文化の日は雲多く、にわか雨の所も(11月3日)

kasayan

2011年11月03日 07:33


 文化の日・・・秋の祝日の実況把握用3点セットから。




 北海道を除いて、全国的に雲に覆われています。

 とはいっても、レーダーを見る限り、雨のエリアは海上中心・・・・東北に帯状の雨雲がかかっています。
 実況天気図を見ると、帯状の雨雲は北海道の東にある寒冷前線の延長線・・・前線帯の雨雲
 この雲が通過するタイミングで、東日本ではにわか雨がありそうですが・・・どうなんでしょう?

 西日本南岸の雨の影響も気になりますよね?

 ということで、今日の空模様




 昨日から日本付近は二つの高気圧にはさまれた気圧の谷
 (気圧の谷というと・・・・うーんと昔に見たムーミン谷を思い出すんですが・・・変なオヤジですね)

 気圧の谷には暖気・寒気など様々な空気が流れ込むので雲が多め
 寒気と暖気が合流する谷川(前線帯)が通過するタイミングで一時的に雨が予想されますが、あくまで前線「帯」なので、影響は少なそう・・・どの程度の影響?




 ベッタリの雨ではなく、前線帯通過のタイミングでにわか雨という程度ですが、そこそこ大気が不安定になるので、地形的な影響で短時間の強い雨が降る場所もありそう。
 北風の季節風による豪雪地帯・・・新潟・長野県・群馬県県境付近でまとまった雨が予想されています(Kasayanの住む長野県北部はズバリこのあたり。行楽には一応雨具を用意しておきたいところ)。
 関東でも・・・もしかしたらパラリ・・・という雨はあるかも?

 一方、気温上昇のモト・・・暖湿気の流れ込みによる西日本南岸の雨
 前線帯南下とともに夕方には弱まる傾向ですが、日中はそこそこ活発ですから、「ぐずつく」と考えておいたほうが無難なようです。

 いずれにしても、文化の日・・・気圧の谷のわりには大崩れにならずに済みましたが、この様子を上空の天気図で見ると・・・・




 日中、北日本を上空の気圧の谷が通過するので、このタイミングで地上付近では前線帯が活発化
 もっとも、等圧線(正確には等高度線)が凹の部分・・・上空の気圧の谷が浅いので影響は弱くて済んだというわけです。

 また、西日本南岸では晩夏の太平洋高気圧が活躍中
 今日は上空に「そこそこ」暖気が流れ込むというカタチですけど、明日になると上空の気圧の尾根(水色点線)がやってきて、内陸まで暖気が流れ込む傾向。
 今日も西日本では暑くなりますが、明日はもっと暑くなるかも・・・・・・

 そして、週末に天気を崩す次の上空の気圧の谷が中国大陸に現れています。
 今度の谷の影響は大きい?・・・・あいにくの週末になりそうですが、週末の天気は明日の記事でまとめたいと思います。

 最後は、気象庁発表の天気マークの予報を・・・・




 前線帯通過のタイミングでパラリがある?西日本南岸の雨の影響は?・・・気になる地域にお住まいの方は、地元の予報官がよーく地形の影響もよーく考えて作った府県天気予報をチェックしてください。

 府県天気予報: http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 
 
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