(
紀伊半島の大雨の本当の理由!・・・興味がある方は
昨日の記事をどうぞ)
16時20分追記あり 20時50分追記あり
台風12、13号も天気図から消え、北海道の大雨も峠を越し・・・今日のブログはのんびりとさせていただきたいなぁ・・・と。
いつもと違って(同じ?)、
Kasayanがのんびりと天気チェックした流れに沿って書き進めていきたいと思います。
チェックした天気図全部は掲載できませんが、こんな天気チェックの流れもあるんだなぁ・・・・と思って
興味のある図だけ目を通していただければ結構です。
さて、窓を少し開けて寝たんですけど、
寒くなって午前3時に目を覚ましてしまいました。
目がさえてしまったので、PCのスイッチオン・・・・
3時のアメダスを見るとKasayanの住む
長野市内は14℃。
車で45分ほどの
菅平は6.8℃・・・・東京では冬の気温・・・朝にかけて
まだまだ下がりそう・・・・
静岡県方面を見ると、
富士山頂で-2.0℃。
少なくとも
朝に関しては秋の気配を実感。
富士山で氷点下だから、
上空に寒気が入っているんだろうなぁ・・・・富士山頂よりちょっと低いけど
上空3000m付近の実況天気図を確認してみようかな・・・・・と・・・・・
手に入る直近の実況天気図は
昨夜21時の天気図。
大陸沿岸、ウラジオストクあたりに
上空の低気圧があって、低気圧の回りを反時計回りに強い風(
偏西風)。
低気圧の南西側には
0℃の寒気のカタマリがあって、どうやら北西の強い風が大陸の寒気を運んできているようですね・・っと。
せっかくだから絵にしておこうか・・・・
寒気の様子や曇りのエリアを作画ソフトでゴソゴソと書き込んで・・・・・
衛星画像ではどう見えるのかしらん?
実況天気図の曇りエリアは、気温と露点温度(空気中の水蒸気が粒になる温度)の差が3℃未満の場所なんだけど、
衛星画像とピッタリ(当たり前ですけど・・・)・・・・・フムフム・・・・
水蒸気つながりで・・・北海道に大雨を降らせた雨の原料・・・
水蒸気の流れもチェックしておこう・・・・
水蒸気画像にも書き込みを・・・・・
北海道に集中的に水蒸気が流れ込む半面、
日本海側からは乾燥した空気が流れ込んでいるんだから、
雨雲も発達するわけですなぁ・・・・
雲の下ではどうなっているの?
北海道の雨はおさまりつつあるけど、
北海道・東北日本海側じゃ結構激しいスコールになっているみたい。
山陰方面まで帯状になっているのは、さっき見た
実況天気図の-3℃前後の寒気と対応していそう・・・
上空の寒気に伴う不安定な降水ってヤツですな・・・
実況把握はまあこんなもんでイイでしょう・・・・とりあえずお茶でも飲んで、本でも読みますか・・・・・
さて・・・・本もつまらんし、ラジオもつまらんから・・・・
今日日中はどうなるのよ?・・・
上空から下へとチェックしていきますか・・・・・・
上空5700m付近の気圧の谷も、上で見た上空3000mと大体同じだけど・・・・大気不安定の目安になる上空5700m付近の寒気は・・・
東日本は-9℃の寒気にすっぽり・・・
北日本には-12℃の寒気がやってきて、
北海道の西側にC(コールド)スタンプがあるから、
寒気の小さなカタマリが北海道へドスン・・・・
こりゃ
不安定な天気になりそうだぞと・・・・
昨日までの雨があるから・・・
引き続き警戒ですねぇ・・・
寒気を見たついでに、
今夜の雲の様子も・・・・実況天気図と同様、
気温-露点温度<3℃のエリア・・・ちょっと広めに塗ると曇りのイメージのエリア。
北海道じゃ晴れないね・・・だけど
それ以外は晴れそうですな。
晴れるのはイイけど、寒気も南下しているから本州では
夕立があるんじゃないの?
地上に近い
上空約1500mの気温もチェックしておきますか・・・・・
地上付近にもそこそこ寒気が入ってきてるジャン・・・・そりゃ寒さで目が覚めたんだから・・・・
大気は安定傾向だから夕立はなさそう・・・でも、一応不安定の原因・・・
暖湿気の様子もチェックしておこう。
暖湿気は南岸まで・・・
全国的に乾燥冷涼な空気に覆われる・・・・・・
「気温は上がっても過ごしやすい」っていうコメントをお天気キャスターがするパターンね。
で・・・
北日本の雨は?
日本海側中心ね・・・・・
熱帯低気圧・・・発達しそうもないな・・・追跡は必要だけど・・・・・
疲れちゃったから、MSM(別のシミュレーション)で
具体的な雨の変化をチェックしちゃえ・・・・
うんうん・・・・先のチェックどおりね・・・・・・
・・・・・
以上で、Kasayanの今朝の行き当たりばったりのチェックの流れは終わりにします。
でも、これだけじゃあんまりなので、
今夜の予想図にザックと解説をまとめておくことにします。
16時20分追記
あらららら・・・・
13時05分、気象庁が台風14号を観測したと発表。計算値と衛星画像で見る限り、今日中に
台風14号まで発達するとは思わなかったんですが・・・・これぞ
ゲリラ台風ですね。時間があれば、今後の計算値など夜に追記してみたいと思います。
(最新のMSMシミュレーションでも台風の目安風速17.2m/sギリギリ。台風情報でも明日15時・・・10日15時でもようやく20m/sの予想・・・。熱帯低気圧に限りなく近い台風14号ですが、雲のまとまりはそれなりに台風のカタチ。どうなるのか?軽々しい判断はできませんけど・・・・。問題は明後日あたりから暖湿気が太平洋岸に流れ込んで、災害の地にイタズラをすること。この点は要注意だと思います。
20時50分追記
気象庁
台風進路予想図及び
GSMモデル、ならびに
アメリカGFSモデルを比較しても・・・・
発達、速度については不明です。
ただし、
沖縄方面へと進む確率は高いと思われます。
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(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNIより使用許諾を得ています)
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