猛暑いつまで?今日の雷雨は?(8月16日)
この
猛暑はいつまで続くのか?
盆も終われば8月も後半・・・ボチボチ
秋の気配が恋しくなってくる頃ですが・・・・・
まずは、
今日日中の気温分布の計算値から・・・・
津軽海峡を境にオレンジ色と黄色で温度分布の違いが明瞭になっていますが、書き込みのとおり
秋雨前線が季節をわけています。
秋雨前線が頭上を通過して南側になれば秋がやってくるわけですが、なんと!この
秋雨前線が週末に九州方面まで南下してきそうな気配。
気温の平年差のグラフでチェックしてみると・・・・
平年差1~2℃程度でぬか喜びさせられることが多いのですが、
週末あたりからキッチリと
平年より4℃程度も低くなって、それが
しばらく続きそう。
こりゃ涼しくなるぜ・・・・と嬉しくなりますけど、
前線通過時には、大雨のおそれも。
まだまだ活発な太平洋高気圧と、
暖かい空気の中に、冷たい空気がムリヤリやってくるわけですから、梅雨末期の梅雨前線のように、
前線も活発になります。
この週末、涼しくなるにせよ、大雨のおそれがありますから、
夏休みも終わりに近づき、レジャーの強行軍で事故がないように注意してくださいね。
【今日の雨】
今日の雨も昨日同様、
北海道のベタ雨、九州の活発な雷雲による雨、その他のエリアの局地的雷雲による雨の3パターン。
普通の天気図で見る限り、
昨日とほとんど同じ気圧配置になっています。
ただ・・・・
東日本付近の雷雲の様子は日々微妙に変化しています。
例によって、雷雲の発生・発達に大きく影響してくる
暖湿流(雨の原料)の様子。
今日はちょっと趣向を変えて、
水蒸気画像という衛星画像と、
レーダーも併せて掲載してみました。
暖湿流といってもなんとなくイメージしにくいですけど、レーダー画像で日本海や太平洋に線状のエコーを見るとなんとなくリアルに感じてきませんか?
さて、
暖湿流が九州に直撃・・・というところは昨日と同じですが、
日本海側と太平洋側への回り込む流れが変化してきそうです。
というのも、日本海をうーんとゆっくり南下しつつある
秋雨前線上に低気圧が発生して、
暖湿流を北へ吸い上げる傾向が出てくるから・・・・ゆーっくりなんですけどね・・・・・
となると、日本海側での雨が活発になってくることが予想されますが、秋雨前線の南下も加わってきますから、
大雨のおそれが出てくるエリアがどこか?これから注意しておきたいと思います。
で・・・今日の
具体的な雨の様子は・・・・
九州と北海道の大雨は一目瞭然ですね。
午後、紀伊半島を越えて流れ込む
愛知県方面の雷雨は、あっても局地的。
静岡~関東沿岸を北上する流れの湿り気はちょっと多そうなので、収束が強い
山梨県・東京都多摩方面、秩父方面は太い点線を引いておきました。
また、
北陸方面に流れ込む暖湿流・・・北アルプスのブロックがありますから、
北アルプスと北信五岳を迂回してどれだけ長野県方面に流れ込むか?・・・昨日と同じくらいと見積もって線を引いてあります。
中部山岳で完全に振り分けられた北と南の風がぶつかる
北関東・・・・
昨日並の激しい雷雨は想定しておいたほうが無難でしょう。
なお、
発生した雷雲は昨日同様、上空3000m付近の南西風で北東に流されますから、雷雲(赤の点線)の北東側の地域も安心はできません。
デジタルの世の中・・・暖湿流や流線以外の様々な天気図を見ながらアナログに考えているので、あくまで目安程度にしかなりませんけど、多少なりとも役立てばイイんですけど・・・・
気象庁レーダー(基本ツール):
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
河川情報センター(広域詳細チェック用):
http://www.river.go.jp/
Xバンドレーダー(地域詳細チェック用):
http://www.river.go.jp/xbandradar/
東京アメッシュ(地域限定詳細チェック用):
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/
【昨日の雷雨】
なにしろ頭はアナログなんで、
昨日の反省も必要になります。
昨日の予想は
”当たらずといえども遠からず”だったと思うんですけど・・・・・・ちょっと
イマイチでした。
詳細は図に書き込んであるので、興味のある方は目を通してみてください。
ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)
にてどうぞ。
可能な限り返信いたします。
(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNIより使用許諾を得ています)
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