西から回復、北日本は強風・不安定(10月16日)
Kasayanの住む長野市・・・
強い雨音で目を覚ましてしまいました。
今朝、07時前のレーダー画像。
前線の雨雲は北日本にシフトして
西から回復傾向。
天気図を見ているうちに、
長野市も青空が顔を出し始めました。
前線の通過が3時間遅くなっていたら・・・イヤーな雨の朝になっていたはずですから、
前線通過のタイミング次第で、体感的な天気はずいぶん変わるもんですよね・・・・・
週間予報はハズレやすいなんて言われますけど、
一週間先の前線通過が3時間以上ズレるのは当たり前です。
体感的な天気で、
週間予報はずいぶん濡れ衣を着せられてるんじゃないかな?なんて考えていました。
さて、回復傾向に見える空模様ですが・・・・・・ホントに大丈夫?
今夜の予想天気図を見る限り、
西日本から高気圧に覆われて天気回復がうかがえますが・・・・
北海道の北では低気圧が猛烈に発達して、北日本付近の等圧線が混雑・・・かなりの
強風が予想されます。
また、高層天気図で北日本上空を見ると、
寒気を伴った上空の気圧の谷が接近中。
大気不安定による雨も予想されますから、北日本は回復とはいえないようです。
その
高層天気図ですが・・・・
そもそも、
等高度線(等圧線と同じです)がU字にカーブしている部分全体が
上空の気圧の谷ですが、さらに細かく見ると、
小さな気圧の谷(赤の点線)がチョコマカと
北日本を通過します。
小さな気圧の谷が通過するタイミングで、偏西風上の
反時計回りの空気の渦(赤塗りの数字)が
北日本を通過。
渦が通過する度に、
地上付近では雨雲が活発になって、不安定な天気が続いてしまいそうです。
そして、
上空の気圧の谷が運んでくる寒気。
今夜から明日にかけて
-20℃以下の寒気が北海道へ。
すぐ北側には-30℃以下の寒気の中心(平地で雪の目安)までやってきますから、
大気が不安定になって
ますます雨雲活発化。
強風まで予想されていますから、北海道はちょっとした
荒れ模様の天気ということになりそうです。
ちなみに、
この寒気で季節は一歩前進。
明日、北海道では平年を5℃以上も下回る寒さに。
東日本・西日本も平年を下回ります。
20日前後には、再び平年を上回りますから、すぐに季節は戻ってしまいますけど、
気温が大きく変化しながら冬へと向かって行きます。
さて、北日本はこれくらいにして、あとの地域は回復傾向ですから、いつものMSMシミュレーションで、
今日の空模様をチェックして終わりにしましょう。
このアニメでザックリと空模様の変化を確認しておいて・・・・
府県天気予報で最寄りの地域の予報官の見解をお聞きする?というのが、この図のオススメの使い方です。
府県天気予報:
http://www.imocwx.com/yohoud.htm
オマケ・・・・前線の様子をまとめてみようかと思ってCGを作ってみたんですけど・・・いらねーな・・・と思ってカットしました。
もったいないので、
掲載だけ・・・・
なんか、今日のブログはさえない感じ・・・・・
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