台風15号?の進路等、暖湿気による不安定な天気(9月11日)
毎朝PCの前に座って、まずチェックするのは
実況。
だいたい
衛星画像⇒気象レーダー⇒アメダス⇒実況天気図の流れでチェックするのですが、今朝の着目点は
①台風15号?の発生と、
②台風12号被災地の紀伊半島の雨。
どちらも気になりますよね?
まず、目先の問題・・・
せき止め湖の決壊が懸念される
②紀伊半島の雨ですが・・・・
南海上には無数の雨雲。
小粒ですが発達した雨雲もあって、
一部は紀伊半島に雨を降らせています。
台風12号のときのような長続きする激しい雨ではありませんが、それでもイヤな感じがします。
小粒の雨雲のモト・・・・
湿った空気の様子を衛星の
水蒸気画像で見ると・・・・
動画でチェックしてみると、今日
日中もまだまだ水蒸気が流れ込む傾向。
いわゆるゲリラ雷雨のような激しい雨にならなければよいのですが。
そして、南海上には、今日中にも
①台風15号になると予想されている
熱帯低気圧の雲。
今後の進路が気になるところだと思いますが・・・・・
昨夜の高層の実況天気図を見ると、
日本付近は太平洋高気圧に広く覆われていて、とりあえず
台風が北上できる状態ではありません。
今後、太平洋高気圧が弱まったら・・・・・・
明後日(13日)夜の天気図をチェックすると、
太平洋高気圧はゆっくりと弱まる傾向ですが、それでも
東西にしっかりと根を生やしています。
このため
猛暑が復活しているわけですが、ダメージの大きい
西日本に台風15号?が接近することを防いでくれていることを考えれば、我慢するしかないですよね。
ちなみに、台風をサッサと押し流す
偏西風は日本海北部・・・
秋雨前線の北側あたりに位置しています。
このような状態で台風が接近したら、12号と同様ノロノロになってしまいますから、その意味でも太平洋高気圧・・・頑張ってほしいところです。
米軍台風進路予想(今朝は進路予想なし・Satellite Imageをクリック)
http://www.usno.navy.mil/JTWC/
気象庁5日間予報
http://www.jma.go.jp/jp/typh/typh5.html
さて、実況や台風?を把握したところで、
今日の天気のチェックに入りますが・・・・・
さすがに、見飽きてしまったかもしれない・・・・
暖湿気の流れ込みがポイント。
テレビのお天気キャスターもこればっかりでしょう。
気象庁の予報官も同じ・・・・・
短期予報解説資料を見ると・・・・
内容は防災上重要なことばかり書かれていますが、その
原因はすべて「暖湿気」。
暖かく湿った空気っていうヤツですね。
前線と暖湿気の合わせ技が影響する
東北や北海道・・・・暖湿気の
直接の流れ込みが影響する西・東日本。
暖湿気の動向を詳しくチェックしておく必要がありそうです。
暖湿気は高気圧の周辺を回って流れ込みますが、特に濃い?暖湿気(濃い赤の数字)は、
台風14号崩れの熱帯低気圧を経て日本海から前線へ。
また、そこそこの暖湿気(薄い赤の数字)は
南岸へ。
そんな様子をアニメで見ると・・・・
九州や四国、紀伊半島方面は特に暖湿気による雨に注意が必要になりそうですね。
また、日本海へも暖湿気が流れ込み続けそうですから、
前線の活発化も要注意でしょう。
で・・・・
具体的な雨の降り方ですが・・・・
前線の雨は目立ちますが、南岸の雨はイマイチ目立ちません。
でも、安心はできません。レーダーでご覧いただいたように、
南岸の雨雲は非常に小粒です。
この計算値は5キロ格子で計算されているのですが、信頼できるのはおよそ20キロメートル前後の大きな現象。
計算されない雨があるということを十分に理解した上で、アニメをチェックしていただきたいと思います。
Kasayan・・・今日は外にいることが多いので・・・
最寄りのエリアの夕立を考えてみました。
シミュレーションの解像度を越える無茶な予想なので・・・・・占いに毛が生えたようなものですが、風が収束したり、山にぶつかったりして
上昇気流が発生しやすい場所に赤の点線を引いてあります。
携帯など
でレーダーをチェックする際の目安にしてみてください。
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(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNIより使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです)
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