・群馬県県境付近でまとまった雨が予想されています(Kasayanの住む長野県北部はズバリこのあたり。行楽には一応雨具を用意しておきたいところ)。
関東でも・・・もしかしたらパラリ・・・という雨はあるかも?
一方、気温上昇のモト・・・
暖湿気の流れ込みによる西日本南岸の雨。
前線帯南下とともに夕方には弱まる傾向ですが、
日中はそこそこ活発ですから、
「ぐずつく」と考えておいたほうが無難なようです。
いずれにしても、文化の日・・・
気圧の谷のわりには大崩れにならずに済みましたが、この様子を上空の天気図で見ると・・・・
日中、
北日本を上空の気圧の谷が通過するので、このタイミングで
地上付近では前線帯が活発化。
もっとも、等圧線(正確には等高度線)が凹の部分・・・
上空の気圧の谷が浅いので影響は弱くて済んだというわけです。
また、西日本南岸では晩夏の
太平洋高気圧が活躍中。
今日は上空に「そこそこ」暖気が流れ込むというカタチですけど、
明日になると
上空の気圧の尾根(水色点線)がやってきて、
内陸まで暖気が流れ込む傾向。
今日も西日本では暑くなりますが、
明日はもっと暑くなるかも・・・・・・
そして、
週末に天気を崩す次の上空の気圧の谷が中国大陸に現れています。
今度の谷の影響は大きい?・・・・
あいにくの週末になりそうですが、週末の天気は明日の記事でまとめたいと思います。
最後は、
気象庁発表の天気マークの予報を・・・・
前線帯通過のタイミングでパラリがある?
西日本南岸の雨の影響は?・・・気になる地域にお住まいの方は、地元の予報官がよーく地形の影響もよーく考えて作った
府県天気予報をチェックしてください。
府県天気予報:
http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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