9日は夕立?晴れても大気不安定(6月8日-2)
明日
9日の朝はブログ更新ができないので、8日夜に前倒しで
9日の天気をチェック。
ポイントは
「晴れても大気不安定」です。
朝9時の予想天気図にポイントを書き込んでおきました。
ザックリとまとめると
「梅雨前線が南下して晴れるけれど、寒気を伴った上空の気圧の谷がやってきて、東日本・北日本の山沿いを中心に大気が不安定。雷雨や突風に注意」ということになります(ありきたりの天気予報みたいでつまらないですね)。
上空の寒気・・・については、普通の天気図では分かりにくいので、
上空の天気図で簡単に説明。
まずは、
「上空の気圧の谷」の部分。
上空の天気図の
実線が南に凹になっている部分・・・・ここが
上空の気圧の谷。
赤の点線で示してありますが・・・これが、日中、東日本・北日本の上空にやってきます。
「谷」というと、谷川をイメージしますけど、お天気の世界でも、水・・・雨に関係するのが「気圧の谷」。
気圧の谷付近・・・それも
谷の少し東側の空気は、雨雲ができやすい性質をもっています。
そして、明日の
谷の周辺の空気の温度は
-12℃以下。
地上付近が、今日のように日差しで温められて、上空に寒気がやってくると、地上の暖かい空気は上へ上へと昇り易くなって・・・・雷雲が発生・・・ということになります。
寒気を伴った上空の気圧の谷の
影響が現れてくるのが午後。
その頃の、
地上付近の風と雨の計算値を見ると・・・
東日本・北日本は、東海上の高気圧から吹きだす
南東の風の場。
一方、
日本海側は、大陸の低気圧へと吹き込む
南西の風の場。
二つの風が集まる赤の点線の付近で雨雲が発生。
夕方にかけて赤の点線の
南側へと発達する傾向です。
二方向の風が集まるところでは、集まった空気は上にしか逃げ場がありませんから、
上昇気流発生。
上空には寒気が待ち受けているので、水蒸気が水滴になって
雷雲が発達することになります。
「今日(8日)の計算」では、午後2時前後から雷雲が発達し始めるようですが、
明日(9日)朝の計算値では、タイミングやエリアが変化するかもしれません。
そこで、
朝(9日)、使い慣れている天気予報サイトで天気チェックをするのなら、安全マージンを考えて、自分の
周辺50キロほどの天気予報で雷雨が予想されているか?何時頃から降りだすのか?ということチェックするのがオススメです。
一方、
風向や風速は・・・まず
この計算値でイイと思います。
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