九州大雨、本州回復・北海道不安定(6月11日)

kasayan

2011年06月11日 07:24


 今朝のテレビの天気予報のキャスターは、多少の違いはあれど、こんな解説をしたのではないかと・・・・




 だけど・・・こんな朝・・・・視聴者が一番知りたいのは、「何時雨が止むんだよ?」でしょう。




 そんなとき、視聴者の関心は、雨のアニメや、時系列に表示されるピンポイント予報に集中してしまいます。

 でも・・・・リアルすぎるこのアニメも、あくまで生の計算値ですから、計算値のクセやズレを見込んだ安全マージンをとって見ないと失敗します

 何度も書いてきましたけど、気象庁が発表している予報文に書かれている”雨が上がる時間帯”を正確に読みとって安全マージンを考える必要があります。

 各地の予報文: http://www.imocwx.com/yohoud.htm

 ちなみに、「昼前」という表現は9時~12時、「昼過ぎ」という表現は12時~15時、「夕方」は15時~18時の時間帯を意味しますから、これらの定義を意識しながら予報文を読んでみてください。

 で・・・具体的な雨と風の様子




 前線が南下して、回復の様子が顕著のなり始める昼頃の様子。

 とくにコメントはありませんが、上の天気図の解説と併せてご覧ください。

 最後は、Kasayanの備忘録。
 北日本に影響するおなじみの「寒気を伴った上空の気圧の谷」の様子と、今朝の大雨の原因を探る一枚の天気図を掲載しておきます。

 下の図の矢印は上空の強風軸。
 二つの上空の「川」が大雨のエリアで合流していることがわかります。











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