週末に向かって天気はゆっくり下り坂(10月12日)

kasayan

2011年10月12日 07:32


  【お願い】(12日まで掲載予定)
 実はこのブログが縁で、「長野県の気象(天気)について」という漠然とした企画で本を書くことになりました

 従来の気象本のように、理科の教科書のような本にはしたくありませんし、過去の災害や出来事をまとめた統計や白書のような本にもしたくありません。また、お天気Q&Aのような豆知識を羅列したような本も・・・なんだかなぁ・・・という気がします。
 わざわざ本を買って読んでいただくわけですから、読む前と読んだ後で、天気予報を見る目や使い方が変わって、「役に立った」と思っていただけるような、実践的な本にしたいと考えています。

 企画こそ「長野県の気象」ですが、全国共通で役立つような「天気予報に対する考え方」をベースにして、その上に長野県に特化した「役立つ情報」を盛り付けていくという内容を、漠然とイメージしています。
 そうでなければ、長野県内の天気予報に関する内容も説得力を持たないと思うからです。

 そこで、ブログを読んでいただいている皆様にお願いなのですが、思いつくままで構いませんから「天気予報番組やネットの天気予報で物足りないと感じていること」をメールで(kasayangw@yahoo.co.jp教えていただけませんでしょうか?
 本のベースになる考え方の参考にしたいので、他府県の方のご意見も大歓迎です。



 昨日も、多くのメール本当に有難うございました
 今月中にいただいたメールの内容を集計するとともに、必ず返事を書きたいと思っています。




 今朝も実況把握3点セットから。

 レーダーと衛星画像からは、原則:広く秋晴れという感じ。
 午前3時の実況天気図を見ると、大陸から高気圧が移動してきていますから・・・・

 ただ、高気圧に覆われても例外はつきもの
 テレビの天気予報は原則の話しをしますけど、このブログでは例外の話しを中心に・・・・・「爽やかな晴天になるでしょう」というコメントをしたり、暇ネタに季節の話題を伝える時間があったら、例外の地域の話しをするほうが親切なんじゃないかと・・・・・いつも感じているので・・・・

 今後の天気に影響してきそうなポイントを赤丸で示しておきましたが、ポイントがどのように変化するのか?




 今朝は初めての試み・・・短期予報解説資料(プロ用の資料)に掲載されている簡易図に、今夜の予想天気図を重ねてみました。
 これまでどっちか・・だけに書き込みをして掲載していましたが、合体することで気圧配置と気象庁公式の注意点との関係がわかりやすく・・・・なったかなぁ?

 いずれにせよ、今日のポイント・・・秋晴れの例外の地域は北海道と南西諸島
 原因はシアーライン(寒冷前線と類似の現象で、風が収束して上昇気流になり雨雲を作るライン)と、暖湿気

 そこで、この図の対象期間の今朝から明日夜にかけて、シアーラインと暖湿気がどう変化するのか?・・・シアーラインへとも関係する上空の寒気の様子も併せて盛りだくさんのアニメにしてみました。




 アニメとしては失敗だったかも・・・繰り返し見ないと、理解できないですよね・・・・・・ゴメンナサイ
 でも、同じ視野のに複数の情報が入るから、情報を比較しながら見るにはイイかな・・・・?

 北と南の秋晴れの例外の原因寒気を背にしたシアーライン南からやってくる暖湿気(雨の原料)だということを読みとっていただければイイんですけど。
 あと、西日本から下り坂の気配・・・

 一応、原則の秋晴れも様子もチェックしておきましょう。




 今日も曇りのイメージを作る下層雲(紫)も併せて表示させてありますが、晴れベースだけどちょっと雲がかかる場所もある、という感じです。

 ついでに、明日以降、西日本から下り坂になる様子も・・・秋の週末は貴重ですから。




 14日(金)は西日本、15日(土)は全国的に雨模様
 土曜日は残念な天気・・・・紀伊半島などではまとまった雨がありそうですが、土砂ダムの危険性は下がっているとは言われるものの・・・ちょっと心配。

 今のところ、16日(日)は回復しそうなので、日曜日に期待といったところでしょうか。

 府県天気予報: http://www.imocwx.com/yohoud.htm

 
 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。



(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)

(当ブログはリンクフリーです)


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